次期総選挙も近いと噂されるせいか、最近近辺では現職や新人などのポスターを見かけます。実際にはどうなるのかまったく不明ですが、このようなポスター、特にまだ若い新人のものを見るたびに、この人物はどのような志を抱いて政治家を目指すのかと思います。
かつての小泉旋風の時にたくさんの「小泉チルドレン」が誕生しましたが、中には当選早々に「料亭に行きたい」などたわけたことを数々発言して「オバカ議員」などと揶揄された人物もいました。その他のチルドレンも「抱負」を聞くと首をかしげるようなことが少なくなかったのですが、その多くはさしたる働きもせずに、今はほとんどが消えています。 高額の歳費を考えると税金の無駄遣いだったと思います。
国会議員になろうとする者は、問われれば大方は「国家のために尽くす」というのでしょうが、これに対して大阪市長の橋下徹氏はかつて自著の「まっとう勝負」(小学館)で次のように述べているそうです。
「なんで『国民のためとか、お国のために』なんてケツの穴が痒くなることばかり言うんだ?政治家を志すっちゅうのは、権力欲、名誉欲の最高峰だよ。自分の権力欲を達成する手段として、嫌々国民のため、お国のために奉仕しなければいけないわけよ。ウソをつかない奴は政治家と弁護士にはなれないよ!」
例によって、どうしようもないほど彼の品性の低さを感じさせます。彼は弁護士であり、そこから政治家になったのですが「ウソをつかない奴は政治家と弁護士にはなれないよ!」とは彼に当てはめるならば、まことに言い得て妙というところなのでしょう。立派な志を持った政治家も、庶民のために尽くす弁護士ももちろんいます。彼の雑言はそういうまじめな人達を、独断で貶めるものです。それにしてもこの人物は本当に品が悪い。
そして、彼に振り回されている国会議員、情けないとかいうか、哀れというか…。