ぼくは水泳をならっている。速くなろうとしている。
そして、大きな夢を持っている。
それは速くなって、国際大会でメダルを取り、
日本の代表選手に選ばれて、オリンピックに出ることだ。
その夢にむかって一歩一歩近づいていきたいと、ぼくは
毎日プールに行って泳ぎ続けている。
でも学校のプールは少しちがう。
学校のプールはまず速く泳ぐことだけではない。
そして速くなることでもない。
自分の身を守るためであるということをぼくは頭にたたきこんできる。
もちろん速くなり自分のベストをつくしていい結果が生まれれば、
それはいいと思う。もしそうでなかったら、水泳はとても不思議なスポーツである
ぼくはこの六年間でこのようなことを勉強したのだ。
「三十六.三」
この記録は小学校最後の記録会で出したタイムだ。
きっとずっとずっと心に残る僕のタイムだと思う。
今まで速く泳げるようになれたのは、
この学校のプールがあったからであり、
速く泳ぐことだけでないということを知ったのも、
この学校のプールがあったからだ。
自己ベストよりおそいけれども、
ぼくはこのタイムに一つの不満ももっていない。
それは、ぼくにとってとても楽しかった学校のプールで出した
大切なタイムだからだ。
北島 康介選手の小学校時代の作文
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