被災者の皆様に
柴田トヨ
あぁ なんという
ことでしょう
テレビを見ながら
唯(ただ) 手をあわすばかりです
皆様の心の中は
今も余震がきて
傷痕(きずあと)がさらに
深くなっていると思います
その傷痕に
薬を塗ってあげたい
人間誰しもの気持ちです
私もできることは
ないだろうか? 考えます
もうすぐ百歳になる私
天国に行く日も
近いでしょう
その時は 日射(ひざ)しとなり
そよ風になって
皆様を応援します
これから 辛い日々が
続くでしょうが
朝はかならず やってきます
くじけないで!
92歳から詩を書き始め、産経新聞の「朝に詩」に投稿をし始め、今も投稿を続けている。読者は中高年の女性が多く、彼女の詩を読んで、勇気や元気をもらったと・・・・・長年生きてきた普通のおばあさんならではの言葉が人の心を癒しているのでしょう。
私の義母の枕元に孫からもらった詩集がおいてあった。
98歳で出版した「じけないで」がせいぜい5000部も売れればよしとされる詩集で、150万部のベストセラーと抜群の人気。柴田トヨさんは1911年(明治44年)6月26日栃木市に生まれの白寿、詩集の印税から100万円を寄付したいと話している。
宇都宮市で1人暮らし、震災当日は震度6強の地震に見舞われ、トヨさんは入浴で看護師と一緒だったため、無事だったという。
最高齢のピアニスト97歳 Marie Madeleine Malraux