凡夫の日常(たんたんぴー日記)

たんたんぴー(キジョラン)は綿毛のついた種です。風に吹かれてどこに飛んでいくやら。淡々坦々にも通じる気持ちです。

マイナンバーは個人情報丸裸、そして超監視社会の誕生

2015-10-04 | 日記
 安保法制以上に不透明なマイナンバー制度が実施された。運用について国民には一切周知されていない。中身は国民背番号と同じだ。名前を替えただけ。利用の範囲を広げただけ不安だ。どこの誰がどのようにマイナンバーを使って個人情報を得るかのルールだ。日曜7時半からのフジTV番組のなかで内閣府の人間がNHKのマイナンバーを利用するという籾井発言について否定しなかった。NHKが個人情報をマイナンバーから得る権利をどうして持つのか?。政府が法律で閲覧収集の権利を与えるのか?。また、誰でも他人の個人情報収集できるのか。内閣府はしっかり説明しなればならない。

 NHKはマイナンバーで不払い者の転居先を突き止めて不払いを許さないということらしいが、裁判被告をマイナンバーでいいというのなら不合理とはいえないが、裁判で相手の住所をあぶりだせるのならDV夫が逃げている妻相手に裁判を起こせば住居が分かることになる。もちろん裁判所はそのような事態を想定し地方自治体もしっかりブロックすればいいが脇が甘い、安心できない。

 マイナンバーは国や地方自治体に限らず民間業者も扱い、さらに買い物する時もマイナンバーが必要なら共産主義よりひどい社会ができる。20年以内に人工知能は人間の頭脳を凌駕し、量子コンピューターも実用化され、自動車の自動運転、監視カメラとの連動で一人一人の行動を監視するのはたやすい。