夢への道筋

青臭いけど、人が夢の実現のために発揮できる力って無限。夢を実現するための方法論について徒然なるままに。

日経ビジネス「敬天愛人」vol.3-試練-

2005-10-23 14:06:32 | 敬天愛人
2005.10.17号の敬天愛人第3講についてです。


本講では、南洲翁遺訓第5条、第4条、第19条の3つが取り上げられていました。

まとめると以下の3点について説明してあったような気がします。

1)「志とは辛いこと苦しい目にあって初めて固まるものであり、男子の本懐は志に玉となって挑み、砕けるのも厭わぬ勇気である」という逆境に対する気構えと志への取り組み方について

2)「貪欲が正道を外す」という社会的使命を帯びた指導者にとって私利私欲を追求するのではなく、無私の精神を持つことの重要性

3)「主君・臣下ともに自分が完璧だと思っているときには世の中はうまく収まらない」という謙虚さの大事さ。

辛いとき苦しいときなどネガティブなときにも自分を勇気で奮起せず、今の自分でいいと思ってしまえば、志を忘れてしまう。調子がいいとき・幸せなとき・結果が出たときには謙虚になって気を引き締めなければ、傲慢になり、志を忘れてしまう。

その両面を説いていると思います。
そして、私利私欲のない無私の精神で使命に取り組むこと。

まあ、言葉にするのは簡単ですが、実行は本当に難しいですね。
あとは、無私という言葉の意味するところの認識かな。

僕は、自分の私利私欲を追求することで得られる推進力というか成長力というか爆発力は否定はしないし、それはそれですごくいいと思うんですよね。

 ただし、組織は一般的に、一人の人間の利益や欲求のみを追求するために存在しているケースは少なく、組織の持つ使命を果たすために存在していると思うんです。したがって、組織の指揮官は、自分の私利私欲ではなく組織の使命を果たすために身を投げ打つ事を第一義と捉えるべきだと思います。

自分の私利私欲と組織の使命にコンフリクトが起きたときは、私利私欲を捨てるか、指揮官を辞めるか、二択だと思います。

指揮官は、無私の精神で突っ走って結果を出した後に、自分にとってのリターンは後からついてくるんじゃないかと思います。結果を出す前にリターンを求めちゃ駄目。


南洲翁遺訓いちいちいい事書いてあると思う。
しかし、実行は本当に難しい。
そして、難しいからこそ挑む価値あり!
一歩ずつ前に進もう。

偉大な「10」つながり

2005-10-19 01:50:19 | 仕事術
10月も半ばを超えたので、10月のこれまでをレビューしていたのですが、ふと10つながりで思い出したことを。

どちらも良く知られている「10」。

鬼十則(電通のWWWからは削除されたようですが、検索すればたくさん出てきます)とSam Walton's 10 Rules for Success日本語訳)の二つ。




どちらもめちゃめちゃ偉大なヒトがしるした仕事における心構えを説いた言葉です。

僕は仕事に、はまってきたとき、ダレてきたとき、やる気が出ないときなど集中力がないなと思ったときは、二つの10原則に目を通し、その中から、どれか一つをそのときの気分で選び、それをその日の重点課題にすることにしています。

仕事をするときには普遍的に大事なことが書いてあります。

読んだことない人はどちらも是非読んでみてください。

世界戦略

2005-10-15 22:02:01 | ふと思ったこと
昨今、日本のネットベンチャーの世界戦略がようやく本格化してきた。

楽天のリンクシェア子会社化

アクセスのパームソース吸収合併

そんななか、ライブドアだけが異彩を放ってますよね。
ヒスパニックだと!?
誰が見つけてきた案件かわからないけど、堀江さんやっぱ普通じゃないな。
ラム酒持ってくるっていうのもいいじゃない。
25歳?カラテチャンピオン?

やはりホリエモン普通じゃない!普通はアメリカ・中国だと思うんだけど。


当社も世界戦略に関してだけは、彼らに負けず、もっと成果のあることをしたいなぁ。本気に。

#あぁー、今日はブログ書きすぎだ。

「見据えた夢目指して舵を取る」

2005-10-15 21:44:34 | ふと思ったこと
昔に友人からDragon Ashを薦められて以来、彼らが僕の最も好きなアーティストの一つです。

その中でも特に好きなのは、「Let yourself go,Let myself go」です。


なんでこの曲が好きなんだろうって、さっき聞きながら考えていたのですが、考えた結果、「歌詞」が僕の気持ちとこれほどマッチしてる曲が他にないからなんじゃないかという結論に至りました。

僕が好きな歌詞は「行く当てもなく漂うのではなく」~「勇気あるものが持ちうる本能」までの一節。

その中でも特に好きなフレーズは、
 「見据えた夢目指して舵を取る」

 「恐れからくる一歩の遅れ、それがもたらす致命的なLOSS」
です。

「夢への舵取りに、恐れからくる一歩の遅れがあってはいかん!」という僕の行動指針になってるんだと思います。


カラオケ行ったら、この曲、ウザいぐらい絶対歌うんですよね。最近、カラオケ行ってないなー。

日経ビジネスの「敬天愛人」 vol.2

2005-10-15 16:10:26 | 敬天愛人
先週紹介した日経ビジネスの「敬天愛人」。


今週号もいいこと書いてありました。
リーダーは仕事で「私心」を持ち込んではいけないということが語られていました。

以前にJリーグ川渕さんも「私利私欲のない方向性」を示せるかどうかがリーダーに求められる条件だというような話がありました。

リーダーの「私」が透けて見えると、求心力は「がくぅー」って目に見えてなくなります。人間なので欲がどうしても出ちゃうのですが、しっかり自己を制御し、使命に対してピュアに行動し続けたいものですね。

アイデアマラソン

2005-10-15 15:56:59 | 仕事術
以前に「考具」という本を読みました。とてもいい本でした。


いろいろ参考にして自分にも取り込んだのですが、その中にアイデアマラソンのことが紹介されていました。

たまたま本屋にいったらアイデアマラソン手帳なるものが売っていたので、ためしに買ってみました。



 僕は結構忘れん坊なので、いいこと思いついてもたまに忘れちゃって悔しい思いや思い出すのにえらい時間がかかっちゃうことがあるので、いいこと思いついたらどこかに書き留めることにしてました。

 でも、昔に思いついたことってメモっててもメモを探すのに時間がかかったり、みつからなくなっちゃって、面倒くさくなっちゃうことがあるので、いいこと思いついたときは、全てこの手帳にメモることにしてみました。

まだ2週間目ですが、結構楽しいですよ。
昨日までで44個。
1000個いけるかな?

#残念ながら、手帳の機能そのものは10月31日からなので、後ろのほうの余白を使ってるだけですが。

「勉強」の重み

2005-10-15 09:44:57 | ふと思ったこと
世を騒がせてる村上ファンド。既にTBSネタが中心になってきましたが、阪神電鉄のネタが世を騒がせていたときの村上さんの会見をテレビで見てて、思ったことを3つ。


1)ファンドマネージャーなのにすっかりテレビ慣れしてきている。この人はどこに進もうとしてるんだろう?何になろうとしてるんだろう?彼がプロとしてのファンド運営を追求した結果、今のスタンスが確立されたのかな?


2)阪神電鉄やタイガースのことをともかく情熱的にほめる。投資した会社を、世に対して表に出て自信満々にほめるのは、株主としては悪くない行為だと思う。会社を愛してるステークホルダーは、誰も損しないもんね。


3)「西武のときから電鉄株は本当に勉強した。その上で、今の阪神がある」というような感じの発言があった。村上さん、あなたの「勉強」って、どんな勉強なんですか!?



「勉強」っていう一つの行為をとっても、村上さんと僕の勉強のレベルの差には大きな開きがあるんだろーなー。

 この人の勉強した成果は、ファンドの出資者には当然メリットを提供しながら、日本の資本主義、そして、日本の産業経済に、いつも一石を投じていると思う。その逆で、一石を投じて、出資者にメリットを提供してるのかな?(ファイナンスの世界は、素人なので、本当のところどうなのか、よくわからんのですが。)
 この人は、自分のビジネスを愚直にやる抜いてるだけだろうけど、既定の枠におさまらずに、世の中の流れをクリエートしてる感じがしてすごい。

彼が会見で言っていた「勉強」って言葉と今の僕が使う「勉強」では言葉の重みが全然違うよね。彼の勉強は果たして、いくらの価値を生み出すのだろう?元手も、阪神電鉄への投資は約1000億円規模の投資だって言うから勉強も尋常じゃないでしょうね。

彼我の差は圧倒的でいかんともしがたいものの、なんとか、彼と「勉強」って言葉の重みが同じ重さになるように、早く追いつきたい。


 そして、自分が勉強した成果を、より多くの人の幸せのために、そして、よりよい社会にしていくために、還元したい!


そんなふうに思いました。



しかし、あっという間にTBSネタに変わっちゃいましたね。ますます時代を作る村上ファンド。ファンドがこういうかたちでマスコミのスポットを浴びる日本ってどうなんだろう?

スケジュール&TODO

2005-10-10 22:30:18 | 仕事術
ものごとをやりぬく上ではスケジュール管理とTODO管理が必須です。
僕が最近思うスケジュール&TODO管理について。

僕は、PC/PDA/手帳でいろいろなものをここ何年か試しました。
これからもまだ試行錯誤は続くかもしれませんが、どのツールや方法論を使うにしろ、必ず抑えておかなければいけない方法論があるなと思いました。

今日は僕なりに考え経験した「これはやっといた方がいい」という術を紹介します。

1)なりたい自分計画表
 僕は、いろいろ試した中で「30年→10年→3年→1年→四半期→月→週→日→24時間」という時間軸の中で「なりたい自分」をより具体的にイメージすることがスケジュールやTODOを管理する上で遠回りかもしれないけど、結構大事だと思います。

その前提になるのは、

 30年 = 10年 x 3
 10年 = 3年 x 3 + α
 3年 = 1年 x 3
 1年 = 1四半期 x 4
 四半期 = 1ヶ月 x 3
 1ヶ月 = 4週間 + α
 1週間 = 1日 x 7
 1日  = 24時間

という期間設定をします。

 これは、まず、30年後になりたい自分をイメージします。
 なりたい30年後の自分になるためには、10年を3回どう組み立てるか?という点を考えます。最初の10年は準備、次の10年は実行、最後の10年は継承など、各「10年」に対してテーマを設定します。
 次は、10年後になりたい自分にを達成するために「3年」を3回どう組み立てるか? たとえば、最初の3年は情報収集、次の3年は人脈作り、最後の3年はチーム作りなど。
 次に3年後になりたい自分を1年を3回で。そして、次に1年後になりたい自分を四半期を4回で。四半期後になりたい自分は1ヶ月を3回で。1ヵ月後になりたい自分を1週間を4回で。1週間後になりたい自分を1日を7回で。明日の自分を24時間で。順々に整理して、テーマ設定やストーリー作りをします。

30年が妥当かどうかはわかりませんが、20代・30代は自分の年齢と同じぐらいの年数の未来は考えてみたほうがいいのかなあと思います。

 あと、大事なポイントとして、週の計画を考えるときは、日曜日に月曜日以降の計画を考えていてはだめで、常に7日後を考えることにします。
 日曜日には土曜日まで、月曜日には日曜日、火曜日には月曜日までという感じです。これと同様に月間計画は常に4週間後を、四半期計画は常に3ヵ月後を、年間計画は常に12ヵ月後を考えます。
 12月になって翌年の計画を立てたり、3月に翌年度を考えるのは計画性に欠けてしまいます。

手帳なのかノートなのかExcelなのかWORDなのか、何にまとめるかは人それぞれでいいと思います。常に項目について、字や声にしながら頭を使ってアウトプットすることが大事だと思います。紙やPCにするのが面倒な人は、家族や友達などに熱く語ったり、ICレコーダーにしゃべるだけでもいいと思います。

ちなみに僕は30年から四半期までをExcelに書いていて、A4の紙に出力してA4クリアファイルに入れて持ち歩いています。月~24時間はシステム手帳で管理しています。ここらへんはなんでもいいと思います。

これを便宜上「なりたい自分計画表」と呼びます。

あとは、「そんな先のことは分からん」という人は同年代の周囲にいる人たちの将来ビジョンを聞き出したり、親・兄弟・親戚の経験を聞いたり、先輩の話を聞いたり、尊敬する人の本を読んだり、講演に行ったり、と人の話を参考にしながら自分なりに組み立てたらいいと思います。
 ここには、自分の成長のヒントが隠されているかもしれないので、貪欲に本気で取り組むべきだと思います。また、参考にすると言っても、誰か一人の受け売りじゃだめで、いろんな人の経験や見解を組み合わせたり、比較しながら、自分なりに吟味して下さい。

 自分が目標とする人、住みたい場所、住みたい家、乗りたい車、着たい洋服などの写真・書籍・雑誌・新聞・WEBを収集したり、関連するテレビ番組を録画したり、なりたい自分に近い映画や漫画の登場人物、自分が持ちたい価値観や精神を象徴する絵や書物だったりと、自分で書き出すだけではなく「なりたい自分」に関連する情報やイベントは全て大事だと思います。繰り返し触れれるように、もしくは、思い出せるように整理しておくことも大事だと思います。
僕は貼れるものは、手帳に貼ったり、自宅に貼ったりして、常に目に留まるようにしています。

2)タスク一覧表
 タスク管理は、PC・PDAでやる方法、手帳でやる方法、ポストイットでやる方法などいろいろあると思います。どれがいいかはその人の一番使いやすいものでいいと思うのですが。僕は「一箇所にまとめる」ことが大事だと思います。
 手帳とPCで別々に管理していたり、いろんな紙やファイルにバラバラに書いて見つけるのが大変になってしまっているのはだめです。一つの紙に書き込んだり、PCで一つのファイルに書き込んだりするのがいいと思います。
 そして、期限を書いておきます。

これを便宜上「タスク一覧表」と呼びます。
タスク一覧表は仕事とプライベートに分けて管理しています。

僕は仕事用はExcelで、プライベート用はシステム手帳で作成しています。

 僕はタスク一覧表とともにプロジェクトで作成されているスケジュール表や経営会議で作成されているスケジュール表など全ての計画に関する資料は一つのA4クリアファイルに入れて、かばんで持ち歩いています。

また、タスク一覧表は、タスク表にのっかりっぱなしで全く意識が届いていないタスクが発生しがちなので、一覧を全て音読するなどして、必ず全てのタスクを意識にのっけて、のせるなら段取りを組んでやるし、やらないなら消すなどのふるいにかけた方がいいと思います。

3)予定表
通常の外出・会議・イベントなどの予定日時を書き込みます。これは他人とも共有できたり繰り返し予定を入力するのに楽なのでサイボウズやアウトルックなどのデジタルでの管理が便利かもしれませんね。慣れているやり方でいいと思いますが。

これを「予定表」とします。

3)行動計画表
 僕は前日夜寝る前もしくは当日の朝起きたら、その日一日に何をするか24時間の時間割に書き込むことにします。行動計画表を作る際には「タスク一覧表」や「予定表」を閲覧しながら作成します。

 通常、打合せや会議や外出予定しかスケジュール表には書き込まないかもしれませんが、僕はそれだけではなく、どういう作業を何時から何時の間にするのか?というタスク処理予定も時間割に書き込むことにします。

 会社にいる時間であれば、出社から退社までランチも含めてすべての時間割を記入するのがポイントです。会社にいる9時間や12時間をどうやって過ごすのか全ての埋めるのがポイントです。作業時間に関しては確定しずらいときもあるので、「何かの作業用にリザーブ」という計画でもいいと思います。

 僕は会社にいる時間だけではなく、何時に食事をするか、何時に寝るか、何時から何時を出社・退社の移動時間にするかや、読書・ジムなどプライベートの時間も全て記入します。休日・祝日も寝る前もしくは朝一に計画を書きます。

 僕は24時間時間割とTODOを記入できるシステム手帳のリフィルで管理しています。


以前には、クオバディスのダイアリーを使っていました。


24時間は、しっかり頭の中でイメージをしておけば、わざわざダイアリーや手帳に書かなくていいのかもしれません。僕は忘れやすいのと、イメージを明確にしたり整理をするために一度紙に書き出すことにしています。ただ、自分流の略語や記号を駆使して、書き出す時間は短縮するように工夫しています。あとは24時間の時間の区切りを無視して、その日の計画をフローチャートにしておくときもあります。

 行動計画表は「タスク一覧表」や「予定表」を読みながら作成するのですが、実はそれ以上に大事なことは「なりたい自分計画表」の「24時間」版であるということです。「なりたい自分」に向けた24時間であることを意識しながら運用するとより効果的です。また、24時間のリフィルは昨日・今日・明日の3日分しか持ち歩きません。システム手帳を重くしないためです。
 そして、この計画表で大事なのは計画と実際の行動がずれちゃったときは、実際に行った行動を計画の右横とかに書き込んでおくことです。はじめて取り組んだ作業などは結構予定より時間がかかったり短くてすんだりすることがよくあると思います。計画と行動のズレをメモっておくことで次回同じ作業をするときにより精度の高い計画を作成できます。

 また、僕は行動計画表は24時間版だけではなく週間・月間も作成しています。
 週間はシステム手帳の1週間タイプのリフィルを利用して、「タスク一覧表」や「予定表」から記入したり、これから「7日」各日の重要テーマを書いたりしてます。1週間リフィルは4週間後までしか持たないようにしています。これもシステム手帳を重くしないためです。
 月間は、システム手帳の月間タイプを利用して、これから「4週間」各週の課題を書き込みます。これは3ヵ月後分までしか持ち歩きません。
 週間も月間も「なりたい自分計画表」の週版・月版という位置もかねています。

ということで、僕流のスケジュール&TODOは、以下の4つから構成されます。
1)なりたい自分計画表
2)タスク一覧表
3)予定表
4)行動計画表(24時間・週間・月間)

手段は、PC/PDA/携帯電話/手帳/ノートなどを駆使しながら、やりやすい手段でいいと思います。職種・業種などなどで何が一番最適化はいろいろだと思いますが、上記の4項目的な要素は必要なんじゃないかと思います。

どうでしょ、何か参考になりましたでしょうか?
 要するに受け身ではなく自分の想定どおりに大切な時間を過ごしましょうってことなんですけどね。計画通りに行かないことも多いのですが、計画作りを飽きないこと・諦めないことと、計画通りに行かない原因のレビューと改善を地道に行うしかないですね。
 また、この話は、特に「なりたい自分計画表」は、個人に限らず、会社・スポーツチーム・学校などの組織に対しても通用する術だと思います。
「なりたい会社計画表」、「なりたい部門計画表」、「なりたいチーム計画表」、「なりたいサークル計画表」、「なりたい学校計画表」、「なりたい家族計画表」などなどです。

「方向性」と「プロセス」

2005-10-10 16:27:24 | いいかも
USEN宇野社長のブログに「生き抜く力」という記事がありました。いいことが書いてあったので紹介します。

1)何に向かって生きていこうとしているのか?が明確に整理できることが基本条件
2)続いてその目標に対して、プロセスをしっかり描ける人
という話が心に響きました。

みなさん、両方ともできてますか?

既に両方とも出来ている人は、行動あるのみ。それ以外の人は、いろいろな刺激と触れ合いながら、考えることにもう少し力を費やしたほうがいいかもしれませんね。

個人だけでなく、組織もこの二つが大事だなーと思いました。


習慣を支配する

2005-10-08 23:50:02 | ちょっといいはなし
夢を達成する上で大事な要素の一つに、「習慣」があります。習慣って結構軽く見がちなのですが、僕はとても大事だと思うんです。
 よい習慣は成長を促進し、悪い習慣は身を滅ぼします。たとえば、AMAZONで「習慣」で検索すると結構いろんな本が出てきます。習慣も、生活習慣、仕事の習慣、子育ての習慣、いろいろありますよね。今日はそんな習慣について思ったことをまとめてみます。




習慣は辞書で調べると以下のように書いてあります。
================================
1 長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。「早寝早起きの―」

2 その国やその地方の人々のあいだで、普通に行われる物事のやり方。社会的なしきたり。ならわし。慣習。「盆暮れに贈り物をする―がある」

3 心理学で、学習によって後天的に獲得され、反復によって固定化された個人の行動様式
================================

自分の習慣をレビューしてみて、どんな習慣をみなさん持っていますか?
習慣って面白いもので、その人が送っている人生のステージが顕著にあわられるんじゃないかと思います。たとえば、小学生→中学生、中学生→高校生、高校生→大学生、大学生→社会人で比較してみると習慣ってぜんぜん違うと思います。また、独身と結婚した後では習慣って結構変わりますよね。
 また、仕事は仕事で、会社が変わったり、部署が変わったり、職責が変わったりしても変わるし、実家暮らしから一人暮らしでも全然かわるし、引っ越しをしても全然かわりますよね。

 で、まあ、こういうのは結構、受動的な習慣の変化です。でも、一方で能動的な習慣の変化ってあると思うんですよね。
 たとえば、最近運動不足だなあって感じてる人が一駅前で電車を降りて、そこから歩いて帰るのとかって、自身の問題解決のために習慣を変革していますよね。また、毎晩遅くまで仕事をしていても全然仕事が終わらなくて、どんどんどんどん夜型スパイラルになっている人が超朝型生活に変えたら、仕事の能率がアップして、いいスパイラルに入って、仕事のアウトプットもめちゃくちゃよくなるとか。いい習慣を持つことで、人生を前進させることにつながたってエピソードはよく聞く話ですよね。
 一方で、コレステロールや高血圧や体脂肪率で気になっている人が健康を改善しようとすると生活習慣の改善が一番だなんて話もありますよね。食べすぎ、飲みすぎ、煙草の吸いすぎなど悪い習慣を断ち切ることで、人生を改善するエピソードもよく聞く話です

 そういう意味でいい人生を送ろうとするといい習慣を持つってことが大事な要素になってきます。夢を実現する上でも、いい習慣を増やし、悪い習慣をやめることって非常に重要だと思います。けど、結構そのことを重視している人って少ないような気がします。一方で成功している人、尊敬できている人って、いい習慣を持ってるんですよね。

 自分のことを考えてみると、中学時代は学校に行って、塾に行って、ともかく行きたい高校の受験に成功するために生活習慣を最適化していたような気がします。朝学校行く前に勉強するのがいいか、夜遅くまで勉強して朝はぎりぎりまで寝るのがいいか?とか考えたり、土日はどう勉強したりとか、ともかく受験勉強中心で考えていたような気がします。
 高校時代はアメフトをやっていたのですが、アメフトに熱中すればするほど、アメフトに最適化された生活習慣になっていったなあーと思います。練習の日は当然ながら、長期のオフの期間でもウェートトレーニングをやったりプロテインを飲んだりしないとなんか気持ち悪い感じがしていてずっと継続しました。
 高校生ぐらいまでって、結構まわりから生活習慣が与えられていた印象が強いのですが、大学時代は自由奔放でサークルやゼミなど集団行動をしない場では、自分で習慣を自由に決めれた気がします。まわりでもマージャンにはまるやつ、飲み会にはまるやつ、健康的な人とか、ともかく寝坊する人かいろいろだったと思います。
 一般的にはそれで会社に勤務するとまた会社で仕事をするという最適化がされると思います。社会人になると就業規則もあるし、プロとしての責任もあるので、これまたまわりから生活習慣が与えられる感じがするのかな。僕は、その後も、自分で起業した会社だったので、自由に生活をしてしまいましたが。。。

自由なのがよかったり、悪かったり両側面ありますよね。自由なのはストレスが少ない反面、規律をもっていないととんでもないことになりますよね。習慣というのは、自分の今おかれている環境から作られる側面もあれば、自分の意志により作られる側面もあります。



 それで、とても大事なことは、自分の使命・目標・目的に対して、またはその先にある自分の大きな夢に対して、自分の今の習慣は適しているのか?ということです。
 習慣を最適化する必要があるのです。最適化とは、いい習慣を増やしたり、すばらしい習慣はやめずにしっかり継続したり、悪い習慣をやめることです。それができたところで、あなたは「習慣を支配する」ことになるのです。
 完璧に支配することは不可能かもしれませんが、どれだけ夢に向かって自分の習慣を支配できるかで、成功の確率が決まってくることは間違いありません。


僕自身がここ数年でこころがけたプライベートというか生活面での習慣の改善は、他にもあるのですが、たとえば以下の通りです。
 1)自転車で通勤すること(運動不足対策)
 2)ジムに通い始めたこと(運動不足対策)
 3)早起きすること(朝は会社に到着するのが一番早く到着を必達)
 4)新聞を複数紙、毎日読むこと
 5)タバコをやめたこと(結婚を機にやめることにした)
 6)漫画雑誌を辞めて、読書に変えたこと
 7)英語の勉強をすること
 8)家事を毎週さぼらないこと(これまでは結構不定期だったので、結婚を機に改善)

 仕事面では仕事面で、いろいろな試行錯誤を繰り返しています。一番こころがけたことは、受け身で仕事をしないことです。よく言われているPlan→Do→Check→ActionというPDCAサイクルをしっかり行うように心がけました。PDCAの中でも「Plan」と「Check」を今まで以上に力を割くことにしました。計画をしっかり作り、Doの結果をよくチェックし次の行動につなげ、受身ではなく自分で狙ったところに戦略的に持っていけるように心がけています。
 漫然と義務感だけで仕事をしていても、質が落ちるし、自分にも会社にも成長がありません。今の自分の問題を解決して、成長のきっかけになる習慣をいろいろ練って実行したり、悪影響を及ぼしそうな習慣はやめるように気をつけています。
 このあたりはまた機会をみて、多くの人に使えそうなテクニックは、今後、紹介していこうと思います。



イチロー選手の言葉がまとめられた本の一節にある以下の言葉がありました。


ちいさいことをかさねることが、とんでもないところに行くただひとつの道

2004年10月にイチローが258本安打を達成したときの記者会見での言葉だそうです。一つの真理だと思いました。僕は、この言葉に本を読む前にNHKスペシャルでイチローがシーズンオフに同じようなセリフを語っていたのを聞いて、背筋に鳥肌が立ちました。「イチローほどの男でもそこまでの信念をもって、ちいさいことをかさねているのに、今の自分はちゃんとかさねているのだろうか?」と夜も眠れずにめちゃめちゃ自分に問い続けた記憶があります。


>
また、鈴木敏文氏の言葉が記されたに以下の言葉がありました。

「業績は体質の結果である」

 僕は、習慣の先に体質があるのではないかと思います。よい生活習慣の上には個人のよい体質が育まれると思います。それが会社にとっても、会社のよい習慣の上に会社としての体質が出来上がります。結局のところ、業績というのは、その結果でしかないじゃないでしょうか。
 鈴木敏文氏は、この言葉を語る文脈の中で、セブンイレブンの基本4原則(フレンドリーサービス・クリンネス(清潔)・品揃え・鮮度管理)という基本の徹底が出来ないとそれが、問題として全て自分たちに返ってきてしまう、ふだんから基本を徹底することがなによりも大事だということが書かれていました。
 何がいい業績に結びつく体質なのか、経験、また、そこから出来上がる見識がないと、こうは言い切れないですね。この言葉に出会ったとき、数字の結果にだけ追いかけられている自分を恥ずかしく思いました。よい習慣(基本)をもち、よい体質をつくるという日々の基本である「ちいさいこと」をやらずにして業績がいい・悪いと一喜一憂するのは愚の骨頂だなと思いました。

どんな大きな夢に対しても、「ちいさいことをかさねること」だけだと思います。そのためにも夢に向けて「習慣を支配する」こと、大事ではないでしょうか。
 何が自分にとって「かさねる」ことであるべきなのかをしっかり考えてみてください。何を「かさねる」かしっかり考え抜いた上で、行動に移し、それをしっかり日々やり続け、また「かさねてきたこと」やこれから「かさねるべきこと」をレビューして、次の改善につなげる、っていうサイクルをやり抜くことが「習慣を支配する」ってことなんだと思います。

「言うは易し、行うは難し」
頑張ろう!

ブログの使い方

2005-10-08 22:06:13 | いいかも
サイバーエージェントの藤田社長のブログに一言センスのことが紹介されていました。

こういうのって、ヒットメーカーっぽい発想ですごい。テレビっぽい企画ですよね。こういうのすぐに自分で試して、ユーザーがちゃんとついてくると楽しいだろうな。

こういう新人さんをしっかり採用できてるこの会社や藤田社長はやっぱ恐るべきですね。ちゃんと自身のブログで書いているのも意味の含有率が高くて戦略的ですごいなー。

日経ビジネスの「敬天愛人」

2005-10-08 21:51:31 | 敬天愛人
日経ビジネス(2005.10.03号)で連載が開始された稲盛和夫連載の「敬天愛人」はかなり勉強になりそうです。

「敬天愛人」は、かの西郷隆盛の標語になっている言葉です。相当な修羅場をくぐらないと、こういうことを大事にしようという心構えにはならないと思います。人間、成功を重ねるごとに、もしくは、力を持てば持つほど、この言葉とは180度逆のことをやりそうなものですが。時代の大きな転換期において、こういう心構えの人物が日本の指導者層にいたことは、その時代の人々にとって、幸いなことだったんじゃないかと思います。その成果は、今の時代にも脈々とつながっているんじゃないかな。

 日本を代表する経営者の一人である稲盛和夫氏が南洲翁遺訓(西郷隆盛の教えをその教え子たちがまとめた訓話)を解題し、現代日本のリーダーに求められる心構えについて熱く語るそうですよ。リーダーかどうかはともかく、夢を追いかけてる人には刺激になる連載になるんじゃないかと思いました。

敬天愛人という精神は、ミッションに対してすごいプュアな印象を受け、僕は大好きです。夢に対して純な行動をとり続けた人のみが夢に辿り着けるのではないでしょうか。

「感謝・反省・祈り」術

2005-10-06 23:10:05 | 仕事術
以前に何かの本か雑誌かテレビかラジオか忘れちゃったけど紹介されていて、それ以来やっている「感謝・反省・祈り」術を今日は紹介します。

ルール1:一定スパンで繰り返す

毎日・毎週・毎月などスパンは人それぞれでOKだと思います。
継続できそうなスパンを自分で選択して下さい。
ただし、毎日と決めたら本当に毎日やり、毎週と決めたらたとえば毎週月曜日、毎月と決めたら、たとえば毎月1日に絶対やります。

ルール2:「感謝・反省・祈り」の整理

 感謝: 
  その期間中に感謝の気持ちを持った出来事をリストアップする。

  例えば、
  ・仕事でAさんには今日、目茶目茶助けてもらってしまった。
  ・車でバッテリーがあがっちゃって途方にくれていたら助けてもらえた。
  ・今日食事したお店はホントおいしかった。
  などなど、感謝の気持ちをもった出来事を整理します。

 反省: 
  その期間中に反省の気持ちを持った出来事をリストアップする。

  例えば、
  ・あー、やべー予定すっぽかしちゃったー
  ・ちょっとこの仕事に時間をかけすぎちゃったな。。。
  ・飲みすぎた。。。
  などなど、反省の気持ちをもった出来事を整理します。
 
 祈り: 
  祈りを捧げたいことをリストアップします。

  例えば、
  ・今月の予算達成できますように!
  ・この商品を無事リリースできますように!
  ・体調がよくなりますように
  などなど、祈っているコトを整理します。

ルール3:「感謝・反省・祈り」のアウトプット

 整理したことを手帳・ノートや、携帯電話やパソコンなどに整理しておきます。
 あとで読みかえせるようにバラバラにはさせないのがコツです。

ポイントはここから

感謝

一日に最低一度は感謝に値する出来事に出会っていると思います。
家族のありがたさ、友人のありがたみ、組織のありがたみ、平和であることのありがたさ、健康であることのありがたさ、などなど。
たとえば、僕が誰かを助けたとして、その人が感謝の気持ちを持っている人だった場合と、感謝の気持ちなんか全然ない人だと次にどっちを助けたいかは明白ですよね。

大事なポイントは、
 ・感謝の気持ちをしっかり伝えられたかどうか?
 ・感謝した出来事に対して自分がどう報えるのかを考え、行動に移す
 ・この感謝を誰か別のシーンに応用・展開できないか?検討する
です。

感謝をメモるだけではなく、ここまで出来ればさらにOKです。
メモるときも、上記の感謝の先のところまでメモると完璧です。
当たり前のことかもしれなけど、感謝の気持ちって自分のさらなる幸せを呼び込む上でとてもたいせつな気持ちだと思います。そして、ただ気持ちを持つだけではなく、しっかり自分から行動で返せるようになると完璧ですね。行動をとる上でも気持ちを持つことです。アウトプットすることで、気持ちが行動につながりやすくなるはずです。

反省

完璧な人間っていないから、必ず人は反省する出来事に遭遇しているはずです。
そういう出来事と遭遇したにもかかわらず、全く反省の気持ちを持たなかったり、一瞬で忘れてしまったりするのは、成長の機会を失ってしまうと思います。
とはいえ、落ち込んでいるだけで立ち止まっているのは、成長どころか後退です。
遭遇した出来事をよく考え、そこから学習し、未来の自分に役に立てていくのが重要です。

反省をメモるときも、単に反省したことをメモるだけではなく、次に何につなげられるか?どうつなげるのか?まで考察してメモると完璧です。

祈り
自分がなしとげたいこと、そうなって欲しいという未来を祈ります。そこで、重要なのは、より具体的に祈るということです。「具体的」は、5W1Hを具体化するということだと思います。そこであいまいなことがあれば、そこには達成する上でもっと考えなければならない課題が隠されているはずです。より具体的な祈りをアウトプットすることを心がけてください。



「感謝・反省・祈り」術は、メモることも大事ですが、それ以上にしっかり頭を使うことが大事です。寝る前とか朝起きて一日を始める前とか、一日の最初か最後にやるのがいいと思います。あとは、過去の「感謝・反省・祈り」を定期的に読み返すのも新鮮で楽しいです。



「漫然と一日一日を過ごしちゃってるかも」とか「なんか忙殺されちゃってるよ!」っていう気持ちを持っている人こそ、効果ありですよ。そんな感じでしょ?