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第20回首都圏佐渡連合会総会・懇親会開催【報告】

2020年02月15日 13時47分15秒 | イベント

 去る2月9日(土)、首都圏佐渡連合会の設立20周年を祝う総会・懇親会が、飯田橋の「ホテルメトロポリタンエドモント」で開催されました。

 当日は天候にも恵まれ、各郷土会の役員の方々はもちろん、ご来賓の方々を含め、約170名もの方にご来場いただき、盛大に開催されました。

 開会にあたり、山本顕男会長から連合会の生立ちや今日に至る歴史を振り返られ、諸先輩の方々の労苦に感謝を述べると同時に、連合会と佐渡の発展に皆さまのをより一層のご協力を依頼されました。

 

 続く総会の議事では、連合会の活動・収支報告、次年度の事業・収支計画等が目黒事務局長はじめ担当役員から報告され無事終了。

  ご来賓挨拶では、三浦市長から、20周年の祝意と市の現状報告が行われました。世界遺産登録にむけては、今年で5年目の挑戦を進めており、2022年のユネスコ登録に向けて今年の国内推薦は明るい状況にあること。佐渡空港に48人乗りの定期便が就航予定であること、100%自然エネルギーでの発電プロジェクト「佐渡エコアイランド構想」が計画中であること。ふるさと納税には昨年2億3,000万円強のご寄付が集まったこと、また、その使途の約半分は次代を担う若者の人材育成、子育て支援のためであるということで、明るい話題をご紹介頂きました。

 

 ご公務で急遽欠席となった益田浩副知事、「佐渡を世界遺産にする新潟の会」会長の池田哲夫様からの祝電が披露されました。

 世界遺産登録推進室の北村室長からは、現状報告に加え、今年世界遺産の国内推薦で希望を出しているのは、今は佐渡だけであるという状況もご披露いただきました。

 

 東京新潟県人会様から首都圏佐渡連合会様への感謝状。東京新潟県人会館理事長の川村敏夫様より山本会長へ手渡し。県人会館は今年11月に竣工予定だそうです。

 

 昨年11月に自由民主党本部前で行われた佐渡物産展に、自民党総裁安倍晋三名での感謝状が贈られたことを披露する山本会長。

 続いては20周年記念講演、初代佐渡市長・高野宏一郎さんより「佐渡市の誕生と歩み」と題した講演を頂きました。高野さんは2004年に佐渡市が誕生する前からの首都圏佐渡連合会・初代会長池田正雄さんとの思い出話から、佐渡を世界遺産にする構想の話、市町村合併に至るまでの苦労話、佐渡市東京事務所開設や、計12回にも及んだ佐渡戦略会議の開催など、首都圏佐渡連合会が佐渡市と一体となってふるさとの発展に尽くしてきた歴史をご紹介いただきました。

 

 世界遺産推進課の坂田和三課長からは、この3月提出に向けて推薦書づくりの仕上げの段階であること、今年、国内推薦を得て、2022年にイコモスの推薦を受けてユネスコ登録を目指していることなどが紹介され、まもなく50万筆となる署名の協力をお願いしました。

 

 そして20周年を祝してフェリス女学院大学音楽学部の蔵田雅之先生と生徒さんによる声楽の特別演奏会が始まりました。ピアノ演奏は樋口舞さん、蔵田先生はテノール、小出真琴さんはソプラノ、佐藤ゆいさんはメゾソプラノを担当。独唱、合唱、ピアノソロで日本の唄やオペラ曲を6曲演奏して頂きました。「寂しい樫の木」、「ハバネラ」、「ホフマンの舟唄」「子犬のワルツ」などなじみのある曲を、優雅で清らかに謳い上げ、会場はひとときの感動に酔いしれました。

最初にメンバーを紹介する本間慎さん(元フェリス女学院大学学長)

 

懇親会・開会の挨拶は連合会の第2代会長摩尼義晴様より頂戴しました。

 創業の苦しさと出来上がったモノを継続する「創業と守成」のどちらが難しいかという永遠の課題を引き合いに、池田初代会長、高野元市長の労苦に敬意を表するとともに、これから10年20年と続くこの会が、佐渡のために、という創設時の精神を忘れることなく継続することが大切であると。「人間というのは、生まれて最初に吸った空気は自分の胸の一番奥に貯めている。だから故郷はいつも心の奥底にあるんだ。」と誰かの言葉を引用しながら「愛郷心が絆となってこの会は存続するんだ。」と素晴らしいご挨拶を頂戴しました。                                                        

連合会の20周年を寿いで、朱鷺謡の会の皆さまによる連吟「鶴亀」

 

乾杯のご発声は首都圏佐渡連合会・特別顧問の平辰様より

 

東京湊木遣り愛好会の皆さまによる「湊木遣り」の熱唱

 

若波会の佐渡民謡披露と若波会50周年に寄せて佐渡市長からの感謝状授与

 

若波会の皆さまによる相川音頭、佐渡おけさのご披露

 

恒例の輪踊り

 閉会の挨拶は伊藤功 首都圏佐渡連合会副会長より

午前11時から15:30まで、4時間半という長丁場の会となりましたが、ご参加の皆さまには充実したひと時をお過ごしいただけたものと確信いたします。関係者の皆さま大変お疲れ様でした。

 

(報告:佐渡市東京事務所・小路 徹、写真提供:松澤尚光)

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