蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

朝の散策ウオーキングー  花博記念公園鶴見緑地   (mak)

2011-05-21 | 日々雑感、散策、旅行
大阪在住中に、昔の面影を求めて近隣を散歩するように心がけている。
今朝は朝早く30分ほど歩いたところにある花博記念公園鶴見緑地を散策しました。
昭47年に造られた、大阪市と守口市にまたがる126ヘクタール(東京ドーム30個分)の広大な、緑と花と池がおりなすスポーツレクレーションセンターで、市民のオアシスです。
1990年に花の万博開催され、世界の国々の庭園からなる国際庭園や日本庭園があります。
            


今日は日曜日で多くの人が早くからウォーキングや花の見学、パークゴルフでにぎわっておりました。
こんな近くに、自然いっぱいの広大な公園があろうとは知りませんでした。先日、誘われてパークゴルフをしたのもこの公園の一角でしたが、これほどに自然とスポーツとレクレイション設備があるとは想像も付かず、今朝の散策で知った次第。
帰りは花博鶴見地下鉄駅から10分ほどで家の最寄の駅に帰りましたが、これからはこの公園をウォーキングするのが楽しみになりそうです。この駅から、地下鉄の大阪城公園も10分ほどで行けますので、そちらの方もウォーキングには最高かも知れません。

Elvis Presley 大好きなSpanish eyes




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釣りガール  (bon)

2011-05-21 | 日々雑感、散策、旅行
友人から送られてきた話題に、「釣りガール」がありました。「山ガール」は、
聞いたことがある方も多いと思いますが・・・。
まあ、一つの流れと受け止められればと思いますが、確かに物質偏重時代から
少しずつそのスタイルに変化がみられるのかもしれません。
とりあえず、ご一読を・・・。

Voice 2011年06月号 p206-211

     「いま話題の『釣りガール』の社会学」
      村上陽一(編集者/ライター)

【要旨】主に男性、とくに中高年の男の趣味というイメージの強い、登山、
キャンプ、釣りなどのアウトドア・アクティビティーを、「若い女性」が楽
しむケースが増えているという。登山やキャンプが好きな女性は「山ガール」、
釣りを趣味とする女性は「釣りガール」「釣り女」と呼ばれる。「釣り女」
は、『日経トレンディ』誌(日経BP社)の2011年ヒット予測ランキングの第
4位に入っている。本記事は、1990年代に流行した「おやじギャル」とも違
い、また単なるファッションと言い切ることもできない、「山ガール」「釣
りガール」現象について、その意味するところを探っている。エコや生態系
などの本質的な部分をふまえながら、自然と親しみ、たのしむ「彼女たち」
の姿を追う。
  ------------------------------------------------------------

 1990年代のバブル末期に流行語となった「おやじギャル」は、中年男性の
ような言動をとる女性を指したが、いま再び女性たちはオヤジ――中年男性
を追従しはじめたように思える。
 たとえば居酒屋だ。2010年に「女子会」なる言葉が、ユーキャン新語・流
行語大賞トップテンにランクインしたのは記憶に新しい。さらには、競輪場
やボートレース場といったアミューズメント施設でも、女性客が増加中と聞
く。
 90年代当時のおやじギャルたちも居酒屋で枝豆をつまみにビールを飲み、
週末はゴルフに勤しんだ。そして、2011年版おやじギャルは、プラスαの要
素として「アウトドア」というキーワードが付くのが特徴だ。

 月に一度は山梨県や長野県へキャンプへ行くという都内在住のHさんは、
昨年あたりからキャンプ場における客層の変化を実感しているという。「い
まのキャンプ場は華やかですよ(笑)」
 じつは私もキャンプが趣味。よく家族を連れて出かけるが、比較的手軽に
楽しめるオートキャンプ場などは、すでに女性が主役ともいえる状況で、炊
事場やトイレなどで出会う女性キャンパーたちの年齢層や外見は、渋谷や原
宿で見かける“イマドキの女の子”然としたものだ。
 もう一つ自身の体験を挙げると、某アパレルメーカーの取材で登山イベン
トに参加したときにも、女性、それも20代、30代の参加者が半数以上はいた
だろうか。

 キャンプや登山に対して、漠然と「中高年がメインの趣味」と位置づけて
いた自分にとっては、ちょっとした驚きだった。しかし、2010年代のいま、
彼女たちのことを「おやじギャル」とは呼ばない。通称「山ガール」。去年
あたりから一般的にも認知され、いまなお増加中の新ジャンルである。明確
な定義はないが、メディアにおける扱いをもとに山ガールを説明すると、
「おしゃれな登山ウェアに身を包んだ若い女性たち」となる。ほとんどのメ
ディアが彼女たちを採り上げる場合、あくまでファッション的な流行の一つ
として紹介している。

 しかし、私がキャンプで出会った女性たちはみな、心から野外での時間を
楽しんでいるようにみえたし、一緒に山を登った女性グループは山に対する
準備もしっかりしており、インストラクターによる野草や野鳥の説明に真剣
に聞き入る好奇心を持ち合わせていた。つまり、ファッションの流行に乗っ
ただけ、にはみえなかった。

 アウトドアファッション誌『GO OUT』(三栄書房)の編集長、竹下充氏は
こう分析する。「彼女たちは外見的な部分で惹かれているだけでなく、精神
的な部分でもアウトドアを趣味とすることを“カッコいい”と考えています。
関連するキーワードとしては、『エコロジー』や『スローフード』、『オー
ガニック』といったところでしょうか。都市生活者でありながらも、自然に
対してのアプローチや哲学をもっている生活というのは、いまの若い女性に
とって知性の演出になっています」

 この一連の流れは今後加速するのか、それとも失速するのか? 「増える
とは思います。ただし、爆発的な増加はないと思います。ただし、キャンプ
や登山以外のアクティビティーに向かう傾向はあるかもしれません。それこ
そ男性なら、アウトドアにハマる人は、カヤックにパラグライダーと、どん
どん難易度の高いものへと移行します。女性に関しても、徐々にそういった
傾向がみられるかもしれませんね」(前出・竹下氏)

 女性がより本格的なアウトドア・アクティビティーに惹かれていく傾向は、
すでにある。その象徴として私が注目したのが「釣りガール」「釣り女」と
呼ばれる女性たち。若い女性と釣り、という意味では、90年代後半のバスフィッ
シング・ブームが記憶に新しいが、今回はどうやら海釣りが中心。山ガール
がファッションだけでなく精神的な部分でもアウトドアを楽しむように、釣
りガールもただのつくられたブームではなく、女性の嗜好の変化の表われだ
といえる。

 その変化をいち早く敏感に感じ取ったのは、国内シェア第1位の釣り具ブ
ランド「ダイワ」を展開するグローブライド(株)だ。同社は2010年夏に、
新ライン 「DV1」を立ち上げた。手がけたのは、「ユニクロ」や「明治学院
大学」といった名だたる企業や学校のイメージ戦略を成功させてきた、クリ
エイティブ・ディレクターの佐藤可士和氏。これまでスペック偏重だったフィッ
シングウェアやギアを、よりスタイリッシュなビジュアルイメージで打ち出
した。その戦略は業界の話題をさらったが、「話題だけではなく、肌感覚と
して“きている”と感じています」と語るのは、同社広報担当の吉川隆氏だ。

  「DV1」がウケたのは、巧みなビジュアル戦略のおかげだけではない。そ
もそも、若い女性が釣りに興味をもちはじめていたという下地があったこと
が大きい。「若い女性が生活スタイルのなかで求めるものが、より本質的に
なっているというのが根幹にあると思います。いまの女性たちはキャンプや
登山などを通過して、釣りに興味をもった方も多い。磯釣りや船釣り、鮎釣
りなど、一つのジャンルに深くこだわる既存の釣り人と違って、釣り全般に
興味をもってくれています。これはいままで何度かあった釣りブームにはな
かった傾向。いや、ブームというよりは、このまま定着していくんじゃない
かと期待しています」(前出・吉川氏)

 吉川氏曰く、「イベントなどで接する釣りガールたちは、これまでの男性
アングラー(釣り人)と楽しみ方が異なる」のだとか。「男性は釣る過程を
楽しんでいるのに対して、彼女たちは釣果や、釣った魚を調理して食べるこ
とまでにこだわる方が多い。個人的には、それはレジャーとしての釣りとい
うよりも、本来の釣りの楽しみ方に近いと思います」。どうやら女性たちは、
オヤジ化、つまり中年男性の趣味をたんになぞっているわけではなく、もっ
とオリジナルに釣りの楽しみを見い出している。

 20~34歳の女性は広告的に「F1層」と区分され、その消費者としてのクオ
リティーの高さと貪欲なモチベーションゆえ、彼女たちはさまざまな業界で
トレンドの牽引役として重要視されてきた。ただし、これまで彼女たちが飛
びついたものは、そのほとんどが物質的なものだったはずだ。エコロジーと
いう概念ですら彼女たちにかかれば、おしゃれなエコバッグと化した。

 キャンプや登山、釣りだって道具は必要だし、それぞれのメーカーはいま、
鼻息荒く彼女たちをターゲットにした商品をリリースしている。しかし、
「山ガール」「釣りガール」はそれだけを求めるのではなく、アウトドアの
本質的な部分も求めている。自然のなかに身を置くことは決しておしゃれで
楽しいことばかりではないが、彼女たちはそれを楽しんでいる。
 このムーブメントは、これまでの消費社会から脱却しようとする日本の一
つの変化点のように思えるのだ。

コメント: 90年代の「おやじギャル」現象には、どこか肩肘張ったような
イメージがあった。女性が「ステレオタイプ」を押し付けられることへの反
発が根っこのところにあったのではないか。しかし、「山ガール」「釣りガー
ル」は、もっとナチュラルであり、ファッションを媒介にして、自然に、そ
れらのフィールドに入り込んでいるようだ。強い好奇心と、こだわりとは無
縁の柔軟な考え方が、「新しいもの」を生み出すには不可欠なのだと思う。
この「山ガール」「釣りガール」現象も、人々の楽しみを増やし、文化を豊
かにするのに一役買っている。男女とも、年代を問わず、こうした新しい動
きに寛容になることが、「社会のクッション」をつくり、結果として強靱な
社会をつくることにつながるのではないか。

Copyright:株式会社情報工場


音楽に参りましょう・・。月下の蘭 ザビアクガート


Tango Delle Rose




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