幸せのカケラ

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男と女のargument論

2015-06-09 17:03:53 |  ├言葉と交流のはなし

+++ことばブログより+++



アメリカ人のDさんと【argument】について話していたときのこと。

ちなみに英和辞典によると【argument】は

1.〔人との/…についての〕
 (事実・論理にもとづく)議論、論争
2.《米略式》口論、口げんか
3.〔…に賛成する/反対する/…という〕
 主張、論拠、論点;道理、理由

とある。

【argument】について語ろう
そして【argument】してみよう
ということでトライした結果、私は自分がいかに
【argument】を苦手としているかを再確認することとなった。

ビジネスにおいて、時に意見をぶつけ合うことは大切だ。
けれど、日常生活においてはあんまり関わり合いたくないと思うのが正直なところだった。

するとDさんがこんなことを言った。


「男は【argument】が好きだと思うよ」

 え?そうなの?!

「うん。主にスポーツにおいて僕たちはよく【argument】する」

 あ~、なるほど。
 確かに贔屓のチームがあると熱くなる人がいる。
 女性にいないとは言わないけれど、確かに男性に多い気がする。

「盛り上がるよ!そしてゲームが終わったらそれで終わりさ」


なんて健全な【argument】。
【argument】はマイナスのイメージが強かったのだけれど、
むしろ彼らはこれを楽しんでいる気がする。

そう伝えたら彼も同意してくれた。

「たまーに、自分のチームが負けると翌日まで不機嫌な人もいるけどね(笑)。
 大抵は後々まで尾をひいたりはしないものだよ」

それはいい。
翌日までご機嫌ナナメが続けば、関係のないまわりの人間にはいい迷惑だもん。


ところで、同じことが女性にも当てはまるだろうか?
思い巡らせてみたが、女性同士で【argument】を楽しむ絵は、
私には思い浮かばなかった。


アーティストでもアイドルでもいい。
たとえば好きなグループがあったとする。

その中で一番のお気に入りメンバーは誰か。

そんな話をすることはある。

「私はA君!へ~、あなたはB君が好きなんだ!」
とか
「私はC君の◯◯なところが好き。D君は好みじゃないのよね~」
なんて言うことはある。

でも私たちの会話において
自分の好きなメンバーを相手に押し付けることはないし
相手の好きなメンバーを否定することもない。

むしろ好きな人が被らなくてよかったね、なんて思うくらいだ。
少なくとも、私は。

まぁスポーツと違って勝敗がつくわけでもないから、
そもそも【argument】する必要性もないのだけれど。



そんな話をする中でふと疑問が湧いてきた。

 何故、男性は【argument】が好きなのか。

その疑問に、Dさんがおもしろい答えを返してくれた。

「男は子どもの頃からプロレスごっこをするでしょ。
 僕もしたし、今の子もしてる。
 学校でも授業が始まる前に男の子はよく取っ組み合ってるよね。
 でも女の子たちはそういうことをしない。
 その大人版が【argument】なんじゃないかなと思うんだ。
 だって今、仕事の合間に僕が誰かと取っ組み合ってプロレスしてたら変でしょ」


はっはっは!
確かに!!

湧き出てくる闘争心。
アクティブな本能は、そんな形で現れるのか!

確かに私にはない。
子ども時代、外を走り回ってはいたけれど、取っ組み合ってはいなかったもの。


こんなところで異なる男と女。
そして
男の子が取っ組み合うのは日米共通。

…世界、共通?(笑)


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