中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

パスポートの更新

2010-05-13 09:27:02 | 身辺雑記
 2000年にパスポートの交付を受けてから10年たったので、更新の手続きをして新しいパスポートを交付してもらった。同じように有効期限を10年にするか考えたのだが、自分の年齢を考えて今回は5年にした。5年後には80歳を超えているから、そのときに海外に出かけるほどの元気があれば、また考えればいいと思っている。まあ、再度更新できればめでたいことだとも思うが、どうなることか。

 交付料は結構高い、交付手数料として、収入印紙代9,000円とと県の収入証紙代2,000円で合わせて11,000円(10年だと16,000円)。他に写真代が1,000円必要だ。10年前はいくらだったか覚えていない。多分値上がりはしたのだろう。

 10年のものは表紙の色は赤だが、5年のものは黒だ。それに写真はこれまでは実物を貼り付けていたが、今はパスポートに転写されている。その写真だが、10年前のものはやはり我ながら若い。自惚れて言えば、まだ壮年期の名残がないこともない。髪には黒いものが前のほうに残っているが、今はほとんど真っ白だ。それに髭を生やして、それがまた白いから、どこから見ても年相応の老人だ。それに、旅券事務所に備えてあるセルフ方式の証明写真ボックスで撮ったせいか、何とも人相悪く写っていて、これでは国際的な指名老テロリストのようだ。10年の歳月はこんなものかと改めて思う。



 何となく懐かしさもあって、古いパスポートのページを開いて眺めてみた。たくさんの出国、入国印が押してある。1回だけを除いてすべて中国に行ったときのもので、この10年間に45回行ったので、1回につき日本と中国で出入国でそれぞれ2回、併せて4回押印するから、180の印が押されていることになる。その最初は2000年の6月24日から27日まで卒業生のK君と、ある旅行社の団体ツアーに参加して西安に行ったときのもので、この時に今も家族ぐるみで親しくしている李真と知り合った思い出のある旅だ。



 この頃はパスポートの他に入国査証(ビザ)が必要だった。自分で領事館に行く時間もないし面倒なので、あまり安くない手数料を払って旅行社に代行を委託していた。この面倒な手続きも中国の場合は、2006年以降は15日以内の滞在なら免除されるようになった。



 パスポートに押される出入国印は日本(関空)のものはきちんと押印されているが、中国のものは概して汚く乱雑で文字がかすれて読めないもある。お国柄か。係官に対する教育の問題か。



 一度だけ2002年に妹を訪ねてマレーシアのペナンに行った。上下逆の紫色の角印が入国時のもの、その下の赤い五角形の印が出国時のもの。11月の中頃だったが、さすがに熱帯だけあってひどく暑かった。帰途に首都のクアラルンプールにも立ち寄ったが、建国は第2次大戦後だから、やはり中国とは違って歴史の古さを感じさせるものは乏しかった。




 使い古したパスポートで、いろいろな思い出も詰まっている。たびたび開いて眺めるほどのものではないが、とっておこう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿