アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

まだ金色(こんじき)の実ではないけれど..

2015年08月26日 | 日常生活
あと一か月でしょうか,この「こんじき」と言える稲穂の刈り取り。
幼い頃の農家の方々,というか父の実家の周辺では,鎌で,手で刈っていましたね。
みんなで腰を曲げて,汗をかき,同じ時間にくつろいで,おにぎりを食べて。
そんな農家の皆さんがまぶしかったものでした。

30年と少し前位に,最上川の恵みと郷土・酒田を歌った組曲の詩を提供してくださった菅(すが)さんという恩人がおられ,前述の「こんじきの実を育んだ」という詩の一節を書かれました。
これに曲をつけたのが,恩師の田中先生でしたが,このコンビは,アマチュアに提供するだけでは勿体ないという位の才能とセンスのかたまりでした。
こういう方々の薫陶を受けるなどして,私は仙台に転勤し,さらに今井先生らに出会うこととなります。

郷土出身の吉野弘先生の詩なども同様ですが,単に北国,単に山形,というだけでない,壮大な最上川の下流,そして酒田港などの情景をベースに歌われて,余人がどう言おうと,ゆるぎなく絶対的な,土着かも知れない光景・体感があります。
震えるくらいに...

ここで余談は不要なのでしょうが「菅(さん)」について。
最も多いのは,道真公ゆかりなのか「菅原」さん,先の「すが」さんに「かん」さん(どっちも代議士というか閣僚)
で,この「菅」は本来「スゲ」という植物で,菅の原っぱが菅原さんでスゲハラの変化形,スガさんもカンさんも,いきなりの変化形。
「菅原」さん自体が「菅」を知らなく育っておられたりするのはビックリです。

ちなみに,象形文字的に言うと,私の苗字の一字目は「水という篇」に「蛇」です(意味わかりませんね)
けれど,これらの話は,単に国語辞典ではなく,かなりの人が「お世話になりにくかった」漢和大辞典あたりで調べると,色々と意味・いわれが分かってくるものなのです。
ハンコに出てくる「よく分からない文字」(篆刻文字)なども出てきて面白いと思います。
この辺りは,意外に文系よりも理系の人間の感覚なのかも知れません。

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