シルクロードと科学 ある物理学者の独りごと Silk Road and Science

天山山脈の北の麓の都アルマトイに、私が初めて訪れたのは平成7年(1995年)10月でした。

平山郁夫画伯は肺がん死なのか!?

2009-12-23 21:50:43 | シルクロード科学プロジェクト

 12月13日、ある会に招かれて広島を訪れた。そこで、複数の医師たちから、シルクロード画で有名な平山郁夫画伯の死について、驚きの話を聞いた。

http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/SSP-J5.html

Hirayama  平山氏は、今月2日に脳梗塞のため都内の病院で亡くなったとされていたが、「肺がんだった」と、医師たちが言うのである。シルクロードをたびたび訪問した平山氏は、プルトニウムを含む核の砂を吸い込んでいる可能性は高いので、肺がんリスクは否定しにくい。

 ウイグル地区で三番目に発生率の高い悪性腫瘍が肺がんである。プロジェクトに寄せられている日本人被害情報でも、肺がんが含まれている。

 平山氏の肺がん情報の確認をしたい。確かな情報をお寄せください。

 なお、郁夫は1960年代後半からたびたびシルクロードの遺跡や中国を訪ね、極寒のヒマラヤ山脈から酷暑のタクラマカン砂漠に至るまでシルクロードをくまなく旅している。

 1992年、日中友好協会会長に就任し、2008年まで努める。

こんなブログの記事もありました。

http://usagityann.blog.ocn.ne.jp/blog/2009/12/post_4624.html

テレビニュースでも肺がん死とあったらしい。

お悔やみ欄より

 日本画家で元東京芸術大学学長の平山郁夫、脳梗塞のため東京都内の病院でで2日死去、79歳。

1930年広島県瀬戸田町生まれ。広島市の修道中学3年のとき被爆。以後、高熱やめまいなど放射能の後遺症で苦しんだ。東京美術学校(現:東京芸大)日本画科に進学し、前田青邨に師事す卒業制作「三人姉妹」は同校買い上げとなった。52年卒業とともに同校助手となる。

53年「家路」が院展初入選。59年玄奘三蔵をテーマとした「仏教伝来」が院展入選。61年「入涅槃幻想」が日本美術院賞・大観賞を受賞。中東や中央アジアを旅行し、シルクロードをテーマにした作品の制作を続けた。67-68年まで法隆寺金堂壁画再現事業、73-74年まで高松塚古墳壁画模写事業に参加。76年一連のシルクロード作品で日本芸術大賞を受賞。
この間73年東京芸術大学教授に就任。

89年東京芸術大学学長に就任し、95年まで務める。01年再び東京芸術大学学長に就任し、05年まで務める。
遺跡の保護や美術品の修復などにも尽力し、96年フランスのレジオン・ドヌール勲章を受章、98年文化勲章を受章、このほか受賞多数。日本美術院理事長、ユネスコ親善大使、文化財保護・芸術研究助成財団理事長などを歴任。97年故郷の広島県瀬戸田町に町立の平山郁夫美術館が開館した。05年東京国立博物館特任館長に就任。