先週 土曜日(5/17)の読売新聞地域ページの「動物日記」に『ヒバリ』(日本野鳥の会
埼玉、海老原美夫氏)が取り上げられていたのを見て、ハッと昔の懐かしい光景にスリッ
プしました。小学校の頃、それも1年生ごろですから大昔に奈良県(田原本)に疎開して
いた頃を想い出しました。
5月頃の暖かい日の広い田畑のあるそんな風景に、空高いところでヒバリがせわしなく
鳴いている‥まるでカンヴァスにかかれた絵のような光景が目に浮かんだのです。無邪気な
子供は、平和でのんびりしていました。
それほど鮮明ではなく、ただそんな風な景色が思い浮かんだ迄ですが、終戦後、小学
2年生の3学期に、大阪に戻って来て南区の小学校に転入したころは、市内の真ん中でした
が、そこでもヒバリが空高く鳴いていたかどうかは覚えていないのです。
(CANON野鳥写真図鑑より)
ヒバリをネット(ウイキ)や図鑑「日本の野鳥」(山と渓谷社、1988.5.1第4冊)で
見ますと、『全長17cm。全身茶色で、頭には小さな冠羽があります。空中でさえずる
他に、牧柵、石など周辺より少し高い場所に止まって、よくさえずります。日本全国に
分布していて、繁殖もしますが、北海道では夏鳥です。河川敷や野原のひろいところで、
太陽にとどけとばかり高く高く、鳴きながら舞いあがり、はばたくヒバリ。』
続いて『ヒバリは朝を象徴する鳥であり、西洋では、その歌声は清浄な愛をあらわす
とされ、夜の愛をうたうナイチンゲールと対をなす鳥です。イギリスには「子ヒツジと
共に寝てヒバリと共に起きる」ということわざがあります。』いいですね~。
ここで、ナイチンゲールとは鳥のことで、和名では「サヨナキドリ」(小夜啼鳥)という
そうです。夜に美しくさえずる鳥を指しているとか。「西洋のウグイス」とも・・。
ナイチンゲール(Nightingale)は、night in galeとなれば、「強風の夜」の意です。
ヒバリは、漢字で 雲雀 ですが、他にもいろいろな呼び方があるとあります。日晴り、
告天子(こうてんし)、天雀、姫雛鳥など。英語では、larkやskylark・・お馴染み?
(野鳥フォトアルバムより)
子どもの頃に聞いた話を想い出しました。なんでも、ヒバリは利口で、空から地上に
降りてくるときは、巣の少し離れたところに降りて、そこから歩いて巣に向かう・・
巣を見つけられないために。ところが、どこか抜けていて、飛び立つ時は、巣から直接
出るので、巣のありかがはっきりとわかる・・。そんな話が、ネットのどこかに載って
いるか調べてみましたが見つけることは出来ませんでした。本当のことなんでしょうか??
ヒバリは、スズメ目、ヒバリ科の鳥で、大きさなどは上述の通りですが、歩き方に
特徴があるとあります。小鳥の多くは、ピョンピョンとホッピングしますが。ヒバリは、
脚を交互に出しながら歩くウオーキングなんだそうです。セキレイ科とムクドリ科の鳥も
ウオーキングなんだそうです。チドリは、ウオーキングですが後ろ足を前足に交差する
ように歩く「チドリ足」で、カラスは、ウオーキングもホッピングもどちらもするん
ですね。
すぐに横道にそれてしまいますが、このヒバリの鳴き声を、民話ではお天道様に金を
貸したので、舞い上がって催促しているというのです。 『日一歩、利トル、利トル』と・・。
とてもそのようには聞こえてきませんが・・。
鳴き声をたっぷりとどうぞ・・!
【解説付き】ヒバリの鳴き声(さえずり・地鳴き)
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