晴登雨読

山と自然を楽しみ、より良き社会を望む自由人。
飛騨 鈴鹿 大峰など日本百名山から里山まで山の魅力と美しさを記録する。

尾瀬のランドマーク「燧ヶ岳」の紅葉

2017-10-25 19:16:59 | 東北の山
尾瀬のランドマーク、東北最高峰の「燧ヶ岳」の秋を楽しむ山旅に出かけた。福島・檜枝岐村の御池登山口からの燧ヶ岳登山は、広沢田代と熊沢田代の2つの湿原を経て山頂に至る変化に富んだコースである.
頂上からの展望は、眼下に尾瀬沼と尾瀬ヶ原広がり、燧ヶ岳の双耳峰である「柴安嵓」が眼前に迫るとともに尾瀬ヶ原の奥には至仏山が聳える絶景が広がる。燧ヶ岳頂からの下山は、尾瀬沼をめざして「長英新道」を下り大江湿原へ至るルートを取った。その大江湿原は、周囲の木々の紅葉と湿原の草紅葉が進み、もう晩秋の風景であった。

福島・桧枝岐温泉・ますや旅館
前日の「会津駒が岳」への山行後、桧枝岐温泉の「ますや旅館」にお世話になった。2日間の連泊であったがイワナや山菜料理を堪能させてもらった。
また、タイミングよく村のスタンプラリーに参加でき「燧の湯」の利用や道の駅での買い物で2000円のキャッシュバックを頂くことができた。


青空に紅葉が映える御池から「燧ヶ岳」へ
尾瀬御池駐車場が満車となって、七人の臨時駐車場からシャトルバスで御池へ、その御池駐車場の一番奥まった「燧裏林道」の登山口から8時20分、登山開始です。


黒クロとした火山灰土のぬかるみと岩の急勾配の登山道を1時間登りつめると広々とした広沢田代の湿原に出ます。


広沢田代から、昨日の登った「会津駒が岳」方面を望む。


広沢田代には草紅葉が広がり、点在する池塘に澄み切った青空が映える絶景が広がっていた。

草紅葉と池塘、それに映える栂と青空。


あたりの広葉樹も紅葉の盛りです。


草紅葉の中に伸びる木道、その先に目指す燧ヶ岳が青空に映える。


2つ目の湿原、「熊沢田代」は、池のほとりにベンチが設置され絶好の休息地です。


熊沢田代の大きな池塘に映える草紅葉とスカイブルー。


登山口から3時間10分で燧ヶ岳頂上に到着です。
眼下に広がる尾瀬ヶ原、右に聳えるのが燧ヶ岳の双耳峰である「柴安嵓」


頂上の南側眼下に広がる「尾瀬沼」、下山はこの尾瀬沼をめざして下る。


眼前に迫る「柴安嵓」と、その頂に至るルート上には登山者がびっしりと張り付きます。


尾瀬沼です。


尾瀬湿原の向こう聳える「至仏山」、向かいの山肌に登山道が続く「柴安嵓」
頂上でひと時休息と昼食をとって12時40分、下山開始です。


急こう配の「下り道」、尾瀬沼に向かって下降です。


下りだして〇分、ミノブチあたりから燧ヶ岳の双耳峰の頂を振り返る。


だいぶ下って尾瀬沼が大きく迫ります。


頂から下り、延々と続く樹林の中の長英新道を歩くこと2時間20分。尾瀬沼の長英新道分岐まで下ってきました。遠くに尾瀬沼と大江湿原の草紅葉が広がります。


広葉樹の紅葉、湿原の草紅葉、盛りが過ぎて秋の終わりです。


大江湿原の真ん中、尾瀬沼をバックに記念写真。


大江湿原はもう晩秋の風景です。草紅葉と紅葉の絶景です。


尾瀬沼に夕日が沈み、草紅葉と尾瀬沼が輝きます。


大江湿原の木道左には、今日、登ってきた「燧ヶ岳」を振り仰ぐ絶景です。


もう、夕日が尾瀬沼に沈みました。


そして、草紅葉の木道の行く手が帰路となる「尾瀬沼山峠」方向です。

紅葉の会津駒が岳

2017-10-21 16:24:22 | 東北の山
 尾瀬の北方にそびえる標高2133メートルの「日本百名山」にも選ばれた名峰。たおやかな稜線の山頂付近一帯は広大な湿原が広がり、地溏がちりばめられ山頂は草原状で丸みを帯びた女性的な会津駒が岳、紅葉真っ盛りの10月上旬に出かけた。北陸道を経て関越道の小出ICから国道352号と奥只見シルバーラインを経由して桧枝岐温泉へ向かった。352号線は「酷道」と称され、奥只見シルバーラインも坑道のようなトンネルの連続で恐怖すら感じる道路である。
 夕刻、桧枝岐温泉の旅館に着くが雨脚が激しくなり明日の登山は「雨の中」と覚悟を決めたが、翌朝、日差しが差し有りがたいことに晴れ渡った。
 翌朝、8時に会津駒ヶ岳・滝沢登山口をスタートした。紅葉が一段と鮮やかになりつつあるブナ林を登ること3時間で、駒の小屋に到着、ここで早目の昼食を済ませ、草紅葉の木道を進み会津駒ヶ岳へ12時30分に登頂、さらに、山頂から木道を進むこと30分で中門岳に到着。休息の後、来た道を戻り会津駒が岳の山頂を迂回して駒の小屋を経由して16時10分に無事、滝沢登山口に下山した。ふもとから駒ヶ岳山頂に至る紅葉と草紅葉を堪能できる登山となった。

恐怖を感じる奥只見シルバーラインの隧道


きた道・352号線を振り返り、只見湖を望む


酷道352号線沿いの「平が岳」登山口


翌朝、夜中の大雨にもかかわらず、雲間から薄日が差し込む天候の中「滝沢登山口」からスタート


ふもとから紅葉が徐々に濃く色づいている






紅葉の林から「駒ヶ岳」山頂を望む




駒ヶ岳の山頂が視界に開ける


紅葉の林を抜けると「駒の小屋」が


山頂を眺めながら駒の小屋ベンチで昼食


昼食後、山頂めざし出発、駒の大池に映り込む登山者の姿が美しい


12時30分「会津駒が岳」山頂に到着。


草紅葉の中の木道を進み「中門岳」をめざす




草紅葉の中に池塘が広がる

ワタスゲも


13時に「中門岳」に遅着。大きな山頂標識には、「この辺りを中門岳」というとあった。大きな池塘があり山頂でありながら窪地に


駒の大池と駒の小屋に引き返す


駒の大池と駒の小屋


下山開始です




午後4時10分 「登山口」へ無事下山