リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

オオアオイトトンボ?

2011-07-24 08:57:18 | 昆虫
オオアオイトトンボ(Lestes temporalis)
体長40-45mm程度、藪の中の薄暗がりの中で一部だけ日が当たっている状態で止まっていたため一部白飛び状態なのをトーンカーブをいじって調節しているので写真が鮮明さに欠けるためオオアオイトトンボとしたが、アオイトトンボかもしれない。
特にアップする程のものではないが、XKBさんの要望でアップする事に








ウスバキトンボ→ショウジョウトンボ未成熟個体

2011-07-24 08:27:00 | 昆虫
ウスバキトンボ→ショウジョウトンボ未成熟個体

ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉、Pantala flavescens)
体長は50mm程度、全身がうすい黄褐色で、腹部の背中側に黒い縦線があり、それを横切るように細い横しまが多くあり、翅は薄く透明で、体のわりに大きい。
成熟したオスで背中側にやや赤みがかるものもいる。
ウスバキトンボは寒さに弱く、まず南日本で発生し、世代交代を繰り返しながら、季節の移ろいとともに日本を北上してゆく。
秋の訪れを告げるように、お盆の頃に成虫がたくさん発生することから「精霊とんぼ」「盆とんぼ」などとも呼ばれる。

*** 追記 ***
ふるや_ま さんのコメントでウスバキトンボではなくショウジョウトンボ未成熟個体と判明。
ショウジョウトンボは全身真っ赤のイメージが強くて、未成熟個体など考えもしなかった。
最初にこれだと思い込むと、他のものが目に入らなくなるが、今回もそんな感じで種名を間違えた。
注意しているつもりでも忘れた頃に同じようなポカをする事がある。








オオクモヘリカメムシ

2011-07-24 07:58:16 | 昆虫
オオクモヘリカメムシ(Anacanthocoris striicornis)
体長20mm程度、大型で細長く、体色は緑、前翅は黒褐色、触角は褐色だが第四節の基部側半分が白色に見える。
ホストはネムノキだが成虫はカキ、ミカンなど果樹の若い果実の汁を吸うことがある。
近くにネムノキがあるので、此処では毎年見られる。








イネホソミドリカスミカメ

2011-07-23 08:16:45 | 昆虫
イネホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)
体長4-6mm程度、背面に点刻のない淡緑色の細い体で、触覚は赤みをもち、触覚代1節に3本の鮮紅色のストライプがある。
このストライプが確認できれば同定は容易だが、ストライプが不鮮明な場合はヒメホソミドリカスミカメと混同しやすい。
イネ科植物を加害し、斑点米を産出させる重要害虫として知られており、以前はアカヒゲホソミドリカスミカメと呼ばれていたが名前が長いという事でイネホソミドリカスミカメへの改称を提案され、それにならって和名が変更になったが、それでも長い名前である。










ゴマダラチョウ

2011-07-21 04:46:54 | 昆虫
ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶、 Hestina persimilis japonica )
前翅長35-45mm、翅は前後・表裏とも黒褐色の地に大きな白斑や帯模様が散在しており、和名もここに由来する。
ホストはエノキ。
近年、放蝶された中国大陸産のアカボシゴマダラが増殖して生息域を拡大するのに伴い、生態的に競合する本種が減少していると思われる。








ヨツボシヒョウタンナガカメムシ

2011-07-20 11:28:13 | 昆虫
ヨツボシヒョウタンナガカメムシ(Eucosmetus pallicornis)
体長6-7mm程度、中胸背板に白斑が4つある瓢箪の様に体にくびれのあるカメムシ。
暫く前から幼虫がタイヌビエにいるのを確認していたが、成虫が見当たらなかったので保留としていたものだが、漸く成虫も出現したのでアップすることにした。







種々な大きさの幼虫が混在して見られた。



終齢幼虫


クロコノマチョウ

2011-07-19 08:04:56 | 昆虫
クロコノマチョウ(黒木間蝶、Melanitis phedima)
ジャノメチョウ科のなかでは大型のチョウだが、翅の色が表面裏面共に茶褐色から黒褐色で、雑木林等の薄暗い場所を好むため、目立たない。
薄暗い城跡の崖を何かいないかと覗き込んだら、急に飛び出してきて直ぐ近くにとまり直したので撮ることが出来た。
飛び出した場所には30cm程度まで接近して覗いていたのに、全く見えなかった。