今日は土用の丑の日ということで。
鰻の蒲焼です。
あれ? お重がないですね。 実はこれ…。
iPhone(アイフォン)のカバーでした。
食品サンプルの職人さんが、一つ一つ手作りで仕上げたというカバー。
鰻の照りから、たれの染みたお米の一粒一粒に至るまで、思わず食べてしまいたくなるほどリアルに再現されています。
ネットでこのカバーを発見したとき、その面白さに思わず購入してしまったのですが、私はiPhoneユーザーではないので、利用者の副住職へプレゼント。
しかし、ちょっと重いのと、カメラに対応していなかったというのと、人前で出すのが恥ずかしいということで、装着してくれたのは1日だけ。(←至極、全うな言い分です)
まぁ、何かの折で、仕込みネタにでも使ってもらえればいいかなと思っています(笑)
さて、個人的なことですが、「鰻」というと思い出すのが「六師外道」の一人、サンジャヤ・ベーラッティプッタの「鰻論(まんろん)」です。
「六師外道」というのは、お釈迦さまと同時代にインドで活躍していた6人の自由思想家の総称。
仏教を「内道」とし、仏教から見て異端とする考え方を「外道」と言います。
そして、サンジャヤ・ベーラッティプッタは「懐疑論者」とも「不可知論者」とも言われ、霊魂や来世についてなどの形而学上の重要な問題に対して、曖昧な回答をして否定も肯定もしないという立場をとった人です。
例えば、「霊魂があるのか」という問題に対して、
「あると思うなら、あると言ってもいいけれど、別にあなたが言うとおりにあると思っていないし、違う方法であるとも思っていないし、全く別なものだとも思っていないし、ないとも思っていないし、どっちでもないとも思っていない。それから、思っていないとも思っていない」
というように、ニョロニョロと掴みどころのない論法を取ることから、これを「鰻論」「うなぎ論法」と呼ぶようになりました。
私も今日、鰻を食べるかどうか決まっていなし、食べてもいいけど、食べなくてもいいし、食べたいわけじゃないし、かといって食べたくないわけでもないし…。
さぁて、夕飯どうしようかな。
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