Rockzy 倶楽部 Ⅱ

♬~私の喜怒哀楽の想い出は音楽と共に~♬

ピンク・フロイドのディビッド・ギルモアのソロ「Live in Gdansk--Time」'06年。リ

2012-09-27 17:58:25 | 音楽 '12 8 ~

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YouTube: [Full HD] David Gilmour - Time - Live in Gdansk
ステージは、冒頭「狂気」から旧A面からの小組曲で開幕して、その後「オン・アン・アイランド」のほぼ全曲演奏、そして後半はフロイド時代の名曲のオンパレードという趣向である。演奏された楽曲では、「オン・アン・アイランド」のタイトル・チューンが良かった。再結成フロイドの延長線上にあるナンバーといってもいいが、ふたりのギタリストが作りだすハイライト・シーンのフロイド的なドラマチックさはやはり良い。同じくフロイド時代の「戦争の犬」をレイドバックさせたような「ディス・ヘブン」もライブならではグルーブ感があり、ブルージーなギルモアのギターをたっぷりと満喫させてくれる。また、これらの楽曲では、比較的地味にミックスされてはいるが、オケが加わっていることで、「覇響」に比べ、もう一段華やかさも増しているとこも楽しいところである。

 フロイド時代の楽曲は、さすがにこれだけ年月が経つと、いささかフロイド色が薄まり、ちとルーズなギルモア作品として再構成されているような趣がないでもないが、そのあたりは「リック・ライト参加」という刻印がファンには格好のアリバイになっているともいえるかもしれない(笑)。ともあれ、「オン・アン・アイランド」にせよ、フロイド時代のナンバーにしても、ギルモア自身のギターは全く衰えていないのはさすがである。元々、早弾きだのジャズ的な名人芸を売りにする人ではなかったものの、随所に披露されるフレーズの艶、浮遊感、官能性といったところは、枯淡の境地などという言葉とはまだまだ無縁な、全くもって「現役感覚」に満ち満ちているのには、全く頭がさがる思いであった。

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