★~KIDのあれこれ雑記帳~★

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誕生日は怪しい寿司を…

2006年11月20日 15時21分47秒 | 怪しい食べ物
 10月14日に広州に戻って来ました。
しかし、ここ最近は全くブログの更新もしていなかったので、書きたい事が山の様に堆積しています。

これらを一つずつ記事にして行くのも大変な作業なのですが、何しろ相棒のミン様(広東人の男)がパソコンでゲームをしまくっているので、ブログの記事を更新できないのが悩みの種です。ここ最近は夜更かししてゲームばっかりしてるので、ミン様の健康の為にパソコンからゲームを一掃してやろうかと考えています。パソコンでゲームをするのは構いませんが、やり過ぎは目にも悪いし姿勢も悪くなるし、第一運動不足になりやすいのでは…と心配なのです。ゲームも良いけれど、家にいる時位は目や体を労わって欲しいなぁ、などと子供を思うお母さんの様な気分になっています。



ミン様、天河体育中心で。色黒なので、よく東南アジア系の人に間違われている。

さて、今日の記事は私の誕生日の出来事です。私の誕生日からは既に一ヶ月ほどに過ぎてしまいましたが、10月21日は広州市内の日本料理屋に行きました。その日本料理屋は『中森名菜』と言う店で、自称か他称かは分かりませんが『アジア最大の日本料理屋』だと、店のメニューなどに書いていました。たしかにアジア最大と書いているだけあって、店の中には滝や川まで流れ、お座敷席のほかにもテーブル席や鉄板焼き専用のカウンターまである豪華な作りで、客層も裕福な客層が集まる高級店の様な面持ちがありました。高級店の雰囲気を出す為か、広い店の光熱費を抑える為か店内は非常に薄暗く、メニューの字も見難い程でした。

今回は週末だった為、非常に客が多く鉄板焼きのカウンターはおろか、普通のテーブル席も満席。暫く待ってようやくテーブル席に座る事ができました。私達が座った席は鉄板焼き専用のカウンターの側だったので、調理人が鉄板料理を作っているのが見えました。ここの店では、炒飯やステーキ、海老料理など様々な料理を注文すると、目の前の鉄板で料理してくれます。私が見たのは、炒飯と焼きソバ、ステーキなどを調理している所でしたが、いい香りが私達の座っている席まで漂って来て、とても美味しそうでした。

私達が頼んだのは、鉄板焼きではなく、マグロの焙り寿司、寿司盛り合わせ、茄子の天麩羅、ワカメの酢の物でしたが、お味の方はと言えば、はっきり言ってあまり美味しくは有りませんでした。寿司ネタが乾燥していたり、トビコに食紅で毒々しい色を付けていたり...。

毒々しい色のトビコ、塩気が無く味気もない。



一番驚いたのは、中国人の店員に日本料理の食べ方で説教された事でした。作法がどうこうと言った説教ではなく、言わば店員の逆ギレと言った方正しいと思います。

中国人の勘違いだと思いますが、“日本人は皆、ワサビ好き”、“日本料理にはワサビを沢山入れる”と思い込んでいるらしく、寿司と天麩羅にこれでもかと言わんばかりにワサビが付いてきました。もちろん、ワサビには殺菌効果もあるし、寿司や刺身にたっぷり付けて食べるのが好きな人もいると思います...が!食べ物には人の好みや好き嫌いが有るので、日本人であっても私の様にワサビが苦手な人もいます。料理は美味しくないにしても、この日は誕生日なので楽しく過ごすつもりでしたが、店員の心無い行動のお陰で私の楽しい気分もぶっ飛んでしまいました。

私が使っている醤油や天麩羅用の天つゆに突然ワサビを投入したのです。

その店員は私達が楽しく食事をしている脇からテーブルの上にあるワサビに手を伸ばして勝手にワサビを投入!その上、ご丁寧にも私が使っている箸で混ぜ混ぜしたのです!しかも、ワサビを入れたときに醤油が飛んできて、私が着ていた白いTシャツに醤油のシミが!しかも、この店員知ってか、知らずか誤りもしないのです。ここは中国なので、日本の作法がどうこう言っても仕方が無いのかもしれませんが、何も言わずに突然ワサビを入れて、客の服に醤油を飛ばしても謝らないなんて、何て行儀が悪い店員なんだと憤慨しそうになるのを抑えて、

「何で勝手にワサビを入れるの?!最低でも入れて良いか、聞いてから入れて。私はワサビが嫌いなので、天つゆと醤油を取り替えてくれ。あと、醤油が飛んできてシミになったから早く布巾を持ってきて。」
と言うと、

「ワサビを入れたほうが絶対に旨いんだ!本場の日本料理は皆、これ位ワサビを入れて食べるのが普通だ!田舎者のクセに日本料理の何が分かるんだ!食わず嫌いだ!シミなんてもとからだろ、俺は何もしてない!白い服を着てくるのが悪い!日本料理は醤油で服が汚れるから、白い服は着て来ないのが常識だ。」
などと、私がちょっと文句を言った事にたいして、田舎者だとか本場の日本料理はなどととんでもない薀蓄たれるので、とても腹が立ちました。
こんな知ったかぶりの店員に説教される筋合いなんて全く無いのに...。おい、おい、お客様は神様じゃないのかぁ?!こんな事で良く客商売なんか出来るなぁ...なんてガッカリしつつ、醤油も天つゆも交換してくれる気配がない上、頼んだ布巾だって持ってこないので、こんな事はしたく有りませんでしたがホールにいた接客マネージャーを呼びつけて、中国語風に言えば「投訴」(クレーム)をしてやりました。

私も日頃から中国人と付き合いが深いのですが、中国人の中には「謝った方が負け」と言う考えの人が多いので、自分が悪くても絶対に謝らないし、逆に変な言いがかりを付けて来る人もいます。

この記事を読んだ中国人は私と同感の人もいるし、中には私の意見にたいして文句を言いたい口の人もいる事でしょうが、私は接客業ならば、多少なりともプロとしての自覚を持って欲しいなぁと思いました。

この日は誕生日という事で一応、二つだけケーキを買って食べました。


(左)マンゴープリン・ケーキ (右)チョコムース・ケーキ










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