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ドイツの医学がライプツイッヒの臓器提供者のスキャンダルに揺れる

2013-01-03 | Weblog

 

(写真)世界規模の臓器提供者不足の影響を受ける移植クリニック

ドイツ東部の都市ライプツイッヒで医師が臓器の必要者リストを操作したと報じられている提供者に関するスキャンダルを検察官が調査しています。

ライプツイッヒ大学病院の臓器移植センターの3人の医師に容疑がかけられています。

移植を待つ順番を早くするために、肝臓に問題のある38人の患者が透析の患者として虚偽リストに載せられたとドイツのメディアが伝えています。

移植センター間の競争が問題だと専門家は言います。

世界規模で臓器提供者の不足があり、それが競争の要因になっているようです。

ライプツイッヒ・クリニックの理事長は、ライプツイッヒのスキャンダルには金がからんでいることが考えられると言います。

肝臓患者に関するスキャンダルの中で申し立てられている操作の1件を除く全てが2010年と2011年に起こりました。

ドイツの医学協会本部は、「移植医学は現在程安定していなかったが、その後監視が厳しくなったので、現在、不正行為はない。しかし、以前の操作問題は解明されなければならない。」

ドイツの医学協会は医療従事者を代表する主要な連邦組織です。

ドイツのMDRラジオは、緊急に移植が必要な患者が多いライプツイッヒ市のあるザクセン州にとって、スキャンダルは特に悪い知らせだと伝えます。

患者の保護団体は、ドイツの移植センターの半分が競争の弊害を食い止めるために閉鎖されるべきで、臓器移植計画の成功がクリニックの名声を高めると言います。

ドイツには47のセンターがあり、昨年8月にその全てが監視機関の下に置かれたとドイツメディアのARDが伝えています。

健康相は、10軒のセンターが調査され、今までに3件の不正行為が発覚したと言います。

ライプツイッヒのスキャンダルとその前に発表されたミュンヘンとレーゲンブルクとゲッティンゲンの操作問題の間に関連があるかどうかは明確ではありません。

          **************

ドイツのような優等生的な先進国でも臓器移植のスキャンダルが起こったようです。医療機関の臓器提供の競争、考えられることではありますが不正はいけません。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (せとやん)
2013-01-04 05:52:34
中国とか東南アジアだったら驚きませんがドイツでねえ。怖いですねえ。
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何でも優等生 (TAKAOSAN)
2013-01-04 17:25:27
こんにちは
何でも優等生というわけではないのでしょうね。
日本では、ドイツのいいところばかり報道されますからね。でも、ネオナチの台頭など、困ったこともありますから。みんな同じですよ、大なり小なり違いはありますけど。
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