滋賀県で捕れる日本淡水魚(川魚ともいう)の紹介、今日の1匹は渓流魚アマゴ。前回はアマゴとニジマスが間違って紹介されていましたが、今回は本物のアマゴを改めて紹介させて頂きます。
<データ>
名前:アマゴ
分布:滋賀県東部では確認
体長:150mmくらいを採取した事あり
生息:底床が礫質な河川の礫の間、砂の中
特徴:
漢字で書くと「甘子・天魚・雨魚」となる様です。一生を川で生活する個体をアマゴ、一度海へ降り再び川を溯上する個体をサツキマスと呼びますね。体形は大きな口に丸い頭のマス型ですね。体色は体の側面に楕円形青いパーマークが並び、黒色斑点のほかに、朱色の斑点が多少あります。繁殖期は冬頃で、アマゴは産卵後も生き残り、翌年にも産卵します(サツキマスは産卵後に死亡)。塩焼きにして食べると美味しい魚。寿命は飼育下では、4年程度らしいのですが良く分かりません。
類似種との比較
アマゴ:体側に朱点がある
ヤマメ:体側に朱点が見られない
参考・引用文献
私見:
確か渓流釣りでは、ヤマメが渓流の女王と言われているようですが、アマゴは渓流の何になるのでしょうかね?
採取:
捕まえ方は、狭い場所ならタモ網で追込み漁を行いますが、渓流釣りが一般的(どちらにしても警戒心が強いので静かに動く)。
滋賀県では産卵期の10/1から11/30までは禁漁期間となっています(滋賀県漁業調整規則第35条)。また、体長12cm以下の個体及び卵を捕る事が禁止されています(滋賀県漁業調整規則第36条)。遊漁券が必要な水域もありますので注意して下さい。
飼育:
①容器:90㎝サイズの水槽に飼育数は2~4匹程度
②底床:ベアタンク。(砂利でも可)
③濾過:能力の高いもの
④設備:ヒーター×、エアーポンプ◎、ファンorクラー◎
⑤水草:入れない
⑥餌 :生餌
⑦混泳:タカハヤなどは可
⑧置物:入れないほうが良い
⑨繁殖:おそらく水槽下では無理
現在、試行錯誤段階。まず、夏場の水温を15℃以下にする工夫が必要です(水槽クーラーが必須)。最低でも強めのエアレーションを行います。水流を作った方が調子が良さそうですし、蓋は必要です。ニジマスに比べて大人しいのですが、口に入るサイズの魚は食べます(オイカワ、カワムツ、ギギなどの稚魚が食べられました)。近いサイズで餌付きの良い別種を入れると、人工飼料を食べることが有りますが、基本的に生餌が主食。水の濁りや急激な水換えに大変弱い!
動画:
画像:
飼育中の個体。捕獲時から胸鰭が片方無いので、メンイ水槽で飼育中
07.08.03追加画像。パーマークがくっきりなアマゴの幼魚
07.08.30追加画像。水路で捕れたてのアマゴ
07.08.30追加画像、アマゴの稚魚。滋賀県内で、このサイズを持ち帰るのは違法行為になります。万が一網に掛かっても放流しましょう!
07.10.24追加画像、湖西で捕獲した個体(リリースサイズ)
よろしければこちらにもお越し下さい。
<データ>
名前:アマゴ
分布:滋賀県東部では確認
体長:150mmくらいを採取した事あり
生息:底床が礫質な河川の礫の間、砂の中
特徴:
漢字で書くと「甘子・天魚・雨魚」となる様です。一生を川で生活する個体をアマゴ、一度海へ降り再び川を溯上する個体をサツキマスと呼びますね。体形は大きな口に丸い頭のマス型ですね。体色は体の側面に楕円形青いパーマークが並び、黒色斑点のほかに、朱色の斑点が多少あります。繁殖期は冬頃で、アマゴは産卵後も生き残り、翌年にも産卵します(サツキマスは産卵後に死亡)。塩焼きにして食べると美味しい魚。寿命は飼育下では、4年程度らしいのですが良く分かりません。
類似種との比較
アマゴ:体側に朱点がある
ヤマメ:体側に朱点が見られない
参考・引用文献
私見:
確か渓流釣りでは、ヤマメが渓流の女王と言われているようですが、アマゴは渓流の何になるのでしょうかね?
採取:
捕まえ方は、狭い場所ならタモ網で追込み漁を行いますが、渓流釣りが一般的(どちらにしても警戒心が強いので静かに動く)。
滋賀県では産卵期の10/1から11/30までは禁漁期間となっています(滋賀県漁業調整規則第35条)。また、体長12cm以下の個体及び卵を捕る事が禁止されています(滋賀県漁業調整規則第36条)。遊漁券が必要な水域もありますので注意して下さい。
飼育:
①容器:90㎝サイズの水槽に飼育数は2~4匹程度
②底床:ベアタンク。(砂利でも可)
③濾過:能力の高いもの
④設備:ヒーター×、エアーポンプ◎、ファンorクラー◎
⑤水草:入れない
⑥餌 :生餌
⑦混泳:タカハヤなどは可
⑧置物:入れないほうが良い
⑨繁殖:おそらく水槽下では無理
現在、試行錯誤段階。まず、夏場の水温を15℃以下にする工夫が必要です(水槽クーラーが必須)。最低でも強めのエアレーションを行います。水流を作った方が調子が良さそうですし、蓋は必要です。ニジマスに比べて大人しいのですが、口に入るサイズの魚は食べます(オイカワ、カワムツ、ギギなどの稚魚が食べられました)。近いサイズで餌付きの良い別種を入れると、人工飼料を食べることが有りますが、基本的に生餌が主食。水の濁りや急激な水換えに大変弱い!
動画:
画像:
飼育中の個体。捕獲時から胸鰭が片方無いので、メンイ水槽で飼育中
07.08.03追加画像。パーマークがくっきりなアマゴの幼魚
07.08.30追加画像。水路で捕れたてのアマゴ
07.08.30追加画像、アマゴの稚魚。滋賀県内で、このサイズを持ち帰るのは違法行為になります。万が一網に掛かっても放流しましょう!
07.10.24追加画像、湖西で捕獲した個体(リリースサイズ)
よろしければこちらにもお越し下さい。
やはり美味しそうに見えますよね!
ハリヨ、アマゴ、ニジマスなど飼い難い魚が多くて管理が大変・・・でも手の掛かる子ほど可愛いってやつですね。
>うみへびさん
ブログ拝見しました!凄い成果でしたね!私の欲しい底物まで手に入れられるとは!中身の濃い話でしたんね。
ryuさんのご推察の通り、2/11にメールでお送りした魚です。
果たしてあの魚の正体はっ!?
東海以西の皆様に、写真だけでも是非みていって頂きたい魚です。
お暇な方は寄ってやってくださいな。
飼育されているのが羨ましいです。
あ、確かに美味しそうでもあります…おぃおぃ。
長良川のサツキマスは確実に減少しました(涙)
残して欲しいです。
水流も温度管理も大変でしょうが、いろいろお試し下さい。
ハリヨの巣作りと産卵…ワクワクしますね。
>子ども達にも、こんな感覚を伝えたいし、実践に体験 させてあげたいものです。
何時もバルタンさんの活動には頭が下がります。私の場合、自分の子供で精一杯!(たまに、近所の子供が魚を見にくると大変ダー)
自然に生息して、生きているものを確保する。
自然とふれあう、いいですいね。
子ども達にも、こんな感覚を伝えたいし、実践に体験させてあげたいものです。
>ここで是非ryuさん、きつねさんにご覧になっていただきたい魚が出てきます。
その魚、楽しみにしています。(2/11の奴ですか?)
我が家の水槽は既に昼間の水温が15~18℃ほどに上がり
ちらほらヤマメの稚魚が落ちていっています。
冷蔵庫に戻したほうがいいのかもしれませんね……。
さて、私のブログの方も強化週間も佳境に入ってまいりました。
23日(金)に日が変わったあたりに(間に合えば)更新する日記があるのですが
ここで是非ryuさん、きつねさんにご覧になっていただきたい魚が出てきます。
宜しければご覧下さいまし。
>水槽用クーラー、頭悩ませますよね
玄関側の1200水槽でも、ノンクラーで水温20℃以下は5月まで(温暖化で、気温が上がればこれも怪しい)しかいけないのでそれまでに対応策を練らなくては!
ニジマスほど暴れん坊ではありませんが、小魚パクパクたべます。その中にギギの姿が・・・この日の限って昼間に泳ぎ回っていました・・・
>きつねさん
金色のヤツ、飼育3週目ですが、水温17℃、周1回の1/4換水、生餌100%で今のところ順調です。雄らしき個体がいるので私も巣作り期待!
アマゴは可愛いと思う反面、美味しそうにも見えます。ハリヨ、アマゴ、カジカなど生餌を好む渓流魚が増えてきたので、今後の管理が・・・ 頑張ろう!
そのこたちが巣作りするとこが見たいっす。
アマゴって、模様がかわいいですね。簡単に飼育ができる魚なら人気が出るのでしょうけどね。
以前水族館の方に伺ったところ、卵から孵化させ
比較的手狭な空間に複数飼育していると
あまり縄張り争いをしないということを伺いましたが
採取個体だとかなり気が強そうです。
※うちのアユもかなりのおてんばです。
水槽用クーラー、頭悩ませますよね。
私も何とか手に入れたいのですがっ
>>ギギの稚魚を食べた
そのアマゴは私が焼いて食うッッ!!(TдT)