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佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

放射線科医の日常や、診療紹介、推薦図書などをご紹介します。問い合わせ先等、詳しくはカテゴリー「はじめに」をご覧下さい。

2010.01.20

2010年01月20日 22時53分36秒 | オンタイム
 3月下旬並の陽気。夕方から雨が降っていますが、それでも外は変に温かいです。ホントに変な気候です。

 本日はECRの予行が行われました。
 今年は、複数の演題が通った医局員もいて、合計6題が執り行われました。始まる前は「あぁ、遅くまで時間がかかるだろうな…」と、ちょっとゲンナリしていたのですが(僕だけじゃないはず)、それぞれとても面白い内容であっという間に終わってしまいました。行かれる方は、是非会場でご覧下さい。

 明日は21日。もう1月も終わりが見えてきました。早いなぁ…

2010.01.06

2010年01月06日 21時04分43秒 | オンタイム
 ただいま当直中です。
 仕事始めから昨日、一昨日と日常業務が落ち着いていたのですが、本日からまた検査件数が増えてきました。

 今日の医局レクチャーは、脳血流SPECT(ECD)でのパーキンソン病およびパーキンソニズムを呈する疾患の鑑別と症例提示(びまん性レビー小体病、進行性核上麻痺、大脳皮質基底核変性症)でした。

 今年、専門医試験なので自分でも復習しないといけないですね。

2010.01.04 仕事始め

2010年01月04日 22時38分52秒 | オンタイム
 2010年の仕事始め。今年は暦の都合で、年末年始働いていた方々はあまり「新年!」という感じでもなかったかもしれません。お疲れ様でした。

 当科では、梶ポンが長崎へ武者修行、というか、交換留学へ出かけ、代わりに長崎から放射線科の若手Dr.が来てくれています。慣れるまでは大変だと思いますが、頑張って勉強してもらえるようにこちらも頑張ります。

 そんなわけで、ちょっと読影室の雰囲気が変わりましたが(何よりも広さかな?二人のサイズ差から言って)、今年も変わらず当科、当ブログをよろしくお願いいたします。
 

2009.10.28 登録完了!そして新たな懸案事項

2009年10月28日 22時04分47秒 | オンタイム
 なんとか、RSNAの登録ができました!
 長い道程でした…

 1週間前に出した英文校正が、昨日まで帰ってこず「連絡しなさい」と言われメールを出したところ、30分後に「確認します」という返事有り、更に15分後に「終了しました」という完成稿が送られてきた、というトラブル?もありました。

 今日も、なかなかHPにつながらず、ヤキモキしていました。

 初めてのことばかりで、へこむことも多々ありましたが、なんとか完成。

 でもこれからなんですよね…行くのは。大体が、旅行などがとても苦手なので(準備やら、下調べやら、着いてからのトラブルやら…はぁ)、ちょっと気が重いです。
 飛行機はなんとか計画の好きなヨメに取って貰ったのですが、自分でとったホテルの滞在日とちゃんとあっているのかよくわからない状態。そもそも、出発はいつ、どこから?無事に帰ってこられるのか?どうやら、大学から行くDr.は別の日に帰るようですが…

 ぼくのことをよく知っているDr.はとても心配してくれて、帰りに同行してくれる方を探してくれていますが、自分がいつ帰るのかもよく分からないので、返事ができずにいます。どうしよう…

 ま、とりあえあず今日のところは登録ができただけで良しとしましょう。

 明日から秋季でヒトがいないので大変そう。

2009.10.16-17

2009年10月17日 00時30分04秒 | オンタイム
 ご無沙汰しています。

 RSNAの締め切りが近づいています…秋季も近いし、大変な思いをされている方も多いのではないのでしょうか。

 佐賀はめっきり寒くなってきて、長袖のTシャツに半袖の白衣というちょっとラフな格好(怒る人もいるかな…)が流行っています。
 そして、インフルエンザの脅威もすぐそこまで迫ってきています。

 さて、本当にスライドがまずいことになりつつあり、今週は毎日残って仕事をさせて貰っている状況です。家のこと、コドモのことはまかせっきり…

 逆算すると、教育展示が29日に締め切りで、予行があって、英文校正に出して、、あ、その前に指導医のチェックもまだだ…
 
 逆算やめ。

 また明日。

2009.10.07 医局会前カンファ

2009年10月07日 23時06分51秒 | オンタイム
 本日は、ボリュームたっぷりの?抄読会もありましたが、家庭の事情により早めに出たので、医局会前の通称5時半カンファ(interesting case)だけ出席。

 ひょっとしてKajiponは、デビュー戦だったかな?

 もってきた症例は、プレドニン5mg内服中に発熱、咳嗽で外来受診し、胸部単純写真上、びまん性(右上肺野優位)の浸潤影ないし、すりガラス影を呈していた症例。
 HRCTでは、陰影は非区域性に広がるすりガラス影で、網状影を伴っています。小葉間隔壁で境界されているところや、胸膜直下がスペアされていました。網状影は、若干肥厚した小葉間隔壁のようで、粒状影や気管支血管束の腫大はありません。内部に透見される気管支に拡張なし。

 診断:ニューモシスティス肺炎

 ま、必ず鑑別診断の上位に書く疾患ですね。いわゆるCrazy paving appearanceは、肺胞たんぱく症以外にも様々な疾患で見られる、ということが勉強になったようです。

 診断チーフの症例は、面白難しかったのですがどこかで使われるかもしれないので、ごめんなさい。

 さて、台風が近づいてきています。佐賀を含む北部九州は直撃を免れそうではありますが、それでも、比較的強い風が吹いています。海も大荒れのよう。
 帰りがけにみた空は、西から血のように濃い赤が、ちぎれかかった塊状の暗い雲の間から広がる実に恐ろしげな色をしていました。イチョウも、逆光で黒い影となって、強い風に吹かれてざわざわと音を立てていました。

 明日は、どんな日になるかな…まずは、行きがけに保育園バックを忘れないようにしなきゃ。

2009.09.26 当直

2009年09月26日 22時13分57秒 | オンタイム
 ただいま、当直中。
 ここまでは比較的穏やかに過ごせています。

 せっかく時間があるので、RSNAの準備に没頭。残り時間は限られているのに、ついついこんなものに時間をかけてしまいました。



 いわゆる、仮想脳槽鏡です。普段使っているワークステーション(AZE,Virtual Place Raijin)に気に入ったプラグインがなかったので、苦労しながら作ってみました。MRAとフュージョンできればもっと良いのですが、位置合わせがよく分からず、断念…手作業でセグメンテーションしてみたのですが、手間がかかりすぎて…

 ちなみに、上の画像は左三叉神経痛の症例です。左上小脳動脈が責任病変なのですが、そこに到達するまでに上錐体静脈分枝を何本か避けなければならない、難しい症例です。
 三叉神経と、顔面・内耳神経複合体がはっきりと見えてます。そして、三叉神経の手前には、問題となる発達した上錐体静脈分枝も。
 カタツムリの一部も見えますね。 

 まだスライドに載せるほどの画像ではないので、とりあえずの経過として残してみようかなと。
 と、いうことは今日もスライド作りは進んでいない!?

2009.09.17 症例

2009年09月17日 21時59分37秒 | オンタイム
 昨日は、保育園の冊子の原稿書きが入ってしまい、予告していたT・F症例を載せることができませんでした。ごめんなさい。

 では、早速。

 症例は、60歳代の男性。検診で指摘された肺腫瘤の精査で撮られたCTです。背景肺にこのような所見がありました。二次検診なので、ほとんど情報がない状態での読影と思ってください。

 画像は1mm再構成です。







 画が大きすぎました…

 いかがでしょうか?診断は、それほど迷わなかったのですが、病理との対比で少し不思議な感じがしたので提示しています。病歴を伏せているので申し訳ないのですが、病変をどのように解釈できるのかお聞かせ下さい。

ティーチング・ファイル

2009年09月14日 22時16分49秒 | オンタイム
 放射線科医の楽しみの一つには、ティーチング・ファイル(TF)作りもあると思います。

 貴重な症例を風化させることなく、残していくために重要な作業でもあるでしょう。もちろん、王道として論文にして報告するという方法もありますが、症例報告レベルとまではいかない症例も含めて、自分のテーマを決めて、コツコツとファイルしていく。こういう作業です。

 放射線科医に成り立ての頃は、毎回見る画像が全て勉強で(いまでもそうですが)、とても全てをファイルすることなどできませんでしたが、最近ようやくファイルを始めるようになりました。ちなみに、先輩に教えて貰った、エクセルファイルにIDと所見メモを残す、という方法です。レポートをプリントアウトするとかさばるし、DICOMデータは管理の仕方がよくわからないし、パワーポイントは作る時間がもったいないし…という理由です。

 で、先日お聞きしたのですが、大先輩のU先生は約2年で500例のTFを作成されたそうです。TFで500例(しかも、あるテーマのみ)ということは、それよりも膨大な量の読影をされている、ということで、その仕事量にも驚きますが、あれほどの経験を積まれている先生でも、その分野において熱意を持ってTF作りをされているのだ!と頭の下がる思いでした。

 来月そのTFの一部を持って佐賀に講演に来られるそうです。なんとか都合をつけて勉強に行きたいと思います。そして、TFの作り方も教えてもらえたらなと思います。

2009.08.22 MRI勉強 わからないところ 読み取り傾斜磁場

2009年08月22日 22時22分39秒 | オンタイム
 とても蒸し暑い一日でした。昼間は土砂降りもあり…異常気象なのでしょうか。

 認定医、専門医試験の先生方、お疲れ様でした。


 さて、最近マイブームのMRIの勉強の話題です。実は、こんなデタラメかもしれない記事をwebに載せてしまうのは「どうなのかな?」とも思っているのです。
 ただ、わからないところを書き出すのは、自分のためになりそうだし、もしかしたら同じようにMRIの勉強で悩んでいる方にも「あぁ、この程度でもなんとかやっていけているんだ」と励みになればとも思うので。

 そして、ご意見なども頂けたら良いなぁと…

 で、今回は読み取り傾斜磁場の話です。ひとまず、位相エンコードは省略して話を進めます。

 読み取り傾斜磁場は、周波数エンコード傾斜磁場と同じようです。SE法では、スライス選択用のバンド幅を持った90°RF波により、スライス内のプロトンを励起して、1/2TE時間のタイミングで180°反転パルスをかけます。TE時間後にスピンエコーが出ますが、このタイミングに合わせてサンプリング時間だけx軸方向に読み取り傾斜磁場をかけます。そうすると、x軸方向の傾斜磁場の分だけ信号の位相がずれるので、位相のずれから逆に、位置情報が得られる、と。

 わからないところは、「スピンエコー発生に対する傾斜磁場の影響」です。

 本に書いてあるように、単一の周波数からの信号、例えば余弦関数で表されるような信号であれば傾斜磁場によってずれた位相を考えるのは簡単です。
 スピンエコーは、T2緩和に従ってバラけたスピンが180°反転パルスにより再度収束することで得られる信号です(合ってます?)。この時、傾斜磁場などが与えられると、どんな事が起きるのでしょうか。リフォーカスが上手くいかないのでは?

 ここまで書きながら、手を止めて、再度考え直してみました。突然話の流れが変わります。ごめんなさい。
 ちょっと、アイデアが浮かんできました。
 
 それぞれの傾斜磁場に沿って(例えば、中心から+1Hz/cm,0,-1Hz/cm)、回転座標系の位相がずれる(中心から+1,0,-1:ラーモア方程式 ω=γB0、この場合読み取り傾斜磁場が関係すると思いますが、計算がよくわかりません)。そうすると、それぞれの座標系では同じようにリフォーカスが行われ、位相のずれたスピンエコーが発生する。

 この考え方はいかがでしょうか?

 何せ、回転座標系というものが、よく理解できていないので(物理選択ではないので、という言い訳)このような考え方ができるのかがわかりません。

 とりあえず、読影には困らないので放っておいても良いのかもしれませんが位相エンコードも含め、空間エンコードをちゃんと理解するのにクリアすべき課題かなぁ?と思うので、ちょっと引っかかっています。

 ご意見いただければ幸いです。

 ちなみに、グラディエントエコーであればディフェーズ用の傾斜磁場を、リフェーズ用の傾斜磁場でエコーを発生させるので、ディフェーズ及びリフェーズの時に影響するT2*緩和の影響が(SEと違って)残り、x軸方向に印加することで空間エンコードも出来る、というのがもう一つ思いついた考え方です。

 では、思ったより記事を書くのに時間がかかってしまったので、今回はこの辺りで。