栗の花が咲くころゴマを播種
栗の実が収穫時期を迎えたころゴマの収穫も・・・
種をまく時期も収穫時期も栗が基準になる作物で、
私の畑のすぐそばに栗林がありますのでとても重宝しています。
茶さじ1パイのゴマを蒔いておくと「一粒千万倍」という言葉があるように
1年間充分に食べるだけのゴマが収穫できます。
それとごまは樹と葉っぱが込み入って茂るので
下に草が生えにくく、夏場の草と格闘しなければいけない
畑作業にとってはとても都合が良い作物です。
しかし、良いことばかりではなく収穫後の始末は大変手数がかかります。
①1本づつ丁寧に刈り取ります(乱暴に刈り取ると熟した実が鞘から落ちてしまいます)
②刈り取ったゴマを束ねて乾燥させます(今日の作業は連れ合いにも手伝ってもらいました)
③束ねたゴマをハウスの中で乾燥させます(天候にもよりますが乾燥には1週間から10日位かかります)
④乾いてきたら殻をたたいてゴマを鞘から落とします
⑤鞘から取ったゴマの中の大きなゴミを取り除き
⑥箕に入れて軽くあおって細かいごみを取り除きます
唐箕があればよいのですが・・・そんなものはもう資料館にあるくらいでしょうか?
⑦これが終わったら未熟な実を選別します。
⑧次に水で手早く洗い、手早く広げて乾燥させます。
洗うときに時間をかけすぎると実が水を含んですぐに発芽してしまいます。
こうなると食することはできません。
私は網戸の上に薄く広げて扇風機をかけっぱなしにして風で乾かします。
⑨乾燥が終わったらもう一度手選別で悪い実を取り除きます
こうしてやっとすべての作業が終了となります。
これほどの手間をかけても国産自給率0.1%のゴマを食べる贅沢を
味わいたくて毎年栽培します。
だって煎りたてのゴマの香りと味は格別ですもの!