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裁判員制度スタート!

2009-04-14 23:15:49 | りんどう・エッセイ
りんどうです。

裁判員制度については、義務教育でも高校でも、ほとんど「法教育」が行われていない日本で、いきなり制度がスタートしてしまいました。

ただし裁判員の制度になりますよ、というハシリの頃、東京商工会議所の会合には、裁判所から大挙して懇切丁寧な説明をしに、説明員の方々がやってきました。
世田谷支部でおこなったのですが、10名いなかったかな・・・しかし説明員は本当に現場の最前線にいる人々。

というわけで、事業所側にはそれなりにありました。

朝日新聞の推計では有権者5600人に一人の割合で「裁判員」が選ばれるようですが、有罪か無罪かだけでなく量刑にまで影響を与える日本の裁判員が「この人、人相悪いから死刑!」というように感情に流される決断をする怖さがつきまといます。裁判ではどのような論理的思考が必要なのかが問われます。

裁判員制度についてはHPに詳しく記載があり、またキッズページとして、子供用にも用意されています。
http://www.saibanin.courts.go.jp/

制度としては大枠は理解したとして、裁判員制度実施を見据え、法教育も学校内で見直されてくるだろうと思います。

和田中学校元校長・和田先生が新たな取り組みを大阪でしているということで参考までに産経新聞・4月14日付を抜粋します。・・・

大阪府教育委員会が模擬裁判を取り入れた授業を計画していることが13日、分かった。地域の大人らを招いて社会の仕組みを学ばせる授業「よのなか科」の一環で、弁護士資格を持つ橋下徹知事も教壇に立つ。制度が施行される来月21日の前後に、公立小中高校のいずれかで実施する。

 よのなか科は、府特別顧問の藤原和博氏(53)が考案し、昨年春まで校長を務めた東京都杉並区立和田中学校などで実施してきた。府教委は、今年1月にまとめた今後10年間の教育基本方針「『大阪の教育力』向上プラン」の中で「よのなか科の手法を取り入れた授業の充実」という目標を打ち出し、府内の中学や高校で実施している。

 模擬裁判が行われる授業では、客観的事実を判断材料としながら量刑を決める過程を通し、論理的な思考を身につけさせるという狙いもある。

 詳細は今後、藤原氏の助言を受けて決め、どの学校で行うかは市町村教委や各校長と調整する。

 府教委は「弁護士である知事が授業を行えばインパクトも強く、子供たちの意識も高まるのではないか」と期待している。
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