あ・しねま・たいむ

今日も映画でまったり

シン・ゴジラ

2016-08-02 23:46:18 | 映画 2016
日本に初めて現れた「ゴジラ」は、
アメリカが行なった水爆実験によって目覚めた、
古代の巨大生物です。
アメリカ版「GODZILLA」は、
フランスの核実験を原因とする突然変異です。
そして今年日本に現れた「シン・ゴジラ」は、
海に捨てられた放射性廃棄物が原因のようです。
んなもん捨てるな~!と日本に上陸したの?

東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生、
その後、海上に巨大な生物が出現します。
そして、上陸はしないだろうとの予測を裏切り鎌倉上陸、
街を破壊しながら突進してゆくのでした。
最初に登場したときはゴジラとは似ても似つかないお姿で、
ぬいぐるみ!?と思ってしまったわ。
第一形態、第二形態、第三形態を経て、やっとゴジラらしくなります。

最初は名前もなく「巨大不明生物」と呼ばれてました。
この「巨大不明生物」をどうするかで、
閣議、閣議、閣議・・・・
有事における安全保障、危機管理がどうとか、
この場合武力攻撃は適応するのかとか、
それは当てはまらないのではとか、
戦後初の武力行使だとか、
日米安保条約を適用し、援軍を要請しようかとか、
間違えると自衛隊の存続にかかわるとか、
武器は最低限でとか・・・・、
あ、想定外だから、というのもあったな~。
3・11の大地震や原発事故でさえ想定外だと言っていたから、
そりゃ~巨大不明生物は想定外でしょうとも。
ここ、笑ってもいいのかしらん?

ウルトラマンならシュワッチ!!とやってきて、
さっさと闘っていると思われ・・・・

しかし、ゴジラは暴れてはいないよね?
ただ歩いているだけなんだよね?
でっかいから、通るだけで建物は壊れちゃうんだけど。
なのにミサイルだの、なんとか砲だのひどくない?
ゴジラが、口から尻尾から背中からビームを出して、
攻撃し始めたのは、自分が傷つけられたときからだし。
専守防衛を守っているのはゴジラの方じゃん。

と、ちょっと同情しかけましたが、なにしろゴジラは無敵。
自衛隊もアメリカ軍も敗北、打つ手がありません。
そうこうしているうちに国連が核兵器で攻撃すると言い始め、
( 核が原因の生物に核を使おうとは、国連も芸がない)
核攻撃までのタイムリミットが迫るなか、
科学者たちは巨大不明生物を倒す方法を考案するのでした。


この事件のあと、世界で「核のゴミ問題」が熱く検討される、
なんてことは・・・ないか・・・・


監督 庵野秀明、樋口真嗣
ゴジラ  野村萬斎
内閣官房副長官矢口蘭堂  長谷川博己。
内閣総理大臣補佐官赤坂秀樹  竹野内豊。
米国大統領特使カヨコ・アン・パタースン  石原さとみ。
内閣総理大臣  大杉連
内閣官房長官  柄本明
防衛大臣  余貴美子
内閣官房副長官秘書官  高良健吾
環境省官僚  市川実日子
自衛隊員  國村準
農林水産大臣  平泉成
国土交通大臣  矢島健一
総務大臣  浜田晃
文部科学大臣  手塚とおる
警察庁長官官房長  古田新太
警察庁刑事局局長  モロ師岡
東京都知事  光石研
東京都副知事  藤木孝
外務省官僚  嶋田久作、神尾佑
厚生労働省官僚  津田寛治
文部科学省官僚  高橋一生
経済産業省官僚  野間口徹
生物学者  塚本晋也
古代生物学者  犬童一心
避難民  前田敦子
官邸職員  片桐はいり
ジャーナリスト  松尾スズキ、三浦貴大
自衛隊員  KREVA、斉藤工、橋本じゅん、鶴見辰吾、ピエール瀧
消防隊隊長  小出恵介

公開2016年7月
登場するのは総勢328人。
伊福部さんの懐かしいゴジラ曲もしっかり流れます。



TOKIOという都会の夜景に、ゴジラの黒いシルエット。
異様でもあり、孤独でもあり、
でも、なんといっても絵になる美しいシーンです。
この場面が一番好き。