先日、私用で台湾に数日滞在しました。
仕事では行ったことがあったのですが、今回、私用で行って改めて感じたことがいくつかありました。
1) 地名
台北市内を移動して感じたことは、中国本土の地名を通りに使っていた。
たとえば、南京東路、西路、長安東路、西路、重慶北路など。あとは中山北路や辛亥路など国民党にゆかりがある通りなど。
この命名センスに違和感というか政治色というか権力者の意志というか台湾の歴史を感じました。
2) デモ
台北駅で赤いTシャツを着た人たちが陳総統の退任を求めたデモをやっていたり、緑のTシャツを来た人がデモを行ったりして、びびりました。
ガイドさん曰く、「台湾人は政治が好きだから」。
台湾という地域の歴史から育まれたこうした国民性、そして、日本の現状と比較してどう捉えればいいのかなあ?みたいなことを考えていました。
3) 中山記念堂
バカでかい蒋介石の像を見て、おったまげました。
中国本土を向いているというじゃないですか。
建物の結構上にある像の場所から下を見下ろすと気分は皇帝気分。
1980年に作られたらしいですが、当時はこういうの作るセンスが許容されたんですかね?
記念堂で彼の資料をみましたが、日本の陸軍士官学校に通い、孫文と行動をともにし、中国で覇権を狙い、第二次世界大戦では国家元首として終戦を迎えながら、台湾に撤退し、台湾を蒋ファミリーの王朝にしながら本土への捲土重来を期していたものの、ニクソンの北京訪問当時の彼の心境はいかに?みたいなことを考えていました。
晩年に近づき、共産党から中国を取り戻す戦いをしたかったのか、台湾の民のための為政者だったのか、どんなこと考えてたのかなあみたいなことにも興味がありました。
世界の現代史、中国の現代史、蒋介石そして国民党の執念、犬が去って豚が来たと言った内省人の気持ち、これからの中台問題がどう解決していくのか、を考えながら、このどでかい建造物を見物しました。
4) 日本統治のおもかげ
日清戦争で割譲した台湾。50年間も日本が統治していたのか!!!と本では読んでいたものの、改めて現地に来てその歴史的事実にびびりました。
中国本土にはない日本のおもかげをいくつか感じました。日本の先代のひとたちの努力が台湾の発展につながったのなら何よりだけど。
5) 伝統的中国文化
行天宮や龍天寺など伝統的中国文化に触れることができました。
中国本土ではあまり触れられませんからね。
シンガポールなど華僑がいるエリアにはこうしたカルチャーに触れられますけどね。共産党により中国本土はちょっと違うカルチャーなのかもしれませんが、道教などその民族特有の伝統って大事にした方がいいと思うんですよね。漢民族の文化に限らず。
中国本土では逆にあまり見かけられない漢民族の伝統文化が台湾、シンガポールなどで見られるのは、なんというか面白いなあと思いました。
日本は、海外で古き日本に触れられるわけじゃないですからね。そういう場所がいくつかあるって本も本屋でみかけたような気もしますが。
6) コンビニが多い
ともかく多い。
シンガポールや中国のコンビニは日本と置いてある商品が違うのですが、台湾は結構日本と近いような感じでした。まあ、でもともかく多い。レジ袋が有料なのもいいですね。
7) POLICE
中国では「公安」、台湾では「警察」。
公安より警察の方が親近感を感じました。日本人だからかな。
話は飛びますが、中国共産党の五星紅旗、国民党の青天白日旗を見ながら、中国には紅い中国と、青い中国があるんじゃないかと常々思っていました。
紅いカルチャーにはよく触れていたのですが、青い中国に触れることができ、その違いを感じる事ができたような気がしました。
香港といい、台湾といい、シンガポールといい、中国本土とは違うものの、中華系カルチャーが中核になりながらも独自の発展を遂げていて面白いなあと思います。アジアにおける中国の影響力、特に、極東エリアを除き、東南アジアにおける影響はすごいものがありますね。
まあ、ともかく、台湾に対するイメージが深まったのでよかったです。
仕事では行ったことがあったのですが、今回、私用で行って改めて感じたことがいくつかありました。
1) 地名
台北市内を移動して感じたことは、中国本土の地名を通りに使っていた。
たとえば、南京東路、西路、長安東路、西路、重慶北路など。あとは中山北路や辛亥路など国民党にゆかりがある通りなど。
この命名センスに違和感というか政治色というか権力者の意志というか台湾の歴史を感じました。
2) デモ
台北駅で赤いTシャツを着た人たちが陳総統の退任を求めたデモをやっていたり、緑のTシャツを来た人がデモを行ったりして、びびりました。
ガイドさん曰く、「台湾人は政治が好きだから」。
台湾という地域の歴史から育まれたこうした国民性、そして、日本の現状と比較してどう捉えればいいのかなあ?みたいなことを考えていました。
3) 中山記念堂
バカでかい蒋介石の像を見て、おったまげました。
中国本土を向いているというじゃないですか。
建物の結構上にある像の場所から下を見下ろすと気分は皇帝気分。
1980年に作られたらしいですが、当時はこういうの作るセンスが許容されたんですかね?
記念堂で彼の資料をみましたが、日本の陸軍士官学校に通い、孫文と行動をともにし、中国で覇権を狙い、第二次世界大戦では国家元首として終戦を迎えながら、台湾に撤退し、台湾を蒋ファミリーの王朝にしながら本土への捲土重来を期していたものの、ニクソンの北京訪問当時の彼の心境はいかに?みたいなことを考えていました。
晩年に近づき、共産党から中国を取り戻す戦いをしたかったのか、台湾の民のための為政者だったのか、どんなこと考えてたのかなあみたいなことにも興味がありました。
世界の現代史、中国の現代史、蒋介石そして国民党の執念、犬が去って豚が来たと言った内省人の気持ち、これからの中台問題がどう解決していくのか、を考えながら、このどでかい建造物を見物しました。
4) 日本統治のおもかげ
日清戦争で割譲した台湾。50年間も日本が統治していたのか!!!と本では読んでいたものの、改めて現地に来てその歴史的事実にびびりました。
中国本土にはない日本のおもかげをいくつか感じました。日本の先代のひとたちの努力が台湾の発展につながったのなら何よりだけど。
5) 伝統的中国文化
行天宮や龍天寺など伝統的中国文化に触れることができました。
中国本土ではあまり触れられませんからね。
シンガポールなど華僑がいるエリアにはこうしたカルチャーに触れられますけどね。共産党により中国本土はちょっと違うカルチャーなのかもしれませんが、道教などその民族特有の伝統って大事にした方がいいと思うんですよね。漢民族の文化に限らず。
中国本土では逆にあまり見かけられない漢民族の伝統文化が台湾、シンガポールなどで見られるのは、なんというか面白いなあと思いました。
日本は、海外で古き日本に触れられるわけじゃないですからね。そういう場所がいくつかあるって本も本屋でみかけたような気もしますが。
6) コンビニが多い
ともかく多い。
シンガポールや中国のコンビニは日本と置いてある商品が違うのですが、台湾は結構日本と近いような感じでした。まあ、でもともかく多い。レジ袋が有料なのもいいですね。
7) POLICE
中国では「公安」、台湾では「警察」。
公安より警察の方が親近感を感じました。日本人だからかな。
話は飛びますが、中国共産党の五星紅旗、国民党の青天白日旗を見ながら、中国には紅い中国と、青い中国があるんじゃないかと常々思っていました。
紅いカルチャーにはよく触れていたのですが、青い中国に触れることができ、その違いを感じる事ができたような気がしました。
香港といい、台湾といい、シンガポールといい、中国本土とは違うものの、中華系カルチャーが中核になりながらも独自の発展を遂げていて面白いなあと思います。アジアにおける中国の影響力、特に、極東エリアを除き、東南アジアにおける影響はすごいものがありますね。
まあ、ともかく、台湾に対するイメージが深まったのでよかったです。