近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「マツモ」 有名金魚藻です

2006年11月26日 16時16分27秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水草などの紹介、今日の1株はマツモ。琵琶湖や琵琶湖へ流入する排水路に生息していました。最近は魚のネタ不足なので、水草シリーズを紹介していきますね。
<データ>
名前:
マツモ
分布:
 琵琶湖、滋賀県各地 
体長:
 葉長15mm~20mmくらいで、茎は400mm以上 
生息:
 湖沼・溜池・河川の泥質底の緩流域や止水域 
特徴:
 漢字で「松藻」と書く根を持たない沈水植物。葉の形状は針状で、葉先が二股に分かれ微細なギザギザ(鋸歯)があります。葉の色は淡い黄緑から緑色。松の葉に似ているのでこの名前が付いたのでしょうね。自然界では、場所によって通年で見ることができます。ホームセンターなどで、金魚藻、松葉藻の名前で売られていますね。類似種との比較
マツモ:葉先が二股に分かれる
オオトリゲモ、トリゲモ、シャジクモ類:葉先が二股になっていません。
参考・引用文献
私見:
 在来の金魚藻と言えばこれですね~。でも最近は生息地激減・・・
採取:
 茎の先を僅かに採取する。(繁殖力が強い為、僅かな量でも直ぐに殖えますので採取は少なめで)
育成:
 水槽に水を入れるのみ。低光量にも強く、成長が早いため、コケの多い水槽では栄養吸収してコケの発生を押えてくれる。成長が早いため、入れすぎると外の水草の生長を阻害します。水流が強く、光が少ないと小さな株しかできません。
動画:

画像:
         
         
 採取直後及び育成中のマツモ。水槽下の方が色が淡いです。
         
 08.10.31追加画像、マツモ(右)とトリゲモ類(左)の比較。 

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3 コメント

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マツモまで!! (Zacco)
2006-11-26 22:36:19
ryuさんのフィールドには色々な水草が自生しているんですね。
本当に羨ましい。
マツモは流石に生えている所なんてないですから。。。
水槽に水草を入れるにしても、よりどりみどりですね。
マツモは私には難しい種類の水草ですが。。。
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Unknown (きつね)
2006-11-26 23:19:48
自生しているポイントを見つけられると良いですね。

アナカリスなど、いくつかのポイントでぼうぼうに生えているのを知っているとホームセンターで買っている人を見かけると教えたくなったりしますw
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Unknown (ryu-oumi)
2006-11-27 09:10:56
>Zaccoさん
 マツモは、こちらでも余り見かけません。確実に自生数が減っているのではないでしょうか。

 マツモは、掟破りの直射日光水槽で爆殖しています。やや富栄養化した水で、日光が当ると、食害よりも繁殖の方が多いく、トリミングして捨てるくらいになりました。

>きつねさん
 自然界に生息していると、汚れていて気付かないのですかね。アナカリスを買うくらいなら、琵琶湖の自生種を好きなだけもって帰ってもらいたいのに。
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