かみさまの存在

昨日のお散歩会の時に一人のママが

お子さんに、かみさまが守ってくれているよ、かみさまが見てるよ、と

話してあげると教えてくれました。



それは、小さい子どもの心にとって

とても素敵なことだと思います。

良くも悪くも見守っていてくださる存在を

小さい頃から感じていたら、

安心感や自分を客観的に見る力や、

何かを敬う気持ちが養われると思います。



実際、私も自然の中での活動を行っているのは

そのことも大きな目的の一つにしています。

何か、大いなる存在を感じ取ってほしい、

そんな気持ちでいます。

昔の人も「おてんとう様（おひさま）が見ているよ」と教えていたそうです。



そして、お天気の心地よさもあれば

雨の日のしんどさや逆に楽しさや

嵐の日の怖れや、嵐が去った後の静けさや

そんなことが人生にも起こりうる、ということを

身体で感じ取ってほしいと思っているのです。



それが人生。でも、そんな時でも仲間がいるよ、

ということを思い出してほしいのです。

一緒に過ごした友達、慈しんでくれたお母さん、お父さん。

自分ひとりではない、ということ。

たとえ誰もいなくても、大いなる存在が見守っていてくれる

ということを。



思い出してみれば、私も子どもの頃

自然の中で感じ取っていたのです。

孤独な想いをしている時に、一人木に登って

大いなる存在を感じては元気を取り戻していたこと。

そんなことが、今の今も私の一番の力になっています。



どうか、小さい頃、子ども時代を

自然の中でたくさん過ごさせてあげてください。

自然の中の児童館。

そんなところが出来るといいなぁ。

昨日もママ達がため息ついていました。

子ども時代の放課後を建物の中ばかりで過ごすのは

残念過ぎると思うのです。