蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

キネマの神様  (bon)

2023-11-20 | スポーツ、芸能、映画

 松竹映画100周年を記念した 山田洋次監督の映画「キネマの神様」を観ました。

 この映画、ご難続きであったそうです。2020年12月公開の予定でスタートした
ものの主役の志村けんが新型コロナに感染し出演辞退となりそのまま帰らぬ人と
なってしまったのです。新型コロナは急速に拡大し政府は緊急事態宣言を発出して、
撮影などは中止せざるを得なかったのです。

 そんな中、志村けんの代役を、元事務所が同じであり仲良しであった沢田研二が
勤め、予定がかなり遅れて2021.8.6に公開されたのでした。

 映画の始まりは、テレビ映像に19年のラグビーW杯の映像が流れ、終りの方では、
新型コロナのマスク姿が写り、映画館では、三密を避けるべく座席を飛び飛びに
するなど、生々しい映像もありました。

        (映画.comより)

 作品は、2008年に刊行された、原田マハの同名の長編小説を基に、山田洋次監督
が脚色し映画化されたもので、映画の撮影現場や、脚本、監督など映画人を虜に
した題材の流れに、一人の男の人生と彼を取り巻く人々との愛や友情、家族の物語
が山田監督独特のタッチで進められていたようでした。

 

『映画監督を目指し、助監督として撮影現場で働く若き日のゴウ(菅田将暉、俳優・
歌手、箕面出身)は、撮影所近くの食堂の娘・淑子(永野芽郁、西東京市出身)や
仲間の映写技師テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しか
し、初監督作「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大きなケガを負い、作品は
幻となってしまう。大きな挫折を味わったゴウは夢を追うことを諦めて、映画界
から離れてしまうのです。 後に、お酒と競馬に明け暮れ借金に責められる日々を
おくり家族を悲しませる毎日でした。』

        (エンタメOVOより)

  撮影技師だったテラシンは、自身の夢であった映画館を開いていて、年老いた
ゴウ(沢田研二)は、昔馴染みとして出入りしていた。 そんなあるとき、50
年も
昔に描いた脚本「キネマの神様」を孫が読み、ひどく感心し、映画雑誌の脚本募集
に応募し、見事脚本賞に輝くのでした。ゴウは昔の夢をこの年で始めて手にし、
家族に感謝しハッピーエンドを迎えますが、ゴウはテラシンの営む映画館の客席で
昔関わっていた映画を観終わると、その場で息を引き取っていたのです。

 

  以前、やはり山田監督の作品「キネマの天地」を観ましたが、こちらの俳優連中
は、まさしく「寅さん」と同じ役者オンパレードで、松竹映画の草分けを描いた
映画でした。

  山田監督としては、映画製作を対象とした映画ですからそれはお手の物だと思い
ますが、それに素人を引き込む努力を惜しみなく発揮しながら、そこに人生模様
をちりばめるお馴染みの手法が生き生きと芽生えているのですね。

  新型コロナの話題などが出てきて、一層身近に感じながら何だか変な感じもあり
ましたね。 映画は良かったです。

      ふたりのゴウ(現在と50年前) 
       (映画.comより)

 

 

 

『キネマの神様』特別映像~完成までの物語~

 

 

 

 


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