うまさいと

お馬さんは好きですか?

きんぐじょーじ(後半)+ひとりごと。

2005-07-21 01:34:04 | 競馬
ということで昨日の続き。

Norse Dancer(ノースダンサー): Halling×River Patrol(Rousillon), 11-d
惜しいところでG1に届かない名脇役。
昨年夏はSovereign S.(GB G3 T8f)で重賞初制覇の後、International S.(GB G1 T10f88y), Irish Champion S.(IRE G1 T10f)で連続2着とブレイク。今年は5, 6着が続いているが、今は雌伏の時か。

Phoenix Reach(フェニックスリーチ): Alhaarth×Carroll's Canyou(Hatim), 14-c
遠征大王。
昨年のJC6着馬。加・香・首でG1を3勝。欧州でのレース自体、丸一年ぶりとなるこの極端さ。ちなみに欧州G1ではSt. Leger S.(GB G1 T14f132y)3着以外は芳しくない。密かにCarroll Houseを叔父に持つ。

Policy Maker(ポリシーメーカー): Sadler's Wells×Palmeraie(Lear Fan), 9
仏限定の有力古馬。
JCでの熾烈な2着争いが印象に残っている人も多いかと。基本的には仏でしか走っておらず、今回が2度目の遠征。実は外弁慶だったりして。前走Grand Prix de Saint-CloudではBagoに先着。侮れない。

Razkalla(ラズカーラ?): Caerleon×Larrocha(Sadler's Wells), 23
ドバイ大好き。
Godolphinからもう一頭。今年のDubai Sheema Classic(UAE G1 T2400m)の2着、一昨年の4着馬。それ以外は大して目立ったところはなく、前走Gold C.(GB G1 T20f)では14着と大敗。適距離に戻っても少し苦しいか。

Warrsan(ウォーサン): Caerleon×Lucayan Princess(High Line), 7-a
色々な意味で古豪。
JC15着馬。Coronation C.(GB G1 T12f10y)の3連覇を逃し、過去のお馬さんの域に脚を突っ込みかけている。大舞台では勝負弱いイメージも手伝ってか人気はかなり低い。Lusoの下だし、高齢Caerleonの一発とかあるのだろうか。

Yeats(イェーツ): Sadler's Wells×Lyndonville(Top Ville), 1-m
未開花の素質馬。
ご存知ツクバシンフォニーの半弟。Warrsanを下し、有力馬の一頭に数えられるようになった。元はDerby S.(GB G1 T12f10y)の1番人気だったのは有名な話だが。前走は大敗したものの、仏よりは英・愛向きなのは間違いのないところ。

The Geezer(ザギーザー): Halling×Polygueza(Be My Guest), 7-f
3歳牡馬代表・・・には足りない。
3歳路線の微妙なところ。Derby S.は8着、Dante S.(GB G2 T10y88y)では2着で、共に勝ち馬はMotivator。3歳馬の挑戦としては、昨年のTycoonをもう一つ小回りにしたイメージでいいかと。ってことは実力的には圏外かもしれないなと。

Eswarah(エスワラ): Unfuwain×Midway Lady(Alleged), 8-k
3戦無敗のOaks馬。
今年の3歳代表馬。まはる殿下のおっしゃるようにUnfuwain は牝馬で1翻付く」というところに、ある意味この父系の凄さがあるなと。本命です。


ということで、一応これで16頭は終わり。ここからは少し逸れまして、ひとりごと。


あわあわ。何だか凄いところに燃料投下しちゃったぞとか。一人でガクガクブルブル。

先程引用させていただいた有芝まはる殿下が、最新の更新時に、私の何気ない一言について触れられていらっしゃいますね。
私自身は殿下が以前どういった文章を書かれていたのか、というのは見ておりませんで申し訳ないのですが・・・。
私は「さらっと」というところにこそ、むしろ本質的なものが滲み出てくるのではないかと思います。同じ「さらっと」でも大事なものを飛ばした「さらっと」とエッセンスを詰めた「さらっと」では雲泥の差ですし。ちなみに、私は最初に見たblogが殿下執務室だったということもあり「さらっと」書くことをずっと目標にしているわけなんですが、殿下の数倍もの長さの無駄話を書いてしまっている(エネルギーの無駄遣い、的な部分がある)という傾向がありますorz

正直なところ、私はMontjeuの現役時代には海外競馬にアクセス手段を持ち合わせておらず、昨日はレーポスの戦績とにらめっこしながら書いてたわけです。その当時のMontjeuが負けている雰囲気を、殿下は「あそこで「さらっと」しか書かなかったモンジューの4歳秋ってのは、実は結構テイエムオペラオーの2001年秋の敗れっぷりとも双璧をなす、チャンピオンとしての堂々たる散りざまを見せた的な部分ってのもある訳ですが」と書かれていますね。私がレーポスデータを見ながら(そりゃある程度は頭には入ってますけども)書くと「衰えて負けちゃった」的なニュアンスで伝わってしまっている可能性があるのです。勿論、人それぞれ印象は違うのでしょうが、現在私がデータだけ見て書いたものよりは、よっぽど当時の臨場感が伝わってくるなぁと思うのです。

「読みやすい、読んでいて面白い」というのは、短く、そして簡潔にエッセンスをぎゅっと詰めたものでしょうし、私は現時点ではそれが全くできていないと反省することが最近特に多いと。なので、上の記事も短めに全馬を紹介してみたり、という内情が垣間見えたりするわけで。

人様に読んでいただく上で、早く「見切り」というのを習得したいなぁと思うわけですが、その辺りは何年もかけて、おいおい習得していくであろうという楽観的観測でじっくりと腰を据えて挑みたいと思います。いつかはこんなエントリが書けるといいなと妄想しながら。

ということで「父系通史」を楽しみに待っております☆