・結成5周年 初めてのチャリティによるコンサート
・意図あり,逆順でご紹介していきます("十曲コンサート"の割に18曲+アンコ2曲=計20曲)
・開演 平成26年10月13日(月・祝)14時
・場所 チャーチ・オブ・ゴッド 酒田キリスト教会 ニュー・チャペル
・曲/ガスパリーニ アドラムス・テ クリステ
・指揮 池田修一
【映像と音声に微妙なタイム・ラグがあります】
[司会]
次は,バッハとハイドンの中間頃の人で,ガスパリーニという作曲家の「御身(おんみ)を崇(あが)めん」という曲です。この曲は,旅行先のボローニャでモーツァルトが写譜して持ち帰ったため,長い間,モーツァルトの作品と誤解されてきました。
詩は「キリストを崇め,賛美します。あなたの十字架によって,世の中を救われたから」という明快なものですが,マイナー,いわゆる短調で綴られています。
色々と印刷されるようになった近代,何種類もの楽譜が出ており,最後を幸福な和音で終わらせるもの,わからないものなど,様々あります。
本日は「わからない方(ほう)」の楽譜で歌いますので,想像の翼を広げてください。
(追記)平均律などで有名なバッハ以降で,タルティーニやガスパリーニなどは,未だポリフォニーの香りする「守旧派」的なイメージも持たれると思います。
けれど,私としては,合唱の原点を思わせるシンプルな曲たちこそ,与えられたものでなく本当に心地よいハーモニーそのものであると思います。
そのような意味において,今後も好きな和声を奏でさせたいと思わせる「たかが小品,されど小品」なのです。