晴登雨読

山と自然を楽しみ、より良き社会を望む自由人。
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師走・熊野古道を巡った

2014-12-08 19:01:24 | 熊野古道
2014年12月08日(月)
「山の会」の年末恒例となった「熊野古道」をめぐる旅に参加した。
 初日は、三重県熊野市のJR大泊駅からスタートし泊観音ー大吹峠ー波田須神社ー徐福の宮をめぐるコースを回り、車で那智勝浦町に移動し国民休暇村・那智勝浦に宿を取った。
 2日目は、JR那智駅からスタート。補陀洛山寺から尼将軍供養塔ー市野々王子ー大門坂ー那智大社ー青岸渡寺ー那智の滝を巡った。
 今回の熊野古道めぐりで幸運にも平安時代の旅装束を身に着けた女性に大門坂で出会い、まるで「1000年前の熊野古道」を思わせる風景をカメラに収めることができた。

泊観音手前の熊野古道


熊野古道から熊野灘を望む


猪除けの石垣が続く、大吹峠手前の熊野古道


大吹峠、道の先が波田須方面への下り道


波田須神社前の徐福茶屋から熊野灘


徐福の宮
 秦の始皇帝の命により「不老不死の妙薬」を求めて渡来した徐福。この地にたどり着いて、様々な技術と文化を伝えたとの伝説が。


2日目は補陀洛山寺から那智の大滝へ
浜の宮王子


尼将軍供養塔をへて那智山へ向かう


市野々王子
市野々王子は、市野々の町内にあるが、このあたりは3年前の集中豪雨によって大きな被害をこうむった地域である。今でも土石流の痕跡をとどめ砂防堰堤の建設が各所で進められている。再建された真新しい民家とともに被害を受けた民家がそのままとなっており痛々しい限りである。



大門坂入口の夫婦杉
大門坂入口の夫婦杉で平安時代の旅装束姿の女性に偶然出会った。千年前の「熊野古道」にタイムスリップしたかの光景である。






1000段以上続く、大門坂の石畳


大門坂を登りづめれば、那智大社と西国33番札所の「青岸渡寺」
その青岸渡寺から那智の滝を遠望する。


今回の「熊野古道を巡る旅」のゴール。那智の大滝