凡夫の日常(たんたんぴー日記)

たんたんぴー(キジョラン)は綿毛のついた種です。風に吹かれてどこに飛んでいくやら。淡々坦々にも通じる気持ちです。

御坊老いらくの恋修羅場

2018-02-05 | 日記
御坊市には安珍清姫伝説がある。イケメン僧に恋した若い娘一夜の契りを交わしが結婚の契りを破られ蛇になって追いかけ鐘の中に逃げた安珍を蛇が火を噴いて己が身共々焼き死ぬという。和歌山県御坊市で老人の三角関係で凄惨な事件が起きた。安珍は80歳代、清姫は60歳代の二人の女性。今安珍はまめに女性に親切を施していた。この関係は長く十数年に及ぶと言う。最近といっても数年、新たな女性とも懇ろになり三角関係の泥沼劇が始まった。新しい老女はどうも嫉妬心と独占欲が強く最初の女性の家に押しかけ窓を破り侵入するなど老女とは思えぬ乱暴ぶり。とうとう殺人?事件に発展し世上の注目を浴びるに至った。
昔から老いらくの恋というが老人は先行きが短いので過激になるそうだ。そういえば10年近く前何処の人か分からないが話しかけてくる60代女性がいた。最初は花壇の花のことが話題だったが困りごとを話すようになってきた。その内容とは
彼女はまあ男好きな容姿でアパート(安?)に一人で住んでいて、隣に70代の男が引越してきてしきりに女性の動向を探り用もないのに訪ねてくる。その内彼女がトイレに入ると奴もトイレに入るようなので困っているというものである。確かにかなりアブナイ話である。
半年後彼女と出くわしたときは笑顔だった。彼奴は死んだという。生い先短い(たぶん不健康)にもかかわらず女を求める男の心理は先の御坊の老人と通じるものを感じる。そういえば近所の男も女も老人は恥も外聞もなく己の欲望に正直な奴が多い。恥じらいというものはないのだ。凛とした老人は希である。古希とは凛とした老人に贈る言葉にしたい。
40年後は半数が100歳を迎える予想らしい。いい加減にして欲しい。