滋賀県に生息する水草の紹介、今日の1株はジャジクモ。湖南の田圃で見付けたこの水草、。これと言って環境が良いわけでもなく、普通の水田でした。生息する所では群生していますが、無い所では全く見かけないタイプの生物ですね。(シャジクモにもいろいろ種類がありますが分類できません、シャジクモ類ということで)
<データ>
名前:
シャジクモ
分布:
滋賀県全域
全長:
200mm程度まで確認してます
生息:
水田、浅い湖沼、一部河川の流水域など
特徴:
漢字で「車軸藻」と書く大型の多細胞藻類。根を持つ主軸(草でいう茎の部分)に多くの節があり、節ごとにに8から11本の輪生枝(針のような葉っぱ?)が並びます。主軸及び葉は濃緑色で、根は白色。マツモの葉は二又に分かれます。雌雄同株で、有る程度まで成長すると輪生枝の節ごとに赤い生殖器が付くようです。繁殖期は夏で、受精により卵胞子を形成し越冬します。
類似種との比較
マツモ:葉先が二股に分かれています。
参考・引用文献
採取:
浅瀬に生えている株を根から抜く
育成:
少々栄養がある水に入れて、高光量であれば育ちました。低温に弱いので、冬場はヒーターが必要かと思われます
動画:
画像:
ちょっと拡大。輪生枝の節に見える赤い色の点が、恐らくは生殖器かと思われます。
生息環境。泥底に見える小さな株全てがシャジクモ。
採取直後。小さな株も土中に埋まっている部分が多く、採取してみるとこれくらいのサイズになります。
よろしければこちらにもお越し下さい。
<データ>
名前:
シャジクモ
分布:
滋賀県全域
全長:
200mm程度まで確認してます
生息:
水田、浅い湖沼、一部河川の流水域など
特徴:
漢字で「車軸藻」と書く大型の多細胞藻類。根を持つ主軸(草でいう茎の部分)に多くの節があり、節ごとにに8から11本の輪生枝(針のような葉っぱ?)が並びます。主軸及び葉は濃緑色で、根は白色。マツモの葉は二又に分かれます。雌雄同株で、有る程度まで成長すると輪生枝の節ごとに赤い生殖器が付くようです。繁殖期は夏で、受精により卵胞子を形成し越冬します。
類似種との比較
マツモ:葉先が二股に分かれています。
参考・引用文献
採取:
浅瀬に生えている株を根から抜く
育成:
少々栄養がある水に入れて、高光量であれば育ちました。低温に弱いので、冬場はヒーターが必要かと思われます
動画:
画像:
ちょっと拡大。輪生枝の節に見える赤い色の点が、恐らくは生殖器かと思われます。
生息環境。泥底に見える小さな株全てがシャジクモ。
採取直後。小さな株も土中に埋まっている部分が多く、採取してみるとこれくらいのサイズになります。
よろしければこちらにもお越し下さい。
解釈はばっちりであります。簡単な見分け方は、葉の根元から2つに分れているのが松藻です。そして葉が枝状に伸びて節があるのが車軸藻で御座います。たいがい水田内で小さな芽を出しているのがシャジクモではないでしょうか。
てっきり、松藻だと思っていました。
自宅の水槽は、唯一、黒藻が生き生きとしております。
松藻は細々と漂っております。
この大雑把な松藻(←これいいなぁ)は全国の水田に生育しているようなので、近所の田圃を覗いてきます。
こんな巨大な細胞を持つ生物はなかなかいませんので貴重です。
珍しい植物ではありませんが…。
シャジクモの仲間はひじょうに多くて、分類しようとするとうんざりします。
子供の自由研究で、何種類かのシャジクモとトリゲモを採集して挫折しました。
自由研究には「○○の仲間」ばかり大量に…。
ちなみに、ここを見て挫折しました。
↓
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/nitella/index.html
過去の記憶を頼りに採取しました。子供の頃は、カブトエビ同様に色々な田圃で見られたのですが、最近では限られた水田でしか見ていません。希少種と呼ぶにはほど遠いのですが、減少はしているかも。
車軸藻シンポジウムとか、初めて知りました。
そして車軸藻類では、いわゆるシャジクモしか知りません。ですからフラスコモ亜科?が小株場合、小枝が分枝していると言うのも分りませんし、トリゲモとオオトリゲモの違いも分りません。むしろ『○○の仲間』と言える事が素晴らしいと思います。水草では、滋賀県産のタヌキモを捜索中です。
数年前に湖西の田んぼでシャジクモ採取しました。
灯油っぽい独特の匂いがしませんか?
初めまして、コメント有難う御座います。
匂いは分りません・・・嗅いでいないのと、鼻が少し悪く匂いに敏感じゃ無いもので・・・
灯油っぽい臭いがするんですね!
自分が採取した物は独特の匂いがしました。
60センチ水槽に植えてましたが、水槽に近付くと匂うんですよー。
採取した際にも匂ったのですが、その時点では農機具が油でもこぼしたのかな?位に思ってました。
ご説明有難う御座います。前述したように鼻が少し悪いので、匂いに敏感じゃありません。さらに採取した個体が小さかったのも原因かもしれません。大きな個体が手に入ったら、一度臭いを嗅いでみますね。