5月5日の日経に「『自営型』労働で変わる余暇」と云うタイトルの論文があった。日本の企業での有休消化率が低い事が問題であるが、『自営型』=『マルチタスク型』にする事で有休を取り易くなるとの主張である。これをチョット修正した上で深掘りしていきたい。
周知の事だと思うが、日本は有給消化が低い反面、最も祝日の多い国である。有給が取り辛い為に、政府が祝日を増やしていった。海の日や山の日はその代表例であり、昔は振替休日や国民の休日(祝日に挟まれた日)は無かった。
有給を取りづらい理由が「休むと職場の他の人に迷惑になるから」とある。そして海外は”ジョブ型”だから、「一人ひとりの仕事の分担が明確で、休暇を取っても職場全体の仕事が回らなかったり、周囲に迷惑を掛けたりする事が比較的すくない」とあるが、これは本当だろうか?あくまで個人的な経験に基く印象だが、ヨーロッパ、特にドイツとの仕事では、ドイツの長い夏休み期間中の仕事の進み具合は極めて悪い。この国の人達は、夏休み期間は仕事が停滞する事を前提としているので、”迷惑”ではないと考えているのではないだろうか?実際日本から見れば、長い休暇は十分”迷惑”である。
この論文の本題である「自営型」とは、どうも”多能工”や”マルチタスク”を指している様だ。一人の人間が複数の仕事・作業を熟せる様になる事でお互いを補完し合える為、休暇を取っても他の人が一時的に仕事を肩代わりしてもらえるとの考えである。この考えは正しい面もあるが、一定の条件下のみでの話であろう。
もし仮に、誰かが長期間休んでも仕事が回る様であれば、別の意味ではその人は不要とも云える。これをプロスポーツの世界に当てはめると、誰かがケガなので試合に出られない時に別の人間が十分な代役を果した場合、休んだ人間はそのポジションを失う可能性がある。競争が激しい社会では、休む事が命取り(仕事を失う)可能性も秘めている。
しかし一般の企業では競争はそれ程激しくなく、仕事には多少の余裕が必要である。贅肉を落とした会社は長続きしなく、そして野球やサッカーの様に、9人や11人でしかしない仕事ではない。例えば12~14人程度で仕事を行い、助け合う形が望ましい。そういった意味で、この「自営型」は必要な選択肢であろう。
周知の事だと思うが、日本は有給消化が低い反面、最も祝日の多い国である。有給が取り辛い為に、政府が祝日を増やしていった。海の日や山の日はその代表例であり、昔は振替休日や国民の休日(祝日に挟まれた日)は無かった。
有給を取りづらい理由が「休むと職場の他の人に迷惑になるから」とある。そして海外は”ジョブ型”だから、「一人ひとりの仕事の分担が明確で、休暇を取っても職場全体の仕事が回らなかったり、周囲に迷惑を掛けたりする事が比較的すくない」とあるが、これは本当だろうか?あくまで個人的な経験に基く印象だが、ヨーロッパ、特にドイツとの仕事では、ドイツの長い夏休み期間中の仕事の進み具合は極めて悪い。この国の人達は、夏休み期間は仕事が停滞する事を前提としているので、”迷惑”ではないと考えているのではないだろうか?実際日本から見れば、長い休暇は十分”迷惑”である。
この論文の本題である「自営型」とは、どうも”多能工”や”マルチタスク”を指している様だ。一人の人間が複数の仕事・作業を熟せる様になる事でお互いを補完し合える為、休暇を取っても他の人が一時的に仕事を肩代わりしてもらえるとの考えである。この考えは正しい面もあるが、一定の条件下のみでの話であろう。
もし仮に、誰かが長期間休んでも仕事が回る様であれば、別の意味ではその人は不要とも云える。これをプロスポーツの世界に当てはめると、誰かがケガなので試合に出られない時に別の人間が十分な代役を果した場合、休んだ人間はそのポジションを失う可能性がある。競争が激しい社会では、休む事が命取り(仕事を失う)可能性も秘めている。
しかし一般の企業では競争はそれ程激しくなく、仕事には多少の余裕が必要である。贅肉を落とした会社は長続きしなく、そして野球やサッカーの様に、9人や11人でしかしない仕事ではない。例えば12~14人程度で仕事を行い、助け合う形が望ましい。そういった意味で、この「自営型」は必要な選択肢であろう。
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