上海の唐怡荷から小包が送られてきた。中には杭州の有名な緑茶である龍井(longjing)茶と、良い香りがするきれいな袋、それに手紙が入っていた。
手紙を読んでみると、端午節(6月19日)の前日に書いていて、「端午節の日になってから夏の虫が出ますので、虫よけの香袋を家にかける。香袋の中身は漢方の薬が入っている。」とある。端午節には粽を食べる習慣があることは知っていたが、虫除けの香袋をかけることは初めて知った。この香袋は童涵春堂という漢方薬の店のもので、上海では有名らしい。
心が落ち着くようなとても好いやわらかい香りがする。珍しいものをもらった。2つあるので、枕の下に1つ置くことにしよう。