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「中国で一番有名な日本人」Kさんに対しての疑惑

2011年10月24日 14時27分19秒 | エッセイ
日本から娘の蘭蘭(ランラン)を連れて広州に戻って来て、約4カ月あまりが経った。
娘は生後13カ月になり、家中をハイハイして回ったり、つかまり立ちをするようになったので、ますます目が離せない状況だ。

今は、子育てのかたわら、レコードチャイナという中国のニュースを配信している会社と契約して、在宅で中国語のニュースの日本語翻訳の業務や中国人の知人が編集長をしている雑誌の記事を書いたり、翻訳の仕事をしたりしている。

私が翻訳などを手伝っている雑誌の編集長・Zさんは、日本語が堪能で香港系のテレビ局である鳳凰衛視(フェニックステレビ)に日中関係のコメンテーターとして出演しており、日本でも有名な歌舞伎町案内人の李小牧さんや「中国でいちばん有名な日本人」というKさんとも面識がある方だ。

(ここで「中国でいちばん有名な日本人」を伏字にするのはちょっと意味があるんですが…)

そんなZさんから、今度、鳳凰衛視のテレビ番組に出てみないかというお話があった。
私は以前、Kさんが出演したその番組をネットで観たことがあったが、私自身ああいう政治的なことや日中関係のこと、日本人や中国人をどう思うかとかについて、一日本人の代表的な立場で発言(日本の悪口をいう)できるような人間ではないと思い、「子どもの世話も忙しいし、ほかにも翻訳の仕事もあって忙しい。私はKさんのように政治や経済などの問題を語ることはできないし、あんなに調子よく話せない、考えさせて欲しい」と断った。

Zさんは、政治的なことじゃなくて良い、仕事と家庭、子どもをもつ女性として、中国人と結婚した日本人として、日本での帰国中に郷里の福島県で東日本大震災に遭った時の状況などが聞きたいと言っていたが、何となく気が乗らなかった。また、仮にテレビ番組に出演したとして、中国に10年も住んでいる日本人の若者として、Kさんと色々比較されたり、Kさんと同類視されたくないと思った。

日本の悪口を言うのは簡単で、それが一番中国人受けするに違いないし、テレビも視聴者も中国人の夫と結婚している日本人である私が、面白おかしく日本の悪口を言うのを暗黙の内に求められる気がしたのだ。仮に私が日本の悪口を言ったとして、それを利用して中国人の中での私の好感度を上げようとしていると取られるのも絶対嫌だった。

私はKさんと直接的に面識はなく、知人の知人という程度だが、それでも 「北京大学のカリスマ日本人留学生のKさんは、あの東京大学の法学部にスポーツ特待生で入学したが、北京大学に留学するために東大を中退した」 とか、彼の著書や出演番組を観るたびに何だか知らないが生理的に受け付けないのだ。単なる私の嫉妬かも知れないが、何だか発言が軽々しいし、自分は特別、エリートみたいな態度、番組に出演してる時も足を組んでふんぞり返ってる感じがして嫌なのだ。

そういうのが堂々とした態度に見えるのかもしれないが、私には何かの虚栄心というか、自分を大きく見せようとしているように感じられる。




また、「東京大学の法学部にスポーツ特待生で入学した」というのはどういうことだろうか?

私は東京大学のことは詳しくないが、東京大学にスポーツ特待生や推薦の制度なんかあっただろうか?
それに、彼は84年生まれで2003年のSARSが流行するなか北京大学に留学したことになっているが、本当に「法学部」に入ってから留学したのであれば、2003年に18(19)歳で中国に来ているのはオカシイと思う。だって、東京大学って1、2年次は皆、教養学部に入って、3年生から学部に分かれるんじゃなかったけ?…とか思うのだが。

こういう内容が中国や日本のインタビュー記事に複数掲載されていると言うことは、やはり本人がそう言っているのだろう。普通、インタビュー記事などは掲載される前に記事の内容に間違いがないかを本人が内容をチェックするはずだ。

それに彼は2010年3月に放送された「騰訊網」の時事番組『两会三人行:80后不反叛不自信 一直被圧抑』で「東京大学に受かった。自ら蹴った」とも言っているのだ。
http://v.youku.com/v_show/id_XMTYxODkzODI0.html?firsttime=132
(中国語の発音はいまいち)

日本で彼のことを疑問に思う人はいるのだろうか、また、ちゃんと経歴をチェックしてるのだろうか…、まさか有名人だからって無条件で信用してるってことはないよね?

こんな批判的なことを書いていると、彼に対する嫉妬からの名誉毀損とか、中傷とか言われそうだが、そうではない。
これが何を意味しているのか近い将来分かる日が来るだろう。なので、私は断固としてツイッター、Weibo(新浪微博)で彼のアカウントをフォローすることもないし、私のブログやツイッター上でも彼の著書を紹介することもないだろう。

ここで少し触れておくが、この件についてKさんと本を共著、番組出演した歌舞伎町案内人の李小牧さんもKさんへの手紙という形で注意を促しているので、ご参考いただきたい。
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2011/07/post-347.php

Xデーは近づいているのではないだろうか、信じるか信じないかは、あなた次第。

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コメント (2)
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