凡夫の日常(たんたんぴー日記)

たんたんぴー(キジョラン)は綿毛のついた種です。風に吹かれてどこに飛んでいくやら。淡々坦々にも通じる気持ちです。

遺骨は船に乗って

2014-11-23 | 日記
遺骨はお寺の墓に入るというのがこれまでの常識だった。最近は散骨や共同墓というのもある。家の庭に墓を作ることはできないが保管は問題ないがいつまでも置いておくわけにはいかないだろう。家の庭に散骨するのは問題ない。遺骨はリン酸カルシウムだから花壇や木の肥料なりその内溶け自然に還る。
故郷の海に流してもらうのが一番か。故郷の海は真冬には強い陸風が吹き波がほとんど立たない。晴れた午後の海に薄い紙の船に遺骨を乗せて放てば忽ち沖合に出帆する。やがて船は溶けそこがおいらの彼岸だ。誰も知らない静かな眠りさ。