近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

フィールド紹介430 餌は捕ってる

2014年08月15日 17時53分43秒 | ガサガサ調査
閲覧有難う御座います。本日は採取の話です。

 まともに魚捕りには行っていませんが、タツノオトシゴが生きている間は、餌捕りは定期的に行っていました。
そう、これ2年前に書いた記事です~

 本日のフィールド、水田の排水路ですね。夏前には大規模な水路清掃が行われますが、ひと夏でこの通りです。
  
<排水路>
天気は晴れ、時間は昼、水温は測らず
両岸はコンクリート、底は泥質。
流れは緩やかで、水位が0.05m程度 透明度はやや悪い
水草はアナカリスなど、付着藻類は少々
甲殻類、両生類、巻貝、二枚貝、水生昆虫の生息を確認




 ちゃっちゃと画像を上げますと、こんなのが成果です~。
アメリカザリガニが数十匹に、メダカも数十匹、ドジョウが1匹、カワリヌマエビ属の一種が数百匹といったところでしょうか。

採取成果総括
水草:アナカリス
貝類:ヒメモノアラガイ?、ヒメタニシ、タイワンシジミ種群
甲殻類:カイミジンコ類、アメリカザリガニ、カワリヌマエビ属の一種
両生類等:アマガエル
水生昆虫等:マツモムシ
魚類:メダカ、ドジョウ、オイカワ(目視)、多分ヌマムツ(目視)

 餌捕りは、常時200匹のヌマエビをストックしていないと不安になる病気です!
※現在では、県の指定外来種に指定されているため、飼ってないです。
 (正直、指定するには遅すぎて、アメリカザリガニくらい手遅れな感じが・・・) 

 
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『タコウビル』ヒルの同定~

2014年08月14日 18時09分22秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 滋賀県に生息する水生生物の紹介、今日の1匹はタコウビル。先日購入しました『絵解きで調べる 田んぼの生き物』を使って、ヒルの同定をしてみました。背中に模様無し→円筒形→体色が茶~赤茶色ということで、タコウビルかな?早速、書籍が役に立ちましたね~
<データ>
名前:タコウビル
分布:滋賀県南部
全長:体長で30mm程度の個体を確認 
生息:山間部の湿地
 
特徴:
 漢字で如何書くのでしょうね?いわゆるヒルと呼ばれるものの仲間です。形状はよく見るヒルの仲間が平たく
幅広なのに対して、円筒に近いスリムな姿です。体色は茶褐色系で、模様などが見られないシンプルな色です。ヒルと言うと血を吸うイメージですが、このヒルは血を吸わないようなのでご安心を。
類似種との比較

参考・引用文献
私見:
 これと言って無し(笑い)、何かに活用できると分かるまで、興味がわかないかな?
採取:
 手でひとつまみ・・・
育成:
 なし、おそらく将来的にもなし
動画:

画像:
  

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近江工舎

海水NO.95『ワタクズダマシ』 まただまされた~

2014年08月12日 18時31分35秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はワタクズダマシ。以前、ヨツハモガニで紹介した個体なのですが、モガニぞわぞわさんよりワタクズダマシであることを教わりました。ありがとうございます。
<データ>
名前:
ワタクズダマシ
分布:
 日本海には生息していました
全長:
 甲羅幅15mm程の採取歴あり
生息:
 水深1mくらいの藻場にいました
特徴:
 漢字で「綿屑騙」とでも書くのでしょうか?小型のカニです。形状は前方に長い菱形で、体中に鋭い突起が多数見られます。歩脚に対して鋏脚はそれほど大きく無いですね。体色は何かいっぱい付いていて分かり難いのですが、甲羅が赤褐色系のように見えますね。ヨツハモガニやらと同じく、体の棘に海藻を付けて身を隠すのが有名らしいです。このカニもカニ歩き以外に、前方で進んでいました(海藻をよじ登っていた)。
参考・引用文献
私見:
 カニダマシに続いてまた騙された~。
飼育:
容器:1200×450×450 ガラス水槽
底砂:サンゴ砂
餌 :冷凍エビ、フレークタイプの市販飼料
藻類:何種類か入ってました。
混泳:エビ類、ヤドカリ類、海水魚
置物:サンゴ、石などで隠れ家ができる程度
 これと言った事もしないで、半年くらいは飼育できています。
動画:

画像:

     

アジ釣り

2014年08月11日 08時48分35秒 | 日常・その他
閲覧有難う御座います。本日はその他の話です。

さあアジ釣りに行こう、偉大なる先人達も言っている

『人間は、考えるアジである』
                   byブレーズ・パスカル

『吾輩はアジである、サバでは無い』
                   by夏目漱石


あれ?ryuさんって釣りできる?っと思われる方もあると思いますが、私の海釣ってのは
①釣針に餌を付ける → ②釣り糸を垂らす → ③竿を固定する → ④海パン履いてタモを持ち海へ飛び込む
というスタイルを採用しております(笑)。
突然の釣話ですが、うちの子供達は魚ならアジ(干物)を食べるんですよね~
よし、『お父さん、晩御飯を釣りに行くよ』作戦を展開し
如何にかして嫁から海への出撃許可が下りないものか・・・?
そうだ!嫁の両親が来るお盆あたりに照準を合わせんだ!
と、計画を練るが計画立案中に失敗!
なぜなら・・・
会社:『あ、そうそう、スイミングの仕事があるから、お盆休み無しな~』
と言う事で、施設のお盆休業中を利用して工事管理へ行ってきます(涙)


金が無いのに、暇も無い!
これが貧乏暇無しのリアルな生活か・・・
だ、誰か、滋賀県に海を作って・・・

 
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近江工舎

やっぱり欲しい!

2014年08月08日 12時51分53秒 | 日常・その他
閲覧有難う御座います。本日はその他の話です。2年振りくらいですね記事を書いたのは~(今までのは未投稿の過去記事)

 2年以上前の記事になりますが →さらば愛機・・・ 防水コンパクトデジカメが故障しました。
今現在も、買い替え・修理を行えずそのまんまなんですよね・・・
ということで、最新デジカメ事情(2014年発売商品)はどうなっているのか調べてみました~


 富士フィルム 『FinePix XP70』
特徴は
 ・Full HD 1920×1080
 ・マクロ[広角]約9.0cm~
 ・価格1万5千円程度
といったところでして、防水では価格がとても安いのが良い所ですね。前年度の『FinePix XP200』のほうが、見た目がカッコいいかな?


 CANON 『PowerShot D30』
 ・Full HD 1920×1080
 ・マクロ 1.0cm~
 ・価格2万5千円程度   
マクロ1㎝は使えますが、お値段の割りにこれといったところは無いように感じます。


 ニコン 『COOLPIX AW120』
 ・Full HD 1920×1080
 ・16M(高画質)[4608×3456★]
 ・マクロ 1.0cm~
 ・広角24mm(35mm判換算)
 ・GPS、Wi-Fi対応
 ・価格2万8千円程度
性能的と価格からすればベターな選択では無いでしょうか?でもデザインに遊び心が無いんだな~


 リコー 『RICOH WG-4 GPS』
 ・Full HD 1920×1080
 ・16M[4608×3456]
 ・マクロ 1.0cm~
 ・広角25mm(35mm判換算)
 ・GPS
 ・時計・気圧・高度/水深計が表示
 ・デジタル顕微鏡モードあり(LED6灯)
 ・価格2万4千円程度
元PENTAXのアウトドアシリーズだけあって、デザインが良いですね~。そして顕微鏡モードもありますし、価格的にも一番お勧めかな?GPSの付いて無いタイプならば3千円程度安くなりますし、さらにお得です~。 

 OLYMPUS 『STYLUS TG-3 Tough』
 ・Full HD 1920×1080
 ・16M[4608×3456]
 ・マクロ 1.0cm~
 ・広角25mm(35mm判換算)
 ・耐荷重100kgf
 ・GPS、Wi-Fi対応
 ・デジタル顕微鏡モードあり
 ・価格4万円程度
マニアックお魚ブログ用のコンパクトデジカメとしては、現時点で最高の商品では無いでしょうか?
拡張パーツも多くて、凝りだしたら幾らでもお金が掛かってしまうのが弱点ですね(笑)
LEDライトガイドを使った顕微鏡コントロールが面白そうですね~、欲しい

考察
 結局は防水デジカメと言っても、防水はほとんど保険程度になりがちですね(水中撮影はそれほど使わない)。だから結局は、どれだけ”遊び”があるかが重要かな?って思います。その点、顕微鏡モードがあるデジカメって惹かれます(デジタルマイクロスコープはあるが、屋内用仕様なので外では使えんのよ)。



すみません、遭難者が空腹時に食べ物を想像するような記事でしたね

 
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近江工舎

『モリアオガエル』 上等なアマガエル?

2014年08月07日 07時48分18秒 | 滋賀県の亀・両生類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する生物の紹介、今日の1匹はモリアオガエル。カブトムシ採取に向った山で卵塊を発見~。成体も居ましたので、多分このオタマもモリアオガエルだと思われます(あくまでも多分ね)。
<データ>
名前:モリアオガエル
分布:滋賀県東部、西部で確認
全長:全長30mm程度の成体、オタマジャクシを確認
生息:
 山間部にある森の湿地で、卵塊の泡、オタマジャクシ、成体が見られました。

特徴:
 漢字で『森青蛙』と書くのでしょうかね?いわゆカエルの仲間です。形状はアマガエル等に近い、一般的イメージのカエル型です。体がアマガエルよりも大型で、木登り生活をしている為か、指先にある吸盤が大きめな感じですね。体色は背面が黄緑褐色辺りで、腹部は白色。腹部は白色系です。繁殖期は春~初夏頃でして、木の枝等に泡で包まれた卵塊を産み付けます。卵を産む場所は計算されていて、下に水辺があるような場所でして、孵化後はその下の水辺でオタマジャクシ生活を送ります。
類似種との比較
アマガエル:サイズが小さく、体色変化のパターン色が多い気がする。卵塊に泡無し
シュレーゲルアオガエル:サイズが小さく、指の間の水掻き?も小さい
参考・引用文献
私見:
 某新聞社が詳細な生息地を記事にした為、生息地が荒らされた事で有名ですね…
更に、その生息地を荒らさないで!って記事を書いたので2次被害まで発生…
飼育:
 飼育経験無し。
動画:

画像:
 
 ファイル破損で成体と卵塊の画像が読み込めなかった・・・(涙)    

近江工舎

『フラスコモ属の一種』 マニアックネタ~。

2014年08月06日 08時08分10秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 滋賀県に生息する水草の紹介、今日の1株はフラスコモ属の一種。山の中にある湿地帯で見つけたこの藻、恐らくはフラスコモの仲間だと思われますが、この仲間って結構な数の種類が・・・。フラスコモ属の一種と言う事で逃げさせて頂きます。
<データ>
名前:フラスコモ属の一種
分布:滋賀県東部
全長:100mm程度までの塊を確認しています
生息:山間部の綺麗な水の湿地帯など
 
特徴:
 漢字で如何書くのでしょうか?大型の多細胞藻類と呼ばれる仲間のようです。形状は松っぽいイメージでして、主軸(草でいう茎の部分)から小枝が細かく分かれて出ています。主軸及び葉は濃緑色で、仮根は白色です。採取地では、夏場に見掛けて冬場には見掛けません。
類似種との比較
マツモ:輪生している葉(枝?)の間隔が密である。
シャジクモ類:枝分かれがシンプルで小枝に分かれない。
参考・引用文献
私見:
 この種類って種名が多く上に、違いも分かり難いんですよね・・・
水草マニアな方ならば、コレクション魂に火が付く種類なのでしょうか?
そう言えば以前、同じシャジクモ属ホシツリモが琵琶湖で発見されて、
新聞に載っていましたね。
採取:
 部分的に切り取って持ち帰る
育成:
 夏場に採取したのですが、それなりに高温にも耐えています。
動画:

画像:
 
   

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『オオミズゴケ』 山椒魚の寝床

2014年08月05日 07時54分04秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 滋賀県に生息する水草の紹介、今日の1株はオオミズゴケ。夏にカブトムシ捕りへ行った際に見つけました。雑木林の湿地で、モリアオガエルの泡の下に綺麗めな苔を発見~。苔発見はいいけど、肝心のクワガタが発見出来ず・・・
<データ>
名前:オオミズゴケ
分布:滋賀県東部
全長:丈で40mm程度までの塊を確認してます 
生息:山間部の湿地
 
特徴:
 漢字で『大水苔(大水蘚?)』と書く、いわゆる水苔の仲間です。形状は草っぽい感じですね。やや硬い茎(軸)を中心に、タヌキの尻尾状?の葉が密生しています。葉は吸水率が良いようで、多量の水分を含み膨らんでいます。葉の色は淡い黄緑色でして、地面に近い程に黄土色をしています。軸の部分は焦げ茶色系ですね。
類似種との比較

参考・引用文献
私見:
 園芸屋で見た事があるような無いような?テラリウム風と言うよりも、単純にカスミサンショウウオの寝床として、流木にレイアウトしています。
採取:
 部分的につまんで取って持ち帰る
育成:
 現在流木の上で放置中
動画:

画像:
  

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海水NO.93『イソギンポ』 頭に生えてる系

2014年08月04日 15時48分31秒 | 海水魚
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はイソギンポ。日本海の海水浴場で採取したこの魚、また”頭から何か生えてる系”の魚ですね。名前を調べてみると、ギンポの仲間では一般的なイソギンポのようです。
<データ>
名前:イソギンポ
分布:日本海側にいました
全長:体長50mm程の個体は採取歴あり
生息:磯の石場など
特徴:
 漢字で『磯銀宝』と書く、そのまんまギンポの仲間ですね。形状は、平たい体にハゼっぽい頭部が付いています。頭部には、小さな枝状のアクセサリーを装着していますね。体色は黒めの赤をベースに白と黒の斑点が点在しています。また背鰭の前方には、楕円形の黒い斑紋を付けています。繁殖はよくわかりません。食べられるのかも分かりませんが、食べられる部分は少ないでしょうね。
参考・引用文献
私見:
 頭の枝は何のため?ナベカに近い雰囲気の魚でして、可愛い見た目に反して、餌を捕る時は獰猛~
飼育:
 現在飼育中。普段は貝がらの中で潜んでいるが、肉食系なため、エビを入れると猛ダッシュで奪い去ります。
動画:
 隠れていて撮影出来ん(涙)
画像:





近江工舎

『タマガムシ』 豆より小さい玉

2014年08月01日 09時04分01秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 滋賀県に生息する水生昆虫の紹介、今日の1匹はタマガムシ。あれ?マメガムシだっけ?マルガムシだっけ?と分からなくなるネーミング&生体サイズですよね。マルガムシよりも小さく、側面からの見た目が丸いのでタマガムシでは無いでしょうか?
<データ>
名前:タマガムシ
分布:滋賀県東部
全長:5mm程度の成体を確認してます 
生息:山間部の溜池など
 
特徴:
 漢字で『玉牙虫』と書く小型の水生昆虫ですね。形状は何と申しましょうか、植物の種のような粒状です。ぱっと見た感じは、ゴミか生物なのか分からないくらい・・・。側面からよ~く見れば、なんとなく昆虫に見えて来ますね。他の微小ガムシ・ゲンゴロウ系と比較しますと、体長に対して体高が高いです。そのため名前にタマの文字が付いたのでしょうね。
類似種との比較
マルガムシ:若干大きめで、体高が低い
マメガムシ:若干大きめで、体が丸く無い
参考・引用文献
私見:
 タモに入ったゴミの中から、これを仕分けた自分を褒めたい(笑)
採取:
 目の細かい網(白っぽい方がいい)で水草まわりを掬う
育成:
 育成経験無し
動画:

画像:

  

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