出稼ぎ男性ブタ肉の食べ過ぎで死亡 遺族が6万元の賠償金を獲得――中国河北省保定市

2014年3月14日、東北新聞ネットは、出稼ぎ労働者の男性が職場の工場の厨房で大量の生ブタ肉を盗み食いした後、消化不良による臓器衰弱で死亡し、その遺族が工場からの賠償金6万2000元（約103万円）を獲得したと報じた。

食べ過ぎて死ぬということが本当にあるのだろうか？
近日、河北省保定市白溝鎮の男性が生のブタ肉を盗み食いしたことが原因で、最終的に消化不良から臓器衰弱を起こし死亡した。3月1日、現地警察の調停により、死者の遺族は工場から6万2000元の賠償金を受け取った。

白溝鎮の警察によると、安徽省籍の男性・徐（シュウ）さん（20歳）は、春節後に白溝鎮於家荘村のキャリーケース工場に出稼ぎにやってきたという。徐さんは知的障害があったため、春節後の雇用は難しかったが、工場の責任者である于（ユー）さんは、徐さんを雇用することにした。





2月7日、徐さんは体調が悪いと言って、于さんに病欠願いを出した。

2月8日、于さんが徐さんを見舞いに行くと、病状が悪化していたため、すぐに医師を呼んで徐さんを診察させた。

そして、医師が詳しく話を聞いたところ、徐さんは前日、工場内の厨房で生のブタ肉をたくさん盗み食いした後から体調が悪くなったと話した。医師は検査の後、徐さんは消化不良のほか、ほかの病状がなかったため、消化を助ける薬を処方し、徐さんにたくさん水分を摂るように言い聞かせた。

2月9日早朝、于さんが寮に徐さんが仕事に出られるか聞きに行ったところ、すでに徐さんは死亡していた。

白溝新城公安分局は警察官の大量の捜査と法医学鑑定により、最終的に徐さんの死因は大量の生のブタ肉を食べたことによる消化不良、食べ過ぎによる多臓器衰弱により死亡したと確定し、他殺の疑いを除外した。

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徐さんが「食べ過ぎで死亡」した後、その遺族は、徐さんは自分で大量の生ブタ肉を食べて死亡したものの、当該工場には徐さんの異常な死亡に対し、逃れられない責任があるとして、工場に対し各項損失に対する50万元（約832万円）の損害賠償を求め、それにより、工場の責任者である于さんと大きな意見の食い違いが生じた。

最終的に事件処理担当の警察官による複数回に渡る双方の当事者との話し合いを経て、3月1日、于さんはその場で徐さんの遺族に対し精神損失費、葬儀費用等計6万2000元を一括で支払った。双方の当事者は調停結果に満足し、調停協議書にサインを行ったという。

（情報出典：東北新聞網　http://news.qq.com/a/20140305/014267.htm）
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