川越リバーのブログ

ソフトテニスが大好きな「川越リバー」の動向です。HP「リバーの小部屋」も訪ねてくださいね、会員も募集中です

永遠の文学少女の花

2020年07月30日 17時20分10秒 | ソフトテニス

 朝10時前、グラウンドの周りをひと歩きしてテニスコートに戻ると、黄門様を囲むように輪が出来ていました。「アッ…」-大切なテニス仲間の一人、ポッキーさんの訃報です。丁度1年前、同じコートで練習中に急性大動脈解離を起こして倒れました。救急搬送され、厳しい手術にも耐えて退院。1カ月前には退院後初めてコートに姿を見せ「もう一度、皆とテニスをするんだ」と、帰りには車椅子を降りて自力で歩いてみせていたのに…。

 亡くなったのは2週間前。その4日前、胸を押さえて「痛いから、何とかして」と、黄門さまに抱きついたそうです。恐れていた2度目の大動脈解離です。「(我慢強いから)あんな(胸に飛び込んでくるような)ことは、いままでなかった」と言う黄門様。みるまに顔がくしゃくしゃになり、涙が頬を伝いました。こういう情勢(コロナ禍)なので身内だけで、最期のお別れを済ませたそうです。「寂しいよ。何をするのも寂しいよ」-いつも元気一杯の黄門様が人目もはばからず泣いています。こちらも、思わずもらい泣き。でも、さすが黄門様です。すぐに元気一杯に練習開始。きっとポッキーさんも「頑張って!」と空から応援してくれているはず。

 きょうの花は我が家の玄関先に咲く「ムラサキシキブ(紫式部)」。日本に自生する低木です。薄紫の小さな花と、秋になる濃い紫の小粒の実は、永遠の文学少女のようだったポッキーさんに良く似合います。有り難う、ポッキーさん。享年82歳。合掌。

(64蛍)


初鳴きを聞く花

2020年07月29日 15時56分31秒 | ソフトテニス

 関東甲信越の平年の梅雨の長さは43日間だそうです。今年は6月11日頃に梅雨入り。例年通りなら、7月20日過ぎには梅雨明けを迎えたはずですが、どうやら「50日」を超えて8月にずれ込みそうな気配です。1993年がそうでしたが、気象庁は立秋を過ぎてしまうと「梅雨が明けた模様だ」と宣言しないとか。ちなみに今年の立秋は8月7日です。

 水曜会テニスの日ですが「コートは水が溜まっていて利用不可」。運動する代わりに2㌔ほど離れた本屋まで、途中、2回ほど傘を差したり閉じたりしながら歩きました。欲しい本は3冊でしたが、あったのは1冊だけ。コロナ禍もあり、このところ都心の書店に足を運ぶことが減りました。歩くのは苦ではありませんが、そのうちネットで本を買うことが増えるかも。

 帰り道。「ミーン、ミーン」と、けだるいミンミンゼミの声。初鳴き?。開花を観測する桜や初飛行を記録するツバメなどとともに気象庁の「生物季節観測」に入っていて、その「初鳴き」を観測対象にしている気象台もあります。アブラゼミと違って暑さが苦手なのだそうです。どうやら公園のケヤキか桜の幹に止まっているようですが、姿は見えません。見つけるのを諦めて眼を転じると、「シモツケ(下野)」が1㌢に満たない薄紅色の花で細かな雨粒を受けていました。もしかしたらミンミンゼミの初鳴きを聞いていたかも。明日のリバーの練習も雨の中でしょうか。

(64蛍)


複雑すぎる花

2020年07月17日 15時48分00秒 | ソフトテニス

 雨。小人閑居して不善を為す-どうせ、家にゴロゴロしていても碌なことをしないだろうから、雨の止み間に散歩に出ました。堀兼の畑地を横切るように流れる不老川は、このところ雨で茶色く濁り、水かさも増して普段余り聞くことのない瀬音を立てていました。背丈が軽く1㍍を超えた里芋の葉に、貯まった雨が水銀玉のようにキラキラと輝いています。いたずら心を出して70㌢くらいの楕円形の葉の端をツンと弾くとサーッと水が流れ落ち、遠い遠い少年時代にも同じことをしたような気がしました。

 畑地を斜めに横切る旧鎌倉街道を歩いていて、クロアゲハ蝶がヤブカラシの花に集まっていました。数㍉のオレンジ色の花は蜜が豊富で蝶や蜂たちのお気に入りだとか。ところで、蝶の数え方をご存じですか。牛や馬などと同じ「頭」です。もちろん「匹」で数えることもありますが、学者先生が使うのは何故か「頭」です。どうしてでしょうね。

 さて、きょうの花は家の近くの森の小径などで出会った「ヤブミョウガ(藪茗荷)」です。白い花は1㌢弱。雌雄両性花と雄花があり、黄色い葯の間の雌しべが長く飛び出しているのが両性花で、黄色い葯の間に雌しべが埋もれて見えないのが雄花。いくら観察しても見分けられません。どうして、そんな複雑な“性”を持っているのでしょうか。世の中、不思議に満ちていますね。明日は雨でなければリバーの練習日です。

(64蛍)


消えてしまった花

2020年07月15日 13時55分34秒 | ソフトテニス

 水曜会の日ですが、このところの雨で「コートコンディション不良」、残念ながらテニスはお預けです。予報では、午後はまた雨。なので、散歩を兼ねて、先日、見つけ損ねた花を探索することにしました。花の名前は「ニワナナカマド(庭七竈)」です。

 数週間前の散歩中に小中学校のフェンス脇で、2㍉くらいの白い粒々を一杯つけている植物を発見しました。「花の後の実なのかな…」と、あまり観察もせずに通り過ぎました。その後、1週間ほどして再び通ると、今度は梅に似た1㌢ほどの白い花が咲いていました。実かと思ったのはツボミ。花がナナカマドに似た落葉低木なので、庭七竈と。中国原産で「チンシバイ(珍珠梅)」とも呼ぶようです。花の写真を撮ったのですが、出来栄えは今ひとつ。そこで、撮り直そうとニワナナカマドが咲いていたと思う場所を探したのですが、花の姿はありません。場所を間違えているのか、やはり誰かが刈り取ってしまったのかも。

 写真を諦め、そのまま散歩を継続しました。地域の特産の里芋は背丈が1㍍を超え、葉も7、80㌢にな育っています。各地で大きな被害を出している雨ですが、どうやら里芋には恵みの雨。日本に伝播したのは稲よりも早い縄文時代。奄美諸島では水田のような環境で育てているそうです。

(64蛍)


虫を集める花

2020年07月13日 12時42分36秒 | ソフトテニス

 梅雨空です。夕方からは雨、「明日のリバーの練習は中止かも」と、思いながら散歩に出ました。住宅街にある小学校と中学校の脇の道端で「スペアミント」が房状に白い花を咲かせ始めていました。よく見ると白い花に昆虫が集まっています。ホバーリングしているのはハチかミバエの仲間でしょうか。後で調べて分かったのですが、花に止まった1㌢弱の丸い体の虫は「ヨモギハムシ(蓬葉虫)」です。身の危険を感じると、黒っぽいメタリックの体をひっくり返して死んだふりをするとか。名前の通り蓬の葉に集まるようですが、ミントも好物なのでしょう。

 虫に習ってミントの葉を摘まんで嗅ぐと、「すーっ」とした薄荷(はっか)の香りが鼻孔一杯に広がりました。ミントの近くには、もう一つ名前を調べたい花があったのですが、見つかりません。思い違いだったかと、咲いていたと思われる辺りを何度か行きつ戻りつして探しましたが空振り。「まさか」とは思うにですが、ゴミ集積所には刈り取った草や枝葉を入れたビニール袋が積まれていました。もしかしたら草刈りの“犠牲”なったのかも。別の機会にもう一度探すことにして、散歩を継続。きょうも、昼前に1万歩を歩きました。

 明日の練習はお流れかもしれませんが、参加される皆さんに「ムカデ情報」です。昨日の桜の練習中に、北東の出入り口で仲間が体長10㌢を超えるムカデを見つけて駆除しました。多分、マットの下などにいたのでしょうが、木陰に置いた荷物を取るときには十分に気をつけてくださいね。

(64蛍)