神経質になることはありませんが、ずっと巣ごもりを続けていると、どうもあちこち
がこわばってくるというか、立ち座りがスムーズに行かなかったり、筋力の衰えを
自覚する・・そんな感じになります。
時々体操やストレッチをしているんですが、適当にやっているせいかあまり効果が
ないのかもしれません。
「フレイル」については、2018.10.7 に記事アップしていますが、この時よりも、
ずっとずっと身近になってきた気がしています。 その記事の一部から、
以下の5項目がそのチェックポイントで、このうち、3項目以上該当するとフレイル、
1または2項目だけの場合は プレフレイル(フレイルの前段階)と判断されるとあり
ます。
- 体重減少:意図しない年間5kgまたは5%以上の体重減少
- 疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる
- 歩行速度の低下
- 握力の低下
- 身体活動量の低下
さらに、これらの身体的な変化だけでなく、気力の低下などの精神的な変化や社会的
なものも含まれるのだそうです。
すなわち、フレイルとは、「身体的虚弱」「こころの虚弱」そして「社会性の虚弱」
の状態をいい,「健康」→「プレフレイル」→「フレイル」→「要介護」→「死」
のプロセスの中間にあり、より“おむかえ”に近づいているということなんですね。
(ネット画像より)
新型コロナの影響で、巣ごもり状態が続いてくると、高齢者にとってますます、
フレイルが促進されるようなるため、特に気にした方がよいと注意がなされています。
かといって、外出したりすれば、高齢者の感染率(重篤率)が高い・・などがあり、
高齢者というのは、もはや どこに行っても居場所が次第になくなってきているとい
うことですね。 口だけは達者で・・。
NHK(ネット)に次のようなぺージがありました。
高齢者の方へ、今大切なこと・・として、
『新型コロナウイルスの感染予防のための生活をしながら高齢者やフレイルの方が
心がけたいポイントは、「運動」「栄養」「人とのつながり」の3つです。
マスク着用と手洗い、アルコール消毒といった一般的な衛生対策をしっかり行った
上で、次のことを実践しましょう。』 として、
運動:人との距離をとってウオーキング、スクワット・片足立ち。足ふみ
食事:栄養のバランスのとれた食事で、特にタンパク質、ビタミンD
人とのつながり:電話・メール、友人・家族との連絡を取り合う
などが挙げられていました。
(ネット画像より)
また、日本老年医学会からは、次のような注意事項がありました。
・生活不活溌(動かないこと)をしないように気を付ける。座っている時間を減ら
す。 関節も硬くならないように。 日の当たるところで散歩。
・しっかり食べて栄養を付ける。バランスよく。
・お口を清潔に保つ。 歯磨き。口周りの筋肉を使う(おしゃべりなど)。
・孤独を防ぐ。 家族や友人との支えあいが大事。
フレイルと同じように加齢によって、サルコぺニアと呼ばれる症状があります。
サルコペニアとは、加齢や疾患によって、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・
体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を、または、歩くスピードが遅くなる、
杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」をいうとありました。
サルコぺニアの診断基準として、以下の3項目が揚げられていました。
1、筋肉量の低下
2、筋力の低下
3. 身体機能の低下
このようなことを、特に意識して日常を過ごすことが大切なんですね。
優等生にはなれないですが、少しでも“やらないよりは・・”の感じで、トンネルの
出口が見えるまで頑張らねば・・。
目に見えないコロナは、世界中を混乱に陥れているだけでなく、家の中におとなしく
じっと籠っている老人たちにもボデーブローを浴びせているのですね。
【福島】古関裕而合唱フラッシュモブ