みちくさ便り

日常の出来事や特別な事、思いついたり感じた事などをジャンルを問わずに書き込んでいきます。

乗鞍岳(肩の小屋)山スキー

2009年04月29日 | 山遊び
4月28日(火)乗鞍岳山スキーへ行ってきました。

 冬の間通行止めだった乗鞍高原休暇村から三本滝までの間が、4月24日開通すると聞いていたのですが、生憎春の嵐で今日まで延期していました。
 日曜日には寒気が入り込んで北アルプスの各地では降雪があり、ここ乗鞍岳も30センチ位は積もったのでしょうか?

 休暇村から三本滝に向かう道路は、所々凍結し、また、若干の積雪がありましたが特に問題なく通行することができました。(「積雪のため通行止め」と書かれてゲートが片方閉じられていましたが・・・)

 三本滝のカモシカゲレンデから即シール登高です。途中除雪された道路が横断するので、板を担いでゲレンデの左隅まで5分程歩きます。毎年、道路は除雪されているのですが、先日の降雪で所々吹き溜まりが出来ていました。暖冬と言われていましたが、ここ乗鞍では、今の時期としては、決して雪の量は少なくないと思いました。

 しばらく林間を位ケ原台地に向けて登って行くのですが、風もそんなに強くなく結構暑いと感じましたが、それも位ケ原手前までで、ここからは、いつもと変わらず強い風が吹き抜けていきます。強風吹きぬける台地の手前で、小休止を取り、スキーにクトー(スキーアイゼン)を付けて出発です。
 雪面は、先日の雪がウインドウパックされた所とアイスバーン気味な所が混じりあっています。帰りの滑降コースなどを考えながら肩の小屋を目指します。

 肩の小屋からは、先行の登山パーティーと単独のボーダーが既に朝日岳から剣が峰に取り付いていました。雪面はまだ堅そうで、自分の体力・技術では上からは無理かな?と、しばらく休憩しながら、ボーダーの行方を見ていましたが、朝日岳の手前で、行ったり来たりしてドロップポイントを探しているようです。
 
 しばらく休憩した後、早速滑降です。毎回トップで滑走ている感じ・・・せっかちではないのですが・・・今日は気温も低く時間を待っても、上部では雪が緩むはずもなさそうなので、アイスバーンを避けてウインドウパックされた部分を拾いながら滑り下りて行きます。途中登りのスキーヤーと何人かすれ違いましたが、視線を意識しながら滑るのも結構楽しいです・・・
 位ケ原台地を過ぎ、林間に入ると気温も急激に高くなり、汗ばむ陽気の中を、コース端の踏まれていない所を探しながら滑り下り来ました。

 結局、登り4時間、下り30分の今季初めての山スキーは、マア満足で、何よりもピーカンの天気は良かったです。


取り付きのカモシカゲレンデ


ツアーコースから左に高天ケ原、右に乗鞍岳(剣が峰)


位ヶ原台地に出る寸前で一休み・・・風が強くグローブを外すと一気に指先が凍えてきます。


休憩したすぐ上の位ヶ原台地です。相変わらず風は強いのですが雪面はクラスト気味でも問題は有りません。


台地の右手に穂高の山々が遠望できます。


摩利支天岳のコロナ観測所が見えてきました。


肩の小屋


朝日岳へ向かうボーダー


肩の小屋から朝日岳



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