黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

軍艦島:鉱業所の夜明け

2008-01-02 02:07:53 | 軍艦島(端島)


軍艦島ポータルサイト軍艦島オデッセイアップして約2年余がたちました。
訪問して頂いた沢山の方々、掲示板に書き込みをして頂いた方々、
本当にありがとうございます。

軍艦島が稼働していた時代の映像をよく観ます。
その中で一番記憶に残っているのは、そこに写っている人たちの、
力強く、そして豪快な笑いっぷりです。
現代の、沢山人がいる場所を写した映像に、
あんな笑い方をしている人が写っているのを観た事がありません。
それは失うモノより生み出すモノのほうが多かった時代の
笑い顔なのかもしれないと思います。
そしてその笑顔は、軍艦島に限らず、
その時代の誰もが持っていた笑顔かもしれないと思ったりします。
その笑顔のおかげで今日の豊かな日本があるのだと思いますが、
豊かになったと思える現代、
人は、その時代より笑っているのかな?と思います。

今年予定されていた軍艦島の一般上陸は、どうやら先へ延びたようですが、
どんな形であれ、
軍艦島の歴史の中ではそれほどたいしたことでもなく、
たとえ変だったりおかしな形だったとしても、
サイト内にも書いたように、
それを飲み込んであまりある度量の深さを、軍艦島には感じます。
上陸の計画がしっかりとしたものならものなだけ、
それに答えてくれるような気もするし、
そうでなかったらそうでないだけのものになるような、
そんな気がします。
ただ可能なら、かつて軍艦島にあふれていた笑顔を感じられるような、
そんな上陸だったら、とてもいいなと思います。

◆→blog カテゴリ「軍艦島」


軍艦島の過去を知るなら →「想像と記憶 端島(軍艦島)


軍艦島の現在を知るなら →「軍艦島オデッセイ


軍艦島の未来を知るなら →「軍艦島を世界遺産にする会
 

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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (超問です。)
2008-01-02 16:02:17
「想像と記憶 端島(軍艦島)」管理人の超問です。

何時も、過分な言葉でご紹介頂き、誠にありがとうございます。

これからも、島が活きていた頃の映像を、少しでも増やせるように、頑張りたいと思います。

本年もよろしくお願い申し上げます。
返信する
▼超問さんへ (廃墟徒然草)
2008-01-03 01:33:02
すこしでも貴サイトをご覧になってくれる人がいればいいなと、
微力ながらリンクさせて頂いております。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。
 
返信する

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