ワシントン便り 2011.9.30

昨日ちょっと遠出して、ミネソタ州ロチェスターに行ってきました。
目的は同市内にあるメイヨークリックの見学で、放射線科泌尿器診断部門のK先生に案内して頂きました。
学生時代の授業でも聞いたことがあったので、相当大きな病院なんだろうと想像していましたが、予想以上でした。
病院は街の中心にひときわ大きくそびえ立っていて、病院を中心に街ができているようでした。
放射線科だけでも全スタッフを合わせると約1600人程度、病院全体で約3万人の人が働いているそうです。
ちなみにロチェスターの人口が10万人程度だそうで、当然ながら多くの患者さんが遠方から来られるということです。



病院の内装は巨大なホテルのようで、多数の美術品が展示されていました。上の写真のように演奏も行われていました。
また、患者さんのプライバシーに配慮して、診療科の看板はなく、受付には番号のみが表示されているのが印象的でした。

見学では放射線科内をくまなく案内して頂きました。なんとCTが20台、MRIが26台もあるそうです。またK先生以外のスタッフの
先生方とも少しお話することができました。



この写真は3D画像を作成する部屋で、パソコンは20台くらいはあったかと思います。夕方に撮影したので誰もいませんが、
日中はフル稼働しているということです。

また、病院から少し離れたところには研究施設があり、そこでは動物を使って新しい撮影法を開発したり、MRI用の新たなコイルの作成などが行われていました。mune君だったら鼻血が出てたかもしれません。

夕方はK先生と、日本人スタッフのT先生と3人で、レストランでの夕食に誘っていただきました。日常臨床のこと、研究のことなど
色々お話を聞くことができました。



これは私が頂いたヒレステーキです。食事のときは食い意地が先走って写真を撮るのをよく忘れてしまいます。
このステーキも、実はど真ん中に割を入れた後に撮影しています。