アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

珍しくたっぷりとNHK学校音楽コンクールを鑑賞(Nコン・中学校の部)

2009年01月25日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
「まあ,こんなモノかな!?」感のあった小学校の部に対し,中学校については,過去の経験から「どれだけ高校生レベルの合唱が聴けるか」という期待をした。
が,その期待は,良い方に裏切られた(うれしい不意打ち,ってヤツ)

銀賞レベルまでの団体では,例年どおり「なかなか上手」などと思っていたが,金賞の郡山市立の中学校は,まったく違っていた。

自分も思春期の男性の声になる頃に経験したが,声変わり直後の無理のできない,あるいは自分の声を把握できていない時期の少年たち...
意外にも発声やピッチ,ボリュームなどに無理がなく,男女ともに「無色透明」な響きとなっていた。
大人でもなく,声変わり前の「少年」でもない,15歳くらいでしか出しようのない合唱だったと思う。

郡山市立郡山第二中学校 課題曲 アンジェラ・アキ作詞・作曲「手紙」


同 自由曲,V.ホルンボー作曲
「Benedic Domino, anima mea」はこちら

シューベルト「ミサ曲第5番とドイツ・ミサ曲」のCDとドイツ..の楽譜も買い

2009年01月25日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
CDの扱いとしては「ミサ曲第5番」メインなのだが,「ドイツ・ミサ曲」の入っているのを買った。
アンド「ドイツ・ミサ曲」の楽譜も買った。
でなぜにドイツ・ミサか。

それは井田泉さんのブログにおいて明快に記されている。

[以下は引用]
ドイツ語による宗教作品は教会では演奏を禁止されていましたが、それ以外の場での演奏は認められていた[引用終り]

私見だが,当時(たぶん)「少年+男声」などが中心の教会の聖歌隊(英語で言う"Choir")が高度な合唱を「支配」していたと推察されるが,これに対して平易な自国語で書かれた「宗教的自由詩」に初歩的なコーラスを付けることで,万人向けの入門曲として流布していったのではないかと思う。

私が生まれて初めて混声四部合唱曲として歌ったのは,このミサ曲の中の「Sanctus」(正確には"Zum Sanctus"...サンクトゥスのために)である。
言葉としても初めてのドイツ語だったが,初物づくしの私たちにとっては,入り易い詩であり曲であった。

ただし,歌ったものは普通の音域に編曲されてものだったが,原曲は今で言う「かなり低めのソプラノ」になっている。
逆に考えれば「Contra-alto」(非常に高い)という「男声のファルセット」あたりを意識している音域にも思える。

ともかく,ピアノかオルガンの伴奏付き,あるいはアカペラでも歌える曲であり,ハーモニーの基本を確認できる意味ではベストな曲だ。

が...私の妄想では「採用」だったのだが,実際には,いつ歌えることになるのやら(笑)