シルクロードと科学 ある物理学者の独りごと Silk Road and Science

天山山脈の北の麓の都アルマトイに、私が初めて訪れたのは平成7年(1995年)10月でした。

川俣町が、町民の相談会を断りました。

2011-04-01 17:48:56 | 放射線防護情報センター

 下記のように、私の専門科学者としての人道的申し出が、残念ながら、断られました。混乱の中、真意が上手く伝わらなかった模様です。こうなっても、私、高田純は、海外の被災地調査と同じく、現地に赴き、環境と人たちの放射線衛生上の調査を行います。限られた時間の中、個人の力がどこまで及ぶかわかりませんが、最善を尽くします。

 

4月1日

高田 純 様

 現在、当町においての原発災害については、健康相談を含め、国及び福島県で対応しておりますので、丁重にお断り申し上げます。

 ご無礼の段、平にご容赦ください。

川俣町災害対策本部

福島県伊達郡川俣町字樋ノ口

4月1日

川俣町災害対策本部殿

 添付のように、4月8,9日、福島市に到着し、川俣町を訪問いたします。

 私は、放射線防護学の専門家であり、町民の放射線衛生上の心配の相談を受け付け、対応するつもりです。

 これは、人道支援でありボランテイアです。一切の、町の経費を要求するものではありません。

 希望者には、甲状腺のヨウ素測定と線量評価をいたします。この方法は、文科省の科研費研究で開発したものです。

 川俣町および町民のお役に立つと思います。

 8日の午後には、町の対策本部に到着します。

 午後3時間ほど、公民館や避難施設で、相談会を開催したいのです。

 ご協力いただけませんか? 人数あれば、翌日も3時間ほど行います。

 対策本部には、拙著2巻を寄贈いたします。

 なお、同じようなことを、他県、東京でも行います。

 

高田純 理学博士

札幌医科大学教授

医療人育成センター 物理学教室

大学院医学研究科放射線防護学


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