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【重要】翻訳依頼の際の準備について

2009-06-24 12:55:02 | 通訳翻訳・執筆関連サービスご案内
通訳・翻訳部門です。

2009年9月をもって開設5周年を迎えます。
現在市販されている商品ををはじめ、数多くのプロジェクトに参加し、企業・財団活動の一助となれましたことを心より感謝申し上げます。業界は熾烈な戦いの渦にございますが、ご愛顧頂くお客様あってこそ我々があると考えております。

私共通訳・翻訳部門では、法人・団体向けをはじめ、個人で専門活動を行う方に向けてもサポートを継続して行っていきます。今後とも何卒宜しくお願いします。

さて、翻訳をはじめて依頼する場合の準備につきまして、コーディネーターからもご説明を行いますが、ご参考までに掲載します。

翻訳の際、翻訳スタッフにとって最も便利な情報は状況の詳しい説明です。

1.読み手はだれなのか 
翻訳された文書の読み手は企業内の役員か、技術者の技術会議か、それとも一般顧客に向けた配布物なのか。ビジネス文書にも様々な形態、様式がございます。一般ユーザー向けのWeb翻訳と、業界の専門家向けのドキュメント翻訳では明らかに異なってきます。

2.どの国、どの地域で読まれるのか
本土の中国語書式と台湾の書式では書式が異なることもございます。読み手を知る事でより適切な言語タイプを選ぶ事ができます。

3.何を翻訳せずに残すか
ブランド名や商品名、特殊な言語・用法など翻訳すべきでない部分、お客様がそのまま使用したい名詞などは翻訳せずに残す場合、指定をあらかじめお願いしております。多くの企業は企業名を世界市場で統一し、より確実なブランド力をつけています。また商品名など各国の文化・言語に合わせて変更するのであれば、その指定をお願いしたく思います。

4.貨幣と度量衡
ご指定がなければ、原文のままの翻訳を掲載します。現地に合わせる場合、指定をお願いします。

そのほかにも読み手の年齢や世代、地域の文化的特徴など、より多くの情報があればあるほど、より読み手に適した完成度の高い翻訳が出来上がります。

なお、弊会で特にお願いしている「原文の準備」の諸注意について掲載します。

翻訳する原文が準備をお願いしています。誤字・脱字や文法の誤りなどは修正されているか、同音異義語などや漢字の打ち間違えはないか、間違いを極力なくす為にはワードだけにたよらず、実際に他者に読み返してもらう等での対応をお願いします。また原文は「読める状態のもの」をお願いします。音声翻訳でも音声データで聴ける状態のものをお願いします。ご指定がない場合、作業を中断し取り扱いを照会することになりますが、再度解像度の高いものをお送りいただいたり、印刷資料をお送りいただくなどで、納品の遅れに繋がります。解読できない部分の対応のご相談につきましては、作業開始前で早めに行いたく存じます。

弊会での受注は日英翻訳が9割ですが、日本語には同音異義語が多くございます。他言語に翻訳するまえに確認をお願いいたします。納品物が誤字のまま翻訳される結果にならないためにもご協力をお願いします。

翻訳は一度はじまってしまうと、原文に忠実に行われなければなりません。そのため、原文提出後の原文の変更は出来るだけ避けられた方が宜しいかと存じます。実際には原文差し替えが頻繁な案件も承っておりますが、追加料金が発生したり、クライアント担当制で受託を原則としながらも、時期が遅れることによって他の翻訳スタッフ対応になることもございます。ご参考までに記します。

次に「ファイルの準備」についてお伝えします。

翻訳する原文のファイル提出の際は、同時にメール本文にファイルリストを提出して頂けると助かります。ファイルが多い場合はメモ帳等でお送りくださると検品がスムーズで有難いです。これにより、いくつ、どの種の、どの文書やファイルも十分そろっているという確認ができますし、送受信双方が確実な方法でファイルの送受信を行う事ができます。バージョンの違いによってファイルが開けない、解読できないという場合もすぐご連絡いただくことで、対応策を講じるのがスムーズになります。また「ファイル名」ですが、何らかの都合で同じファイルを複数お送りいただく際にも、ファイル名を一定程度は統一をお願いしております。

またWeb翻訳の際は、翻訳したい一部だけのコードやファイルを頂いても全体の文脈や実際のサイトを見ないと適した文章になりにくい傾向がございます。実際に翻訳していくサイトも一緒に参考にさせていただけると、翻訳の完成度をよりよいものに仕上げる事が出来ます。

なお弊会では、機械での翻訳、自動翻訳システムなどは一切使用しておりません。
TradosもIT関連での翻訳者個人レヴェルでの所有はございますが、私共が受託する案件は使用しない形での手作業になりますので、ご了承のほどお願いします。


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