2008.01.12福岡で開催された九州MRI研究会の報告です。
症例の概略です。
症例は50歳代女性。主訴は左耳閉感、耳鳴、聴力低下。数年前より上記症状が出現し、加療中に上咽頭後壁に腫瘤性病変を指摘された。
既往歴、家族歴、検査所見に異常なし。
MRI所見:上咽頭レベル後壁、上咽頭粘膜背側で頸長筋腹側に境界明瞭な類円形の腫瘤をみとめる。左傍咽頭間隙の脂肪織は軽度外側へ圧排されている。腫瘤はT2強調画像で高信号を呈するが、一部に低信号部分もみられる。ダイナミックスタディでは、高信号部分は漸増性に弱い増強効果を呈し、低信号部分は早期から持続性の強い増強効果をみとめる。
解答はSchwannomaでした。
解答者の先生は、上記画像所見から比較的容易に解答に至ったようです。
Schwannomaの病理像を反映したAntoni A,Bに対応する部分がMRIでも良好に描出されていました。良い画像や参考図書が手元にありませんので、後日追加します。今回は覚書程度で失礼します。
症例の概略です。
症例は50歳代女性。主訴は左耳閉感、耳鳴、聴力低下。数年前より上記症状が出現し、加療中に上咽頭後壁に腫瘤性病変を指摘された。
既往歴、家族歴、検査所見に異常なし。
MRI所見:上咽頭レベル後壁、上咽頭粘膜背側で頸長筋腹側に境界明瞭な類円形の腫瘤をみとめる。左傍咽頭間隙の脂肪織は軽度外側へ圧排されている。腫瘤はT2強調画像で高信号を呈するが、一部に低信号部分もみられる。ダイナミックスタディでは、高信号部分は漸増性に弱い増強効果を呈し、低信号部分は早期から持続性の強い増強効果をみとめる。
解答はSchwannomaでした。
解答者の先生は、上記画像所見から比較的容易に解答に至ったようです。
Schwannomaの病理像を反映したAntoni A,Bに対応する部分がMRIでも良好に描出されていました。良い画像や参考図書が手元にありませんので、後日追加します。今回は覚書程度で失礼します。