先頃、ヤフーとLINEが来年10月に経営統合すると発表がありました。単純合計で1億人超の
ユーザーを抱え、アメリカ巨大ITのGAFAなどに対抗する構えですが、どうなるでしょうか?
ここ数年、各企業や行政など幅広い分野で導入が進んでいるようです。
「チャット」は、会話、つまりネットなどを使ったリアルタイムコミュニケ―ションの
ことで、「ボット」はロボットの略で、この二つの言葉を繋いで「チャットボット」。
造語ですが、chatbot などと書かれています。 自動会話プログラムとも。
IT技術的に見れば当然の機能で、広く一般に、あることについて知りたいと思っている
人を対象に、その思い(疑問や質問)を、機械(コンピューター)と会話して行くうちに、
目的が達成される仕組みですね。疑問や質問などのデータベースが充実すればするほど
ヒット確率も高く、違和感なく業務処理が出来る仕組みですね。
(ネット画像より)
コンピュータと会話しながら、このような質問への解答をする仕組みは、これまでも数
多く実施されていましたが、従来型は、決まりきったパターンで、“お仕着せタイプ?”
みたいな簡易なもので、利用者側の思いが届かないケースや、したがって回答にも不満が
多く今一つユーザーフレンドリーではなかった。
『chatplus』というサイトに分かり易く解説されていましたので、このサイトを参考に
して、具体的な内容などを以下に概略ご紹介したいと思いました。
チャットボットには、WEBサービスやSNSなど一般のお客様向けのものと、社内や関連
企業内ネット(イントラネット)のみで行う、つまり社員、取引先、加盟店など向けの
サービスがあります。
チャットボットによる利点は、次のように要約されています。すなわち、
①人的コストの削減、 ロボットだから、24時間365日対応してくれる上、電話などで問い
合わせに対応するオペレータの人件費を大きく削減できる。
②顧客接点の増加 お客様側で、資料請求や問い合わせなど(よくある質問)の手間を
かけず、チャットボットによってリアルタイムに回答を受けられる簡易さ、気安さから手
軽に利用することが出来るため お客様との接点の機会が増えるとともに、提供(企業)側
からもチャットボットの利用者に対してアプローチする機会が生まれるのです。
③検索ニーズとのマッチング 利用者側がいろいろなサイトを見て回らなくても、チャッ
トボットによって(会話しながら)欲しい情報を直ぐに得られることになり利用者の手間
を省くだけでなく、顧客満足度の向上に繋がる。
新聞(読売新聞11/10朝刊)にも紹介されていましたが、省庁・自治体のチャットボット
サービスの導入例がありました。
環境省では、今年7月から、強い毒を持つ「ヒアリ」の対応に応じるサービスを開設、
横浜市では、一昨年前から「ごみの分別」、出し方について対話形式で案内したり、福岡
市でも、引っ越しの際の行政手続きや粗大ごみの収集などのサービスを提供していると
ありました。
同新聞に、焼津市が提供している「やいちゃんの子育てAIサポート」の例が出ていました
ので、もはや内容的には関係がありませんが、試しにやってみました。
焼津市HPから簡単に入れましたが、チョット画面が小さい枠で、利用者からの“質問入力”
用の窓は、パソコン画面のギリギリ下になったりして、大変見づらい状況でした。
規程検索項目もルールベースに従ってかなり充実されて チャットボットへの導入熱意が
くみ取れますが、利用対象を想定すれば、今少し改善が求められそうです。
昨年、我が家に来た、アマゾンのAIスピーカー“Alexa”も、言葉で入力すると、それ
に対応した解答や指示動作をしますが、これを使ったアマゾンショッピングも可能だそう
です。 私は、ここまではしていませんが、漠然と思いついた事柄を会話しながら絞って
行く・・・そんなプロセスを楽しみながら、潜在ニーズにフィットした買い物ができると
いうのも新しい時代なんですね。
トマト、キュウリなどを栽培していたすぐ前の市民農園は今、こんな風になっています。
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