昨日、テニスから帰って郵便受けをのぞくと、喪中のハガキが2枚。1枚は奥様宛で、もう1枚は私に。「父、○○○が9月8日に逝去いたしました…」。誰がお父さんを亡くしたのかと、読み進めると、亡くなったのは大学時代の親友の1人。74歳。亡くなった状況は書かれていません。2年ほど前、数年ぶりに連絡を取りあって、もう1人の親友と3人で会ったときには、大学時代の思い出やこれからの夢を昔のように腕組みをして笑顔で話していたのに…。
半世紀前の思い出です。激しい学園紛争で授業のない日が続き、迫る卒業。久しぶりに出会った彼が「週刊○○○でアルバイトを始めた」。お互いにマスコミで働くのが夢。良く読む週刊誌だったので「どうやって“潜り混んだ”の? うらやましいな」。彼は卒業後も、このときに開拓した人脈を生かして活躍していました。息子さんとは会ったことがありませんが、最期の様子を知りたくて電話をかけましたがご不在。もう1人の親友に連絡すると、「エッ…」と絶句。コロナ禍が落ち着いたら、お墓を聞いて2人でお参りすることにしました。
セピア色の青春が少しずつ消えていきます。でも、生かされている以上は、残された時間を大切にして、シニア色に輝く新しい夢を精一杯追いかけようと思います。今朝はたまっていた雑用を片付け、午後からは買い物。帰宅して散歩へ。西日が当たる森の木陰で咲く「ツワブキ(石蕗)」に出会いました。冬の寒さに耐え、日陰でも頑張る花。明日は桜の練習日です。
(64蛍)
コロナ禍の中、葬儀の案内もままならなかったと思いますが、本当にビックリし、寂しい思いとそのような年齢なんだと改めて自覚しました。