最近、会社のステージが変わったこともあり、会社設立当初を振り返ってみた。
<ありがちな傾向>
・重要な経営指標は、キャッシュフローがプラスになること。それ以外はなかなか頭が回らず、すべて結果論。
・計画との差異を追求するよりも、結果よければすべてよし。あとは、夢のような成長率を熱く語れていればそれでいい。
・経営陣はスケーラビリティを求めるが、現実はカスタマイズで顧客の要望を満たさないと売上が上がらないので、カスタマイズ路線に流れる。
・カスタマイズをして売上をたてていると、なんでも屋になってしまい、何にフォーカスしていいか売上から判断しようとしても判断がつかなくなってしまい、リソース配分を見誤ってしまう。
・品質よりも要求された機能が実現できているかで精いっぱい。
・頭が働き口がうまい社員より、手足を動かし汗をかける社員が評価されやすい。かつ、頭が働き口がうまい社員と手足を動かし汗をかける社員はなかなか協調しない。
・出社時間や社内の申請書など細かいルールを守らなくても、徹夜で無理をすれば何事も許される。
・資金調達は、緻密な合理性よりも、多少の現実感さえあれば、勢いと迫力が重要。
・効率の問題で、小さいお客さんでヒットを積み上げていくことよりも、大口顧客・戦略パートナーでホームラン狙いをするので、営業組織は育たず、トップセールス依存型。
・技術と営業とオペレーションはなかなか分業できておらず、少数のエースでなんとか仕事がまわる。業務フロー・マニュアルは存在しない。
・人を育てることよりも、即戦力を求める。コネでの採用は成功確率や定着率が高いが、公募は採用しても定着させるのが難しい。採用プロセスは、場当たり的。
・何事もはじめてで、手慣れていないので、すべてがバタバタしている。とても頑張っているが、生産性が高いかどうかは確信できない。
・設備投資は、このタイミングで大規模なものを行うと外す可能性が高い。とにもかくにもプロトタイプ(試作)を売った方が安全。
・競合が誰と問われても、誰だかよくわからない。市場規模も緻密には答えられない。
・社風・企業文化に関して関心は払われない。
・経営理念は存在しない、もしくは、文字が存在しているだけで軽視される。
・夢ばかりが膨らみ、たくさんの事業を手掛けようとしてしまう。
・顧客に対する価値が何なのかをしっかりと把握できていないのに、自分たちがやりたいことを顧客に押しつけようとする。
・いろいろ頑張るが、なかなか結果が出ずに、預金残高だけがどんどん少なくなり、焦燥感で心の余裕がなくなる。
<もう一度当時に戻れるとしたら、何を重視するか?>
・どのような会社にしたいかをとにもかくにも熱く語り尽くす(特にどのような価値を提供していく会社にしたいか?)
・社員・役員に求めるものを明確・頻繁・丁寧に厳しく伝えていく。逆に、会社・仕事へのニーズをしっかり引き出す。
・売上はなんでもありではなく、自分たちの強み(独自の付加価値)を活かした事業での売上を大事にする。
<ありがちな傾向>
・重要な経営指標は、キャッシュフローがプラスになること。それ以外はなかなか頭が回らず、すべて結果論。
・計画との差異を追求するよりも、結果よければすべてよし。あとは、夢のような成長率を熱く語れていればそれでいい。
・経営陣はスケーラビリティを求めるが、現実はカスタマイズで顧客の要望を満たさないと売上が上がらないので、カスタマイズ路線に流れる。
・カスタマイズをして売上をたてていると、なんでも屋になってしまい、何にフォーカスしていいか売上から判断しようとしても判断がつかなくなってしまい、リソース配分を見誤ってしまう。
・品質よりも要求された機能が実現できているかで精いっぱい。
・頭が働き口がうまい社員より、手足を動かし汗をかける社員が評価されやすい。かつ、頭が働き口がうまい社員と手足を動かし汗をかける社員はなかなか協調しない。
・出社時間や社内の申請書など細かいルールを守らなくても、徹夜で無理をすれば何事も許される。
・資金調達は、緻密な合理性よりも、多少の現実感さえあれば、勢いと迫力が重要。
・効率の問題で、小さいお客さんでヒットを積み上げていくことよりも、大口顧客・戦略パートナーでホームラン狙いをするので、営業組織は育たず、トップセールス依存型。
・技術と営業とオペレーションはなかなか分業できておらず、少数のエースでなんとか仕事がまわる。業務フロー・マニュアルは存在しない。
・人を育てることよりも、即戦力を求める。コネでの採用は成功確率や定着率が高いが、公募は採用しても定着させるのが難しい。採用プロセスは、場当たり的。
・何事もはじめてで、手慣れていないので、すべてがバタバタしている。とても頑張っているが、生産性が高いかどうかは確信できない。
・設備投資は、このタイミングで大規模なものを行うと外す可能性が高い。とにもかくにもプロトタイプ(試作)を売った方が安全。
・競合が誰と問われても、誰だかよくわからない。市場規模も緻密には答えられない。
・社風・企業文化に関して関心は払われない。
・経営理念は存在しない、もしくは、文字が存在しているだけで軽視される。
・夢ばかりが膨らみ、たくさんの事業を手掛けようとしてしまう。
・顧客に対する価値が何なのかをしっかりと把握できていないのに、自分たちがやりたいことを顧客に押しつけようとする。
・いろいろ頑張るが、なかなか結果が出ずに、預金残高だけがどんどん少なくなり、焦燥感で心の余裕がなくなる。
<もう一度当時に戻れるとしたら、何を重視するか?>
・どのような会社にしたいかをとにもかくにも熱く語り尽くす(特にどのような価値を提供していく会社にしたいか?)
・社員・役員に求めるものを明確・頻繁・丁寧に厳しく伝えていく。逆に、会社・仕事へのニーズをしっかり引き出す。
・売上はなんでもありではなく、自分たちの強み(独自の付加価値)を活かした事業での売上を大事にする。